『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
11月10日(月)
歌稽古。
芝居の稽古がある程度進行したので、今日はコーラスの約束事やニュアンスなどを再確認するための歌稽古。
改めてコーラス・パートだけを聞くと、このミュージカルがどれほど丁寧に作られているかが良く分かる。ジェリー・ハーマンによる楽曲の素晴らしさだけでなく、コーラスやダンス・ナンバーのアレンジ、オーケストレーションが素晴らしいのである。
ここ数年、日本でもミュージカルの上演はかなり盛んになって来たが、こういう部分は未だにブロードウェイには敵わない。人材の層の厚さが違うのである。
歌稽古と並行して市村さんの衣裳合わせ。艶やかな市村ザザをどうぞお楽しみに。
そして歌稽古の後はプログラム用の扮装写真の撮影。
森公美子さんは1985年の帝劇初演より『ラ・カージュ・オ・フォール』に出演されている。そしてチラシやポスターの森さんの写真は、その初演の時に撮影された物が何故か今までそのまま使われて来た。さすがに「あんまりだ」という話になって、晴れて22年振りに森さんの写真が撮り直された。プログラムをお求めの時は現在の森さんをお見逃しなく。
そして、むくつけき(失礼!)男性出演者たちを麗しいカジェルたちに変身させて、その写真も撮影。写真は後世に残る物であるし、舞台よりも格段にクローズ・アップで見られる物なので、ヘア・メイクのチームが入念に、腕によりをかけてメイク・アップ。その出来上がりもプログラムでどうぞ。
稽古を終えて新宿村Liveへ。東宝ミュージカルアカデミーの卒業生の中から選ばれた「アドバンス・コース」の生徒たちによる公演を見る。
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