『青猫物語』通信
8月11日(月)
恋愛喜劇『青猫物語』の稽古が始まった。
『青猫物語』は、マキノノゾミさんの劇団M.O.P.の第26回公演として、マキノさんの作・演出で1994年に初演されたコメディである。1996年に再演されていて、今回は12年振りのリバイバルである。
マキノさん35歳の時の作品と言う訳で、因みに1994年の私は、『東京サンシャインボーイズの「罠」』を演出し、演出家としての第1歩を踏み出そうとしていた。それはともかく・・・。
とにかくユニークな顔触れが揃った。多士済々である。で、今日は顔寄せと読み合わせ。
挨拶の中でマキノさんが「これは恋愛喜劇なので、不格好になることを恐れずにやってください」と仰ったのだが、私が初めて演出したマキノ作品『きららの指輪たち』(1998年/PARCO劇場、他)の稽古場で、マキノさんに同じことを言われたのを思い出し、ちょっと嬉しくなった。
読み合わせは、「今日は細かいことは気にせず、とにかく通して読んでみよう」と言う趣旨で行った。実は今日初めて声を聞く方も何人かいらしたのだが、かなり愉快な芝居に仕上がりそうである。
ところで、劇団M.O.P.の新作『阿片と銃弾』が新宿の紀伊國屋ホールで公演中である。一見堅そうな作品かと思うタイトルだが、とても愉快で、且つ切ない素敵なお芝居である。
18日までなので、お時間の許す方は是非ご観劇ください。『青猫物語』の登場人物が(以下自主規制)。
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