『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
10月31日(金)
稽古場2か所を使用して、振り付けと歌稽古を同時進行。
既に私の留守中に色々な人の稽古が始まっていたのだが、今日は島谷ひとみさんと山崎育三郎さんのダンス・ナンバーの振り付けから。
山崎さんの役は、鹿賀さん扮するジョルジュの一人息子、ジャン・ミッシェルである。ジャン・ミッシェルには現在熱愛中の恋人アンヌがいて、それが島谷さんである。
ある日、ジャン・ミッシェルがアンヌとの結婚をジョルジュに願い出たことが『ラ・カージュ・オ・フォール』での大混乱のそもそもの始まりで・・・。
今日振り付けたのは、ジャン・ミッシェルが父親に「アンヌほど素晴らしい娘はいない」と熱く語るナンバー「アンヌと腕を」。アンヌのちょっぴりバレエっぽいダンスが2人の幸福ぶりを軽やかに伝えてくれる素敵なナンバーである。
お2人のナンバー後は「フィナーレ」のカジェルたちの振り起こし。半月掛かってようやくフィナーレに辿り着いた。
プリンシバルさんたちの歌稽古も始まっている。
今日の一番手は林アキラさんと園山晴子さん。お2人は、ジョルジュとアルバンの行きつけのカフェのご主人と奥様、ムッシュ・ルノーとマダム・ルノーである。
歌稽古の二番手は香寿たつきさん。タータン(香寿さんの愛称)は、サントロペの超高級レストラン「シェ・ジャクリーヌ」のオーナーで、ジョルジュとアルバンの古い友人ジャクリーヌを演じる。
そしてシンガリは、『ラ・カージュ・オ・フォール』の主人公ジョルジュ、鹿賀丈史さん。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は、中年に差し掛かかった妻子持ちの男が、ちょっとした判断の過ちから長年連れ添った最愛の妻を裏切らなければならない羽目になり・・・、と言う風にストーリーが展開する。その妻子持ちの男が鹿賀さんで、長年連れ添った妻が市村さん、そして甘えん坊の息子が山崎さんである。
『ラ・カージュ・オ・フォール』はシチュエーション・コメディとしても大変よくできている。ジョルジュは人生最大の危機にどう立ち向かうのか、果たしてこのファミリーに幸せは訪れるのか、ハラハラドキドキの連続である。
大笑いして、ホロリとして、幕が下りる時には心が温かくなっている。『ラ・カージュ・オ・フォール』はそんなミュージカルなのである。
稽古後はミュージカル『シラノ』のミーティング。
『シラノ』は新しいチラシが出来上がっている。もうご覧になられたであろうか。私は帝劇で目にしたが、色々な所で入手可能だと思われる。
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コメント
『ラ・カージュ・オ・フォール』通信、とっても興味深いです!!

大笑いして、ホロリとして、心が温かくなる!! 素敵ですね。 来月の上演がとっても待ち遠しいです
お稽古、順調に進みますように
『シラノ』もとっても楽しみにしています

新しいチラシ持っている方をお見かけしましたが、まだ入手していません。近いうちに探しに行きます
投稿: yun | 2008年11月 2日 (日) 01時39分