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2008年7月の記事

『フラガール』通信

7月18日(金)

  初日。

  無事に開きました。どんな作品に仕上がったかは、どうぞ劇場でお確かめください。

  どの作品の時でもそうだが、私は舞台『フラガール』にも全力を注いでやって来た。なので、今現在は一番愛着のある作品である。
  この機会を私に与えてくださった皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げたい。そしてこの舞台を裏側から支えてくださった全ての関係者にも。ご覧頂けばお分かりになるだろうが、この舞台の裏側はまさに戦場である。

  これで『フラガール』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。

  次は『青猫物語』通信。ただし、8月まではちょっとお休み。

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『フラガール』通信

7月17日(木)

  ここ数日、愛想の無いブログで済みません。何しろやらなきゃいけないことが山積みで・・・。山積みなので、とにかく時間に追われてはいるが、現場の空気はすこぶる良い。

  昨日から舞台稽古が始まっていて、今日はその2日目。2幕後半を稽古した後、ゲネプロ。上演時間は20分の休憩とカーテンコールを入れて、2時間35分程度になりそうである。

  舞台『フラガール』初日まであと1日。

  ・・・って、これ、初日の朝に書いてるんだけどさ。わ、もう出かける時刻!

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『フラガール』通信

7月16日(水)

  ただ今帰宅。4時間後にはACT。

  舞台『フラガール』初日まであと2日。

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『フラガール』通信

7月15日(火)

  午前中は音響チームの調整、午後から明かり作りの続き。予定のメニューを消化できず。

  舞台『フラガール』初日まであと3日。

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『フラガール』通信

7月14日(月)

  午前中『青猫・・・』。終えてACTへ、タッパ合わせ。後、別稽古場へ、『フラ・・・』芝居部分のみ稽古。ACTに戻り照明フォーカス、更に明かり作り。深夜作業。帰宅。

  舞台『フラガール』初日まであと4日。

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『フラガール』通信

7月13日(日)

  赤坂ACTシアターにて、終日大道具、照明、音響などの仕込み。別の場所にてダンスのみの集中稽古も行われたが、私は劇場の方へ。

  舞台『フラガール』初日まであと5日。

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『青猫物語』と『フラガール』通信

7月11日(金)

  午前中は『青猫物語』の舞台美術打ち合わせ。

  『青猫物語』は、昨年末の『恐れを知らぬ川上音二郎一座』から続く、シアタークリエのオープニング・シリーズの1本である。
  新しい劇場に相応しい新鮮な舞台にするために、キャストもクリエイティブ・チームも今まで東宝では仕事をなさっていない方たちを中心に声をかけている。
  詳細は公式ページへ。

  『フラガール』はいよいよ稽古場最終日。本番通り衣裳、ヘアメイクありで通し稽古。

  この規模で、稽古場に大道具を組んで衣裳やヘアメイク付きで通す。
  この仕事をされている方ならお分かりいただけるであろうが、これは並大抵のことではない。それを実現してくださったスタッフの皆さんに敬意を表したい。 そのお陰で、劇場に入ってからの貴重な時間を大幅に節約することができるのである。
  そして今ならまだ間に合う、と言った変更や直しも。つまり、作品のクォリティが上がる、と言うことなのである。

  明日は稽古は休み。スタッフは3週間近く過ごしてきた稽古場の撤収である。

  舞台『フラガール』初日まであと7日。

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『フラガール』通信

7月10日(木)

  4回目の通し稽古。

  トラブルのため途中で止まり、厳密には「通し」ではなかったが、全体的には上出来・・・な部分と、そうでもない部分が混在。
  芝居って難しいなあ!

  それでも、連日ハードな稽古が続いていたので、今日は意識して早い時間に稽古を終える。明日は稽古場最終日。衣裳付きで通し稽古である。
  明日もきっとハード・・・。

  舞台『フラガール』初日まであと8日。

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『青猫物語』と『フラガール』通信

7月9日(水)

  稽古前に『青猫物語』の衣裳打ち合わせと音楽打ち合わせ。

  恋愛喜劇『青猫物語』はシアタークリエの9月公演である(5月28日付の日記参照のこと)。とにかく笑える楽しい作品になるので(予定)、ご期待いただきたい。

  さて、『フラガール』

  稽古前にガールズたちのメイクアップ・テスト。そして稽古の方は3回目の通し稽古。
  昨日とは打って変わって、メリハリのある良い出来であった。何よりもひとりひとりの集中が素晴らしかったのだと思う。
  稽古後は全体で駄目出し。更にカーテンコールを手直し。そしていくつかの場面を抜き稽古。

  舞台『フラガール』初日まであと9日。

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『フラガール』通信

7月8日(火)

  午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。夏休み前最後のクラスであった。

  午後は『フラガール』の稽古場へ。

  ガールズのみんなと、当時の物価のことや衣食住のことをディスカッション。そして常磐ハワイアンセンターオープンの5年後に放送された、ハワイアンセンターと常磐炭鉱閉山のドキュメンタリーを観る。
  その後2回目の通し稽古。
  タイムは順調に縮まったが、取りこぼしも多い通しであった。毎回どれだけ新鮮でいられるか、が課題。
  通しの後、カーテンコールを作る。更にその後、ダンスナンバーのおさらい。

  舞台『フラガール』初日まであと10日。

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『フラガール』通信

7月7日(月)

  先日録音した本番用の音楽が到着したので、ダンスシーンをその本番用の音楽でさらう。その後、全幕の通し稽古。

  今日から稽古場最終日まで、連日通し稽古である。劇場入りが近づくにつれ、スタッフの人数も増えて来た。シンプルなストーリなので客席からは気付かないかもしれないが、舞台裏から見た『フラガール』は大作の部類に入るだろう。
  残りの稽古期間中に1幕をあと1~2分縮めたい。明日縮まないかなあ。

