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『フラガール』通信

6月25日(水)

  稽古前に、照明の高見さん、舞台監督の北條さん、イルミカ東京の小田桐さんと電飾関係の打ち合わせ。

  舞台の場合、舞台面を照明器具で照らして場面を作ることの他に、遠くの建物の窓に明かりが灯っている、とか、星空であるとか、街灯であるとか、あるいは文字通りの電飾とか・・・、そう言った物がしばしば登場する。それらの舞台照明以外の明かり一切の仕込みに関しての打ち合わせであった。
  それらは、照明さんが舞台照明と共に受け持つ場合もあるのだが、今回は規模がそれなりに大きいので、電飾専門の業者にお任せするのである。
  現在稽古場には本番の劇場と同じ規模で稽古用の大道具が仕込まれているので、この種の打ち合わせにはとても都合が良い。作業の規模や工程、必要な効果がイメージし易いからである。

  さて、稽古の方は1幕の中盤をおさらい。

  1幕の前半でひと通り紹介された登場人物たちが、第一印象とは異なる顔を見せ始めるのが1幕の中盤である。その事によって、最初に設定された人間関係や人物同士の距離感も微妙に変化し始める。
  気をつけなければいけないのは、我々はストーリーの結末を知っているので、演技がどうしてもその結末に影響されてしまい勝ちな事である。

  先が読めない様にストーリーを運ぶ。ドラマ作りの鉄則であるが、これがなかなか簡単ではないのである。

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