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2008年2月の記事

『ウェディング・シンガー』千穐楽

2月28日(木)

  日生劇場の『ウェディング・シンガー』が本日無事に千穐楽。

  全席売り切れなので席はありません、と言われていたので舞台裏の様々なところに出没。初めて横や裏から見て、これはこれで結構楽しかった。
  舞台上も客席も、とにかく大変な賑やかさで、『ウェディング・シンガー』はお客様にもスタッフ&キャストにも本当に愛されたんだな、と感じて嬉しかった。

  終演後のカーテン・コールは千穐楽スペシャルで、井上さんの司会進行で、上原さん、綜馬さん、樹里さん、初風さん、大澄さん、新納さん、徳垣さん、ちあきさんがコメント。
  2度目のラインナップでは私も舞台上に引っ張り出された。今日ご覧くださった皆さんには、この場を借りて醜態を晒したことを深くお詫びしたい。

  楽しい月日は過ぎるのも早い。これで『ウェディング・シンガー』ともひとまずお別れである。いつの日か、また皆さんと再会できることを私も心より願っている。
  最後に、私の一番好きなシーンのことを。
  1幕8場の「ゴミ溜め」のシーン。そこの、ジュリアが「見て!」と言った瞬間。何度観ても、私はその瞬間目頭が熱くなるのである。

  また観たいなあ。

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『レベッカ』通信

2月27日(水)

  立ち稽古3日目。

  新しい場面、1幕4場を作る。
  マキシムに見染められた主人公「わたし」は、イギリス・コーンウォール地方のマンダレイに到着する。ここからが『レベッカ』のいよいよ本筋である。
  マンダレイのお屋敷で「わたし」を出迎えたのは、マキシムの友人でマンダレイの管理人・フランク、大勢の使用人、そしてその使用人たちを束ねるミセス・ダンヴァースであった。彼らは皆、新しい「ミセス・ド・ウィンター」がどんな女なのか、と興味津津である。上流階級の暮らしぶりやしきたりを何も知らない「わたし」は(以下自主規制)。

  その後、昨日やった場面の「わたし」のミュージカル・ナンバーをおさらい。

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『レベッカ』通信

2月26日(火)

  立ち稽古2日目。

  まずは昨日手を付けた1幕2場の、主人公たちを取り囲む人々のステージング。
  ここはダンス・ナンバーと言う訳ではないのだが、歌と音楽でシーンが進行して行くので、その音楽に見合ったスタイル・・・と言うか、様式化を行うために、田井中智子さんの手を借りてホテル・ゲストや従業員たちの動きをステージング。

  その後、昨日のおさらい、そしてドラマ部分とステージングを施した部分を合体し、更に新しい場面、1幕3場を稽古。これで主人公の「わたし」はマキシム・ド・ウィンターから(以下自主規制)。

  稽古を終えた後、マキノノゾミさん、鈴木哲也さんと会う。これは今秋の仕事なので近々ご報告できるだろう。

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『レベッカ』通信

2月25日(月)

  立ち稽古に入る。

  『レベッカ』の冒頭には「プロローグ」と呼ばれるシーンがあるのだが、そこを飛ばして、物語の始まりである1幕1場から作り始める。
  ここは1926年のモンテカルロ。主人公の「わたし」がミセス・ヴァン・ホッパーのお供(原作では「コンパニオン」と書かれている)で上流階級御用達の高級ホテルに滞在中、イギリスの大富豪マキシム・ドウィンターと出会う場面である。

  こういう場面では、背景を作るのに思いの外時間がかかるものである。
  ここで言う「背景」とは、主要な登場人物以外の、ホテルのロビーを通行する人たちの動線や、そのタイミングやニュアンスのことであるが、そう言った「背景」が、それがどんな場面なのか、いま何が起こっているのかを観客に間接的に伝えてくれるので疎かにはできないのである。

  とは言え、今日は初日でもあるし、まだ手狭な稽古場なので、大まかな段取りだけ付けて次の場面、1幕2場abへ。ここは「わたし」とマキシムが親密になって行く場面であるが(以下自主規制)。

