« アカデミーと『フラガール』 | トップページ | 演出実習Ⅱ »

恋愛喜劇『青猫物語』

5月28日(水)

  東宝演劇部へ。恋愛喜劇『青猫物語』の打ち合わせ。

  『青猫物語』はシアタークリエの9月公演である。
  この公演は「北村有起哉さんと黒谷友香さんの初顔合わせ」であるとか、「きたろうさんから橋本淳さんに至る多彩なキャスト」であるとか、「シアタークリエのオープニング『恐れを知らぬ川上音二郎一座』に続くシチュエーション・コメディ」であるとか・・・、様々な切り口で語ることができるだろう。
  かつての小劇場界的な興味で見てみれば、「M.O.P.のマキノノゾミさんの本を、キャラメルボックス(近江谷太朗さん)、カクスコ(岸博之さん)、第三舞台(小須田康人さん、山下裕子さん)の役者が集まって、東京サンシャインボーイズの演出家(私です)の演出で上演する」と言うことになるし、現在の小劇場界的には「モダンスイマーズ(小椋毅さん)とペテカン(本田誠人さん、羽柴真希さん)に何故かNLT(佐藤淳さん)が加わって・・・」となろう。
  後は「ミュージカル界的」にも見ることができて「北村岳子さん、富田麻帆さん、石田佳名子さん、岡村さやかさん・・・」と言うことにもなるのだが、別に無理に「××的」に見る必要も無いと言えば無い。

  『青猫物語』は、そもそもは劇団M.O.P.の第26回公演としてマキノノゾミさんの作・演出で1994年に初演された作品である。M.O.P.では2年後に再演されているが、それから12年を経た今年、M.O.P.とはまた違ったスタイルでこの傑作コメディをリバイバル上演しよう、と言うのが今回のシアタークリエ版『青猫物語』なのである。

  何はともあれ、スピーディでちょっぴり切なくて、とびきりキュートなコメディをお送りする予定である。
  チラシには演出家の言葉としてその様に記してある。なので、その言葉に違わぬ楽しい舞台を何としてもお目に掛けたい、と心から念じているのである。

  ご期待ください。

|

« アカデミーと『フラガール』 | トップページ | 演出実習Ⅱ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アカデミーと『フラガール』 | トップページ | 演出実習Ⅱ »