『青猫物語』通信
8月12日(火)
幕開きより立ち稽古。
今回のリバイバルにあたって、マキノさんは台本に若干手を入れてくださった。
M.O.P.版と大きく変わったのは幕開きで、M.O.P.版では出演者全員によるミュージカル・シーンで始まっていたのだが、それは今回は無しである。それに代わって、カフェ「青猫」のマスター、きたろうさん扮するブルさんが登場し、観客を芝居の世界に誘うことになっている。
本編が始まると、まず北村有起哉さん扮する主人公・八起静男(やおきしずお)が現れるのだが、この北村さんのテンションが異常に高い。余りにもテンションが高くて、もうそれだけでおかしい。
そして「青猫」には立て続けに様々な男たちがやって来るのだが、それぞれが事件や問題を抱えて入って来るので、やはりそれぞれにテンションが高い。その中で、きたろうさんのブルさんだけが何事もなかったかのように存在しているのがまた愉快である。
もうひとりの主人公は黒谷友香さん扮する踊り子・宮下そらである。そらは踊り子としては失業中で、なので今は客を取って暮らしを立てているのだが、そっちのビジネスは大繁盛で、そら目当ての男が引きも切らない。
静男とそらは相思相愛なのだが、そらが売れっ子過ぎるためにちょっとしたすれ違いが起きて・・・、というのが前半のストーリー。鼻息の荒い男どもを物ともせずに我が道を行く黒谷さんが実にキュート、そしてセクシーなのである。
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