  明日も立ち稽古。

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『レベッカ』通信

2月24日(日)

  歌稽古。

  今まで個別にやっていた歌稽古を合体して、デュエットはデュエットで、コーラスが加わるものはコーラスを一緒に・・・、という具合に稽古。それぞれでは既に何度も稽古を重ねているので、比較的短時間で終了。

  稽古後は照明デザイナー、沢田祐二さんの旭日小綬賞受賞をお祝いする会へ。演劇界の裏方の重鎮や大先輩が大勢いらしていて(もちろん俳優さんも)、沢田さんのお人柄が偲ばれる良い会であった。

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『レベッカ』はお休み

2月23日(土)

  『レベッカ』はお休み。なので、久々に『ウェディング・シンガー』を観る。やっぱり楽しいなあ。

  その後、来年の仕事の打ち合わせでホリプロさんへ。内容については情報解禁までお待ちいただきたい。

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『レベッカ』通信

2月22日(金)

  歌稽古。治田さん、マキシムの姉・ベアトリスの伊東弘美さん、大塚さん、山口さん、吉野さん、そしてアンサンブルの皆さんが、入れ替わり立ち替わり。

  稽古中のひとコマ。

  伊東弘美さん「リーヴァイさんの曲に難しくないのは1曲もないよね」
  山口正義さん「易しそうに聞こえるのにねえ」

  竜真知子さんが「わたし」の歌う「永遠の瞬間」の歌詞をヴァージョン・アップしてくださった。
  竜さん「(今までの歌詞は)なんだか退屈に聞こえてしまって、そういう時は歌に幸せが足りないんです」
  素敵な言い回しだなあ、と思ったので記しておきます。

  稽古後は『ラ・カージュ・オ・フォール』の追加オーディション。振付の真島茂樹さん、歌唱指導の北川潤さん、プロデューサーの宮崎さん、梶浦さん、稽古ピアノの國井雅美さん、振付助手の萩原季里さんと。
  既に何度かオーディションを行っているのだが・・・、この作品で要求されるスキルは半端じゃない!

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『レベッカ』通信

2月21日(木)

  本日も歌稽古。

  何しろ『レベッカ』には楽曲が多い。全編のほとんどがミュージカル・ナンバーなので当然と言えば当然であるが、それだけ歌稽古には時間がかかるワケである。そしてシルヴェスター・リーヴァイさんの音楽がまた難易度が高く、自然と歌稽古の時間が増えて行くのである。

  少しづつではあるが、それでも稽古は順調に進行している。今日の歌稽古は吉野圭吾さん、アンサンブルの皆さん、そして山口祐一郎さんであった。
  吉野さんが演じるのはジャック・ファベル。ファベルはマキシムの前妻レベッカと特別な(以下自主規制)。
  山口さんは、「わたし」を見染める妻を亡くした大富豪、ジョージ・フォルテスキュー・マキシミリアン・ド・ウィンター(マキシム)役である。マキシムには(自主規制)。

  さて、稽古後は東宝ミュージカルアカデミー2期生たちのダンス試演会へ。
  前田清実さん、青木美保さん、河野有紀子さん、田井中智子さん(『レベッカ』のステージングも担当してくださっている)の指導・振付による、50分ノンストップのダンス発表会であった。
  「2期生はダンスが・・・」と言われ続けていた2期生たちであったが、今日は見違えるように活き活きとしたダンスを披露してくれた。大切なのは継続すること、そして目的意識を失わないこと、であろう。

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『レベッカ』通信

2月20日(水)

  歌稽古。その後、衣裳打ち合わせ。

  『レベッカ』の衣裳デザインは小峰リリーさんである。
  いつも記していることだが、『レベッカ』では、主人公の「わたし」がどんな心理状態にいるのかを伝えることがストーリー・テリングの要となる。昨日のミーティングの目的も、それを舞台美術や照明ではどう扱うかがテーマだった訳である。
  衣裳デザインにも「わたし」の心理状態や成長を反映させたい。それがリリーさんへのリクエストであった。
  リリーさんはどんな無理難題を出しても、顔色一つ変えず「やってみましょう」と明るく引き受けてくださるので、演出家としては大いに勇気づけられる。

