『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
10月19日(日)
歌稽古。歌唱指導は北川潤さんである。
北川さんは日本のミュージカルに於ける歌唱指導の第一人者である。私の初ブロードウェイ・ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の時にも歌唱指導をしてくださった。以来『ローマの休日』『ジキル&ハイド』『ミー&マイガール』『ウェディング・シンガー』などでご一緒して来た。
「音楽に乗り難い日本語」をそう感じさせないためのテクニックや、「いかにも専門的な訓練を受けた」様に聞こえさせない声の出し方など、ミュージカルを「特殊な演劇」にさせないために北川さんの果たしている役割はとても大きい。
特に上記の様な作業は観客には気付かれ難いことなので、ここで特に強調しておきたいと思う。
ところで、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場は、『ミー&マイガール』や創作舞踊劇場公演『予言』の稽古でもお世話になった、元小学校の体育館である。ここは体育館以外にも各教室が稽古場になっているので、連日いろいろな演劇人と遭遇する。
前回まで『ラ・カージュ・オ・フォール』の演出を担当されていた垣ケ原美枝さんにもお目に掛ったし、劇団のワークショップ(?)中であったラッパ屋の鈴木聡さんにも。
『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』『ハゲレット』でご一緒した湯澤幸一郎さんの演出風景も見学させていただいた。湯澤さん、差し入れありがとう。
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