『どんまいマインド』通信
9月29日(月)
稽古13日目。
昨日手をつけた場面を中心に、後半部分のおさらい。『どんまいマインド』の全体像がようやく見えてきた感じ。
稽古後は声の録音。録音された「声」が色々な場面で登場する作品なのである。
9月29日(月)
稽古13日目。
昨日手をつけた場面を中心に、後半部分のおさらい。『どんまいマインド』の全体像がようやく見えてきた感じ。
稽古後は声の録音。録音された「声」が色々な場面で登場する作品なのである。
9月28日(日)
稽古12日目。
ウォーミング・アップのメニューが一段とハードになる。こんなに肉体のことに気を使って過ごした日々がかつてあっただろうか。
稽古はようやくラストシーンまでたどり着いた。ちょっと安心。
『青猫物語』が無事千穐楽。関係者の皆さん、お疲れ様でした。そして、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
シアタークリエで、またこういう作品をやりたいなあ。
9月27日(土)
稽古11日目。
後半部分の真ん中あたりを稽古。
『どんまいマインド』では、出演者が本来の役の他に2役も3役も演じることは以前にも記したが、その2役目、3役目のキャラクターがなかなか定着せず、苦労している人が何人かいる。
そのシーンを稽古する度にキャラが変化してしまったり、演じている自分が途中で吹き出してしまったり・・・、最終的にどんなキャラクターが舞台に登場するのか、まだ誰にも分からない。
9月25日(木)
日大芸術学部演劇学科の後期の授業が始まった。
毎年書いていることだが、大学生の夏季休暇は長い。2ヵ月半である。社会人になったら「自由時間2ヵ月半」なんてことはまずあり得ない。と言うことは、この2ヵ月半は、様々な新しいことに挑戦することが可能な、学生だけに与えられた実に貴重な特典なのである。
2ヵ月半は決して短くない。ここを有効に活用した学生と惰性で過ごした者とでは大きく開きが出て来るだろう。今年の夏休みを無為に過ごしてしまったと自覚するならば、来年こそは、日常では体験できないような何かに挑戦して欲しいと思う。
午後は『どんまいマインド』の稽古場へ。稽古10日目。
稽古も後半部分に突入。2役目、3役目の、不思議なキャラクターが続々登場し、稽古場に笑いが絶えない。
明日は稽古OFF。なのでその分、稽古前のウォーミング・アップも稽古後のクール・ダウンも、今日はいつも以上にハード。
明日の朝が思いやられる・・・。
9月24日(水)
稽古9日目。
今日のウォーミング・アップ(ストレッチ&筋トレ)はきつかった。
そもそもが運動らしい運動から何年も遠ざかって過ごして来た私(や演出助手の大江君)である。俳優の皆さんに交じって、俳優の皆さんと同じメニューをこなすことにそもそも無理がある。
なんか、一日一日内容も本格的になって行くし・・・。もはや洒落で参加して、お茶を濁していれば済むレベルではない。全身筋肉痛である。
稽古後は『ラ・カージュ・オ・フォール』の舞台美術打ち合わせ。
今日はショー・シーンの美術についての打ち合わせなので、振付の「マジー」こと真島茂樹さんにもご足労いただき、、美術デザイナーの田中直樹さん、演出助手の落石明憲さん等と意見交換。
9月23日(火)
稽古8日目。
現在全体の半分当たりを稽古中。
『どんまいマインド』の主人公は、パイナップル園を大嵐で失った元社長と従業員の7名である。その7名が、自分たちの新たな居場所を求めて旅に出る寓話の様なコメディで、旅先での様々な出来事が短い場面の積み重ねで展開する。旅先で出会う大勢の人々は、7人の出演者が2役、3役・・・兼任で、早替えで務めて行くのである。
9月22日(月)
『どんまいマインド』の稽古は休み。なので久し振りにシアタークリエへ。
2週間振りに観た『青猫物語』はとても素敵な芝居になっていた。特に2幕がしっとりとしていい雰囲気であった。
開演前に、出演者の中でブームになっていたカレーうどんの店(出演者のブログを参照のこと)に行ってみたのだが、何とお休み。日比谷に通い始めて24年、なのに入ったことのなかったお店だったのでちょっと楽しみにしていたのだが・・・、残念。
9月21日(日)
稽古7日目。
『どんまいマインド』を検索すると、「世界的な科学者が引退して、今は建具屋を継いでいる。そこに世界各地から教え子が集まって来て・・・」と言うストーリーと、「大嵐で壊滅したパイナップル園を後に旅に出た江田五郎と仲間たちは・・・」と言う別のストーリーの2つが引っ掛かる。
結論から言うと、『どんまいマインド』のストーリーは後者である。
