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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

10月24日(金)

  本日も振り起こし。2つ目のレビュー・シーンの内、「鳥」セクションの振りを起こす。

  この2つ目のレビュー・シーンは15分に及ぶ大ナンバーである。
  ジョルジュによるイントロダクションに始まり、ザザ(アルバン)の歌う「ラ・カージュ・オ・フォール」、さらにそこに極楽鳥(?)に扮したカジェルたちが加わり、更にカジェルたちのカンカン、着替えたザザが戻って来て再び「ラ・カージュ・オ・フォール」、そしてハンブルクのハンナたちのジャングル・タンゴへと至る、めくるめく15分である。
  この内、2回目の「ラ・カージュ・オ・フォール」に絡むカジェルたちの振りは既に21日に起こした。今日は極楽鳥たちの振り起こしであった。

  『ラ・カージュ・オ・フォール』はとにかく劇中劇(レビュー・シーン)がよくできている。
  幕開きの「ありのままの私たち」、アルバンが歌姫「ザザ」に変身する「マスカラ」、そして上記「ラ・カージュ・オ・フォール」、1幕の幕切れ「ありのままの私」、そして2幕の文字通りの「フィナーレ」である。
  今回、ニュー・プロダクションになってもスコット・サーモンによるオリジナルの振付を使用するのは、それこそが『ラ・カージュ・オ・フォール』の魂だと思うからである。『ウエストサイド物語』や『屋根の上のヴァイオリン弾き』が新演出になってもジェローム・ロビンズの振付を残しているのと同じ考え方なのである。

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