  有能なクリエイティブ・チームに恵まれて、『レベッカ』も充実した現場になっている。

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『レベッカ』通信

2月19日(火)

  歌稽古。だが、私と演出助手の末永君は、美術の伊藤保恵さん、照明の成瀬一裕さん、舞台監督の鈴木政憲さんたちと演出ミーティング。

  今回の『レベッカ』シアタークリエ・ヴァージョンは、劇場の特性を活かして、シンプルな空間で様々なシーンを表現して行くことになる。
  舞台美術の基本プランは既に出来上がっているが、それを各シーンでどう利用してシーンを作って行くのか、その時照明をはじめとする表現効果は何を担うのか、それらに応じて舞台転換をどう計算するのか・・・、そういった「演出」上の様々な課題を、クリエイティブ・チーム内で意見交換、意思統一しておくことが今日の目的であった。

  ウィーン版の『レベッカ』ではオペラの様に巨大な舞台装置が次々と登場し、それはそれでひとつの見せ場を作り出している。が、我々の『レベッカ』はそう言うスタイルでの上演ではない。そもそも、そう言うタイルで上演するならばシアタークリエは選ばない。なので、ウィーン版の様なスペクタクルをくれぐれも期待しない様に。

  ミーティングに長時間付き合ってくださった東宝舞台の皆さんもありがとうございました。

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『レベッカ』通信 そして『フラガール』

2月18日(月)

  顔寄せ・・・ではなく、団結式(?)

  キャスト全員が集まった。なので、横田プロデューサーによるそれぞれの紹介、そして増田専務のご挨拶、更に私の施政方針演説。
  増田専務は、「東宝がどのようにして『レベッカ』の上演を決めるに至ったか」と言う、秘話に近いエピソードを披露された。私は、「『レベッカ』ではストーリーをどう語るのか、即ちストーリー・テリングこそが重要なのだ」みたいなことを喋った。
  団結式の後はいつもの様に歌稽古。

  稽古後、『フラガール』の美術打ち合わせのために赤坂のTBSへ。
  ひとしきり打ち合わせた後で赤坂ACTシアターの内部を見学させてもらった。既に建物は引き渡され内装も一通り終わっているのだが、まだ作品の仕込みに入る以前の微調整中だと言うことであった。
  この劇場はちょっといいかも!  私はとっても気に入った。

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『レベッカ』はお休み

2月17日(日)

  『レベッカ』の稽古はOFF。

  で、今日は『ラ・カージュ・オ・フォール』(12月/日生劇場)の美術打ち合わせ。

  『ラ・カージュ・オ・フォール』は、そもそもはフランスの舞台劇(『La Cage aux Fooles』1973年)が原作である。その舞台が大ヒットして映画化され(邦題『Mr.レディ  Mr.マダム』1978年)、更にその映画の大ヒットを受けてアメリカでミュージカル化されたのである。
  ブロードウェイでの初演は1983年8月21日、格式高いパレス・シアターにてオープンした。当時まだ市民権を得ていたとは言い難い「ゲイ」を主人公にしたコメディであるにもかかわらず、同年のトニー賞ではベスト・ミュージカルを含む6部門で受賞、1987年11月15日にクローズするまで足かけ4年、上演回数1.761回に及ぶ大ヒット作となったのである。

  日本での初演は1985年2月の帝劇で、以来、86年、93年、94年、97年、99年と、繰り返し上演されて来た。その『ラ・カージュ・オ・フォール』を新演出で、装いも新たに上演しよう、と言うのが今回のニュー『ラ・カージュ』である。