前者はまだ台本が未完成だった段階での情報で、台本ができてみたら後者の話になっていた、のである。つまり『どんまいマインド』は、Doris & Orega Collectionの第1作であった『エデンの南』の続編的内容になったのである。
と言っても『エデン・・・』を観ていない方にも問題なく楽しめるコメディである。ご安心ください。
9月20日(土)
稽古6日目。
毎日稽古前に、出演者一同がストレッチと筋トレをしているのだが、その所要時間が少しづつ長くなっている。つまり段々と内容が本格的になっているのである。因みに、ストレッチのコーチは松田美由紀さんで、筋トレのリーダーは西村雅彦さんである。
始めた翌日は、早速「色々な部位が痛い」と言う声が参加者から上がっていたのだか、私と演出助手の大江君も何故か昨日から参加することになってしまい・・・、今日は色々な部位が痛いです。
9月18日(木)
稽古4日目。
昨日やったシーンを少し直し、その続きを作る。そして新しいシーンも1つ。
少しづつではあるが、この作品のスタイル、と言うか、方向性が見えて来た感じ。
9月17日(水)
稽古3日目。
幕開きより3シーンを稽古。
3シーン目で登場人物全員がそろうのだが、7人が好き勝手なことをしゃべりながら動き回るので、なかなか「正解」の位置関係が見つからない。あれやこれやいろいろ試してみるのだが、時間切れ。続きはまた明日。
9月15日(月)
『どんまいマインド』稽古2日目。
『どんまいマインド』は橋本二十四さん作のコメディである。二十四はそのまま「にじゅうし」と読む。もちろんペンネームであるが。このシリーズ(Doris & Orega Collection)の前作『エデンの南』も『大騒動の小さな家』も橋本さんの作であった。
『どんまいマインド』の稽古後は『ラ・カージュ・オ・フォール』の舞台美術打ち合わせ。
明日は稽古OFF。
9月14日(日)
『どんまいマインド』の稽古が始まった。
『どんまいマインド』は、西村雅彦さんが企画とプロデュースに名を連ねるシリーズの第4弾で、私はこれまでに『エデンの南』(2002年)と『大騒動の小さな家』(2004年)の2本に参加させてもらっている。
西村雅彦さんは出演も兼ね、西村さんの他には金子貴俊さん、市川由衣さん、脇知弘さん、中丸新将さん、芳本美代子さん、そして松田美由紀さんが出演する。西村さんと中丸さん以外の方とは私は初めてご一緒するので、まずはそれが楽しみである。
9月5日(金)
初日。
今日は19時開演である。が、その前に、13時より昨日に続いて2回目の通し舞台稽古(ゲネプロ)。昨夜一度やっているお陰もあってか、上手く力も抜けて良い感じであった。
その後、17時より舞台にて初日のお祓(はら)い。そしていよいよ恋愛喜劇『青猫物語』開演。
1幕は舞台上にも緊張感が漂い、それが客席にも伝わっている風であった。みんな丁寧に演じてはいるが、芝居もいまひとつ弾みきれていない様子であった。
休憩後の2幕では、打って変わって様々なことが大変スムーズに進行した。そして、終わってみれば「まずまず」の良い初日であったと思う。
終演後、マキノノゾミさんと祝杯を挙げる。
マキノさんは「楽しい」「懐かしい」を連発されていた。それはそうであろう。丹精して世に出した自作が、12年の歳月を経て、こうして装いも新たに甦ったのだから。
マキノさんの本当に嬉しそうな顔を見ることができて、私もようやく肩の荷を下ろした気分になった。
これで『青猫物語』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。これから先は公式ページのミーちゃんブログや、出演者の皆さんのブログなどでお楽しみください。
恋愛喜劇『青猫物語』は9月28日(日)まで、日比谷のシアタークリエにて上演中である。ぜひご来場ください。
次は『どんまいマインド』通信。1週間後位から始める予定です。
9月4日(木)
朝から照明デザインの続き。舞台稽古の続きは午後イチから。
2幕1場中盤からラストシーンまでを順番に場当たり。その後18時30分開始予定を30分押して(遅れて)通し舞台稽古(ゲネプロ)。何はともあれ、頭から終りまで、本番同様に通した。
が、スタッフワーク(特に照明のデザインが)まだ完全には仕上がっておらず、明日の昼間に再度ゲネプロを行うことに。もっとも、これは以前より予定していたメニューであるが。
ゲネプロ後は客席ホワイエにて超スピードで駄目出し。更にその後、照明デザインの直しを深夜まで。辛抱強くお付き合いくださった照明デザイナーの宮野さん、照明チーム、そして演出部の皆さんに感謝。
恋愛喜劇『青猫物語』初日まであと1日!
