『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
11月12日(水)
1幕の幕切れをさらい、2幕1場を当る。
1幕の幕切れはアルバンの歌う「ありのままの私」である。1幕幕開きのミュージカル・ナンバーが「ありのままの私たち」で、ここでは同じメロディが見事に変奏されている。
2幕1場はジョルジュがアルバンに男らしく振る舞うコツを教え込むユーモラスな場面である。ここにはダイナミックなダンス・ナンバー「男のレッスン」がある。
演劇情報誌「シアターガイド」に「ブロードウェイ・レジェンド――プロの真髄」と言う連載ページがあり、現在発売中の12月号では『ラ・カージュ・オ・フォール』の作詞・作曲を担当したジェリー・ハーマンが取り上げられている。11月号からの前・後編の記事だが、今月号の後編ではタイムリーに『ラ・カージュ・オ・フォール』のことが取り上げられている。
『ラ・カージュ・オ・フォール』日本初演時の演出補で、現在ではプロデューサーを務めていらっしゃる宮崎紀夫さんによれば、ジェリー・ハーマン氏は来日され、帝劇公演をご覧になったのだそうである。私は初耳で、今回そのことを宮崎さんから伺って初めて知った。
稽古の休憩時間に、稽古ピアニストの國井雅美さんに色々なミュージカルの楽曲を弾いて貰ったりして息抜きをしているのだが、そのプチ演奏会のために、カジェルのひとり、オデットを演じている香取新一さんがジェリー・ハーマンのミュージカル『メイム』の楽譜を持って来てくれた。楽譜に記載されている『メイム』ブロードウェイ初演時の出演者連名を眺めていたら、なんと『ラ・カージュ・オ・フォール』の振付者スコット・サーモンの名前が。
色々な所で繋がっているんですねえ。
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