続・ミュージカル『シラノ』
5月7日(水)
帝劇にてフランク・ワイルドホーン氏と、ミュージカル『シラノ』についてのミーティング。
『ルドルフ』の初日に合わせて来日している氏と、今後の作業の進め方などについてのミーティングであった。今日はシラノを演じる鹿賀さん、音楽監督の塩田さん、翻訳の松岡和子さん、訳詞の竜真知子さんらが集まった。
ミュージカル『シラノ』は、実はまだ世界のどこでも上演されていない。現在スケジュールに上っているのはスペインでの上演で、日本公演は恐らくそれに次ぐものになる。
ワイルドホーン氏と共作者であるブリカッス氏が自作を世界に広めて行く時の考え方は独特である。お2人の作品が世界の様々な地域で上演される時には、その文化圏に最も適した形にローカライズして上演されるべきである、と言うのが持論なのである。
お2人の前作『ジキル&ハイド』は42カ国で上演された(ロシア語からヘブライ語まで!)のだそうだが、ひとつとして同じヴァージョンのものは存在していないのだそうである。
なので今回も、このミュージカル『シラノ』を、日本の観客が最も喜ぶ形に作り上げて行きたい、と言うのがワイルドホーン氏の希望なのであった。
その為には今後何を準備し、どのようにコラボレイトして行くのか(氏は盛んに「コラボレイト」と言う言葉を使用した)、と言うのが今日のメインテーマであり、そして「新作をゼロから立ち上げる時の様に感じて欲しい」と言うのが氏から我々へのメッセージであった。
ミュージカルを生み出す喜びと、それと同じくらいの苦しみが我々の前途に待ち構えている。恐らく今回はそういう仕事になるのではないだろうか。もちろん、それは望むところなのだが。
夜は今日も東宝ミュージカルアカデミーの、アドヴァンス・コースのワークショップ。「現実感を失わずに」「新鮮に」演じることの難しさよ!
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