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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

11月1日(土)

  今日も振り付けと歌稽古を同時進行。

  今日の歌稽古は鹿賀さん、そして市村さん。
  ジェリー・ハーマン作詞・作曲のミュージカル・ナンバーは  『ラ・カージュ・オ・フォール』の大きな魅力のひとつである。次々と登場する楽曲の全てが素晴らしい。
  ジェリー・ハーマンの代表作と言えば何を差し置いても『ラ・カージュ・オ・フォール』であろう。が、その他にも『ハロー・ドーリー!』『メイム』と言う、映画化された2本の大ヒット作を持っている。『ハロー・ドーリー!』のブロードウェイ初演は、当時のロングラン記録を塗り替えた。
  ジェリー・ハーマンは日本でも宝塚歌劇団の『ブロードウェイ・ボーイズ』のタイトル・ソングを手掛けている。『ブロードウェイ・ボーイズ』は、当時月組のトップスターであった涼風真世さんのさよなら公演であった(ちなみに私は東京公演の舞台監督であった)。

  そのジェリー・ハーマンによる名曲の数々を、鹿賀さんと市村さんで聞くことができる幸せ。
  今回が初ラ・カージュの鹿賀さんは少しづつゆっくりと、メロディ・ラインや譜割り、歌詞の内容や歌い手の気持ちなどを確認するように歌っている。
  9年ぶりのラ・カージュとなる市村さんは、歌い始めると体が色々なことを覚えているらしく、歌稽古の筈が既に芝居の稽古の様である。
  私は、お2人の歌を聴きながら、舞台監督を務めていた11年前の様子をまざまざと思い出していた。音楽の持つマジックであろう。

  体育館チームは「フィナーレ」の振り起こしがほぼ完了。あ、でもまだ2幕幕開きの「男のレッスン」が残ってた。

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