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『フラガール』通信

7月6日(日)

  朝から夜まで、1日かけて衣裳合わせ。

  ・・・お疲れ様でした。

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『フラガール』通信

7月5日(土)

  昨日と一昨日の日付を誤って6月と記していた。既に訂正したが、ご指摘くださった皆さん、どうもありがとうございました。

  さて、今日は稽古前にフラ・シークェンスの「ラヴ・ソング・オブ・カルア」の衣裳合わせ。夏らしい、清楚な衣装である。そして×××シーンの羽飾りのテスト。
  稽古は2幕を細かくさらった後、2幕の通し。
  昨日、今日と『フラガール』は順調に進化している。と同時に、一同疲労もそれなりに蓄積している様子でもある。このところの蒸し暑い陽気のせいもあるだろう。
  何にせよ夏の長丁場である。上手に体調管理をしていかなければなるまい。

  稽古後は照明デザイナーの高見さん、舞台監督の北條さん等と照明打ち合わせ。
  『フラガール』は場面数がそもそも多い上に、音楽場面もふんだんに登場するので照明Cueも相当な数になるだろう。となると、今日の様な事前の打ち合わせがとても重要になって来る。イメージや意図や、そのための方法論についてじっくりと確認した。

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『フラガール』通信

7月4日(金)

  1幕を丁寧にさらう。その後1幕を通す。

  少しテンポが出て来た。前回の通しより1分程度縮まった。更にあと1、2分は出したいところであるが。
  しかし今日は暑かった。
  稽古前、稽古場である元小学校の体育館と校舎を結ぶ渡り廊下に設置されているベンチに座って、ぼーっと校庭の雑草を眺めていたのだが・・・
  このまま梅雨が終わって夏になってしまうのかな、と思われる様な空であった。どうやら今日は梅雨前線がどこかへ行ってしまっていたらしい。

  夏。

  と言えばフラガールの季節である(誰が決めた?  いつ決まった?)。
  残すところ稽古場は1週間。月日が経つのは早いなあ。

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『フラガール』はお休み

7月3日(木)

  午前中は日大芸術学部所沢へ。前期最後の「演出実習Ⅱ」。

  本来はもう1回、7月17日があるのだが、『フラガール』初日前日、舞台稽古の真っ最中なので、17日はさすがに休講である。よって本日が前期最後の授業なのであった。

  『フラガール』の方は稽古は休みだが、この休みを利用して舞台監督チームは、稽古場に組まれている大道具の直しやヴァージョン・アップをやっている。
  実際に稽古をしてみての不都合などを、劇場入りする前に改善できるとは何てありがたいことだろう。それもこれも、本番用のセットを、作業スペースの捻出できる広い稽古場に組めているからである。

  感謝。

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『フラガール』通信

7月2日(水)

  稽古場はダンスのレッスン・デー。私は『フラガール』の音楽録音でサウンドインスタジオへ。

  お昼から夕方までかけて佐橋俊彦さん作曲・編曲の劇伴を録音し、その後、フラ・シークェンスのための楽曲を録音した。
  劇伴は29人編成のゴージャスなオーケストラによる演奏で、フラの方はご機嫌なハワイアン・バンドである。

  映画版ではジェイク・シマブクロさんによる音楽が全編にフィーチャーされていたが、私たちの舞台版では佐橋さんの手による新しい音楽がストーリーを運んで行く。
  ジェイクさんの音楽は、あの風景と切っても切り離せない関係にある、と私は考えている。そして、風景を持たない舞台という表現形態においては、音楽が担う役割は映画よりも遥かに大きい、と私は思う。
  そこで佐橋さんの登板である。佐橋さんの音楽は、ジェイクさんの音楽とはまた違ったアプローチで『フラガール』の世界を醸し出している。舞台版『フラガール』はミュージカルではないが、ある意味ではミュージカル以上に、音楽が様々なことを語るのである。

  夜は『どんまい  マインド』の打ち合わせ。
  井口プロデューサー、脚本の橋本二十四さんと。

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『フラガール』通信

7月1日(火)

  午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。

  2チームに分かれ、先週音取りをした新しいミュージカル・ナンバーを、生徒たちだけでステージングさせている。
  近々試演会があったりして彼らは何かと忙しい筈だが、授業時間外にも時間を捻出したりして稽古を重ねているらしい。そのせいもあって、私が予想していたより遥かに本格的で、しかも作品の本質をつかんだステージングが出来上がりつつあった。
  見直したぞ、3期生。

  午後は『フラガール』の稽古場へ。2幕をさらった後、2幕を通す。

  2幕の上演時間は一昨日の予想とそれほど違わず、胸をなで下ろした。
  稽古後、公演プログラム用にインタビューを受け、「新しい劇場に相応しい、新しいスタイルの大劇場演劇を作りたい」みたいなことを喋る。

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『フラガール通信』 そして『レベッカ』千穐楽

6月30日(月)

  2幕を2シーン手直しした後、1幕のおさらい。更にその後1幕を通す。

  昨日書いた予想上演時間より若干長い・・・?
  それはともかく、今回の芝居は、繋げてみて初めてその面白さが見えて来る。そして実際に今日の通しは面白かった。こうなると一刻も早く劇場に入りたくなる。いつもの私の悪い癖であるが。

  『レベッカ』は無事に千穐楽を迎えた。

  4月6日に初日を開けて以来3カ月、105回の公演であった。観劇くださった皆さん、ありがとうございました。そしてキャスト&スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
  打ち上げの挨拶で岡本プロデューサーが「『レベッカ』はいつまでも繰り返し上演される作品の1本に加わったと思う」とおっしゃっていた。
  本当にそうなったら嬉しいのだが。

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