9月3日(水)
舞台稽古1日目。
午前中は照明デザインや音響の調整。舞台稽古は午後イチから。
舞台裏表のオリエンテーションを簡単に行った後、プロローグから場当たり。今までの稽古場には実在していなかった「扉」や「階段」周りのことを特に丁寧にあたりながら2幕1場の前半までを稽古。ようやく芝居を離れた距離から見られる日がやって来た。
舞台稽古終了後は引き続き照明、音響などのスタッフワークを時間まで。
素敵なセット、素敵な衣裳、素敵な照明に素敵な音楽。いい感じに仕上がりそうである。
恋愛喜劇『青猫物語』初日まであと2日。
9月1日(月)
稽古場最終日。
稽古前にシアタークリエに顔を出す。
舞台では照明チームが機材の吊り込みの最中であった。照明デザイナーの宮野さんと演出部の西村さんが、まだ何も飾られていない舞台で寸法出しをしていた。
稽古場では最後の通し稽古。
1幕も2幕も1時間03分台の快ペースであった。良い兆候である。通し稽古後は駄目出し、そしてカーテンコールを作る。更にその後、3シーンほど抜き稽古。
稽古を終えてシアタークリエに舞い戻る。
客席を覗くと、既にセットの建て込みが終わっていた。想像していたよりかなり早い! 美術デザイナーの中根さんが作ってくれたミニチュアと寸分違わない、素敵なセットである。大道具チームの皆さん、ありがとうございました。
今日は時間まで照明のフォーカス合わせ。並行して小道具を飾ったり、お弁当を頂いたり。今回はワンセットだからだろうか、どのセクションにも余裕が感じられるのは。
そして『ダンス オブ ヴァンパイア』の再演が発表された。詳しくはこちら。
恋愛喜劇『青猫物語』初日まであと4日。
8月31日(日)
舞台『フラガール』が名古屋・御園座で千穐楽を迎えた。
このブログの読者にはもうお分かりであろうが、私は千穐楽には顔を出していない。果たして何事もなく無事に幕は下りたのであろうか。カーテン・コールは盛り上がったのかなあ。
何はともあれ、ご観劇くださった皆さんに心より御礼申し上げたい。そしてキャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。いつの日か、皆さんと再び仕事ができる日が来ます様に。
さて、『青猫物語』。今日は衣裳を着けての通し稽古。更にその後、衣裳無しで2回目の通し稽古。
上演時間は1幕、2幕共に1時間04分~05分に落ち着きそうである。これに20分の幕間休憩とカーテン・コールが付いて、トータルで上演時間は2時間30分前後に仕上がるのではないだろうか。できれば2時間30分は切りたいのだが。
シアタークリエでは『宝塚BOYS』が本日千穐楽。いよいよ『青猫物語』の仕込みが始まる。
明日から9月。恋愛喜劇『青猫物語』初日まであと5日。
最近のコメント