『シラノ』通信
3月17日(火)
歌稽古。まずは朝海ひかるさん。
朝海さんは『トライアンフ・オブ・ラヴ』『エリザベート』と、180度異なるキャラクターを鮮やかに演じ分けた(『Calli』は未見です、ゴメンなさい)。そして今回はロクサーヌである。プリンセス・レオニードともエリザベートとも異なる、朝海さんの瑞々しい一面がご覧いただけるのではないかと思う。
ロクサーヌにはロマンティックなデュエットや情熱的なラヴ・ソングなど、ミスター・ワイルドホーンらしいダイナミック、且つ繊細なナンバーが幾つも用意されている。それぞれが、ロクサーヌの中で大きくうねり変化する感情の表れである。
ストーリー上、彼女には人生の重大事が立て続けに降りかかる。それは喜びであったり、悲しみであったり、或いは尊敬であったり、不安であったり……、それらがみな素晴らしいミュージカル・ナンバーとなっているのである。
朝海さんの後は、昨日に引き続いてコーラス稽古。
昨日音取りしたM1をさらい、続いて2幕幕開きのナンバーを当る。更にその後、ラグノーを囲む女性たちのパートを稽古。
ミュージカル『シラノ』の歌唱指導は林アキラさんである。アキラさんは今回出演者も兼ねているので、二足の草鞋で昨日も今日も結構忙しい。が、歌稽古はアキラさんの人柄同様、穏やかで丁寧で、着実に進んでいる。
頼りにしています。
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