卒業式 そして『シラノ』通信
3月23日(月)
東宝ミュージカルアカデミー3期生の卒業式。
卒業公演『レ・ミゼラブル』も無事に終え、今日を持って3期生の全カリキュラムは終了する。
卒業後の進路は様々である。すでに大きな舞台の決まっている者もあれば、全くの白紙状態な者もあろう。現実の俳優への道は過酷である。が、どうかこの1年間のことを忘れないで欲しい。この1年間の苦しさ、悔しさ、そして仲間たちのことを思い出せば、どんな困難も乗り越えることができる筈である。
君たちの前には無限の未来が広がっている。卒業おめでとう。
『シラノ』は今日も歌稽古。
まずは浦井健治さん。浦井さんは中河内さんとダブルキャストでクリスチャンを演じる。
現在『回転木馬』の本番中である浦井さんはワイルドな出立ちで現れた。『シラノ』の後も『ダンス オブ ヴァンパイア』『ヘンリー6世』と、今年の浦井さんは舞台が途切れる暇がない。とても充実した1年になるだろう。
続いて鹿賀丈史さんの登場。
鹿賀さんとは昨日もトークセッションでご一緒だったが、とにかくこの作品に夢中、と言った様子である。シラノ役は全編ほぼ出突っ張りで、台詞もミュージカル・ナンバーも膨大である。鹿賀さんが「夢中」なのには恐らく2つの意味があって、ひとつはこの作品とキャラクターをこよなく愛しているから、もうひとつは覚えることが余りにも多過ぎるから、であろう。
がんばれ鹿賀さん!
そして最後にコーラスの歌稽古。
コーラスと言っても、このグループにはシラノの友人ル・ブレ役を演じる戸井勝海さんや光枝さんも含まれている。『ジキル&ハイド』同様、このカンパニーの歌唱力は抜群に高い。
充実した舞台になるだろう。
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