  新演出と言うことで、今までの舞台美術とはお別れである。今まではブロードウェイ初演版に基づく大変ゴージャスでダイナミックな舞台美術であったが、今回は美術デザイナーの田中直樹さんに新しいデザインを起こしてもらうことになっている。
  で、今日がその1回目の打ち合わせなのであった。
  新生『ラ・カージュ』のデザインがどの様なものになるかは今後打ち合わせを重ねて行く中で見えて来る筈であるが、オリジナルが持っていた楽しさやスピーディさは失いたくないと思っている。
  このニュー『ラ・カージュ』は東京以外での公演も検討されているので、色々な土地に出かけて行くのに相応しい、使い勝手の良いデザインになれば、と願っている。

  余談だが、私は1997年10月の青山劇場での上演時に舞台監督を務めていた。そのひと月は、それはそれは楽しい、めくるめく様なひと月であった。

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『レベッカ』通信

2月16日(土)

  ハワイアンズを朝発って『レベッカ』の稽古場へ。ステージングの田井中智子さんと打ち合わせ。

  『レベッカ』は全編のほとんどに音楽が流れているので、それを私と田井中さんとでどう分担するのか、或いはどう共同作業するのか、についてのミーティングである。
  再三ここでも触れていることだが、『レベッカ』はミステリーなので、「ストーリーをどう語るか」が作品づくりのとても重要なポイントとなる。
  なので、そのことを確認しながら、ではステージングとミザンセーヌをどう扱うか、について意見交換。
  ま、実際は「作ってみなけりゃ分からない」のであるが。

  歌稽古は主人公「わたし」の大塚ちひろさん。ちひろさんは既に昨日の歌稽古に登場しているのだが、私が不在だったので報告できなかった。ごめんなさい。

  大塚さんのデビュー作はミュージカル『シンデレラストーリー』(2003年)であるが、そのシンデレラ役のオーディションで、私はちひろさんと出会った。まだ16歳だった筈である。
  なので、「ちひろさん」と書くのはとても他人行儀な感じがして面映ゆい。申し訳ないがここでもいつも通り「ちーちゃん」と書かせていただくことにする。

  ちーちゃんとの仕事は『シンデレラストーリー』の再演(2004年)、そして『ダンス・オブ・ヴァンパイア』(2006年)と続き、そしてこの『レベッカ』である。
  徳島の高校生だった少女が一歩一歩成長する過程を見て来た訳で、なんだか感慨深いものがある。その分こちらも歳をとった訳であるが。

  ちーちゃんのオフィシャルブログはこちらから。ちーちゃんが私のブログにコメントしてくれた貴重なページはこちらから。

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『レベッカ』は稽古中だが

2月15日(金)

  『レベッカ』は本日も歌稽古。だが、私は欠席してスパリゾート・ハワイアンズへ。

  現役の、本物のフラガールの皆さんにお目にかかって、色々とお話を聞くのが目的であった。
  映画『フラガール』でフラガールたちを演じたのは俳優であるが、ラストシーンのステージ場面には、本物の、ハワイアンズの現役フラガールさんが2名登場している。
  舞台版『フラガール』にも本物現役のフラガールさんに出演してもらおうと言うことになり、それでそのリサーチにハワイアンズへ出向いた訳である。

  ハワイアンズは営業中なので、当然昼のショー、夜のショーが行われており、その合間にはマジック・ショーがあり、それらを縫ってレッスンやリハーサルも行われている。
  なので、私たちがフラガールの皆さんにお目にかかるのは、更にその隙間を縫って、各人のスケジュールに合わせて1人づつ、なのであった。

  現在ダンシングチームの在籍者は28名で、その内の3年目以上の皆さんにお目にかかりお話を聞かせていただいたのだが、どなたも屈託なく明るく、フラを心から愛している、と言う気持ちが言葉や態度から滲み出ていて、私をはじめ、同行した演出助手の豊田さんも、TBSの高木さんも、それはそれは癒されたのであった。

  舞台版『フラガール』は、7月18日より赤坂ACTシアター他で上演の予定である。お楽しみに。

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『レベッカ』通信

2月14日(木)

  歌稽古。

  本日は寿さん、シルビアさん、そして初登場、治田敦さんであった。
  治田さんは「マンダレイ」の海岸をいつも徘徊している謎の男・ベンを演じる。

  ・・・それ以上のことはシアタークリエで。

  稽古後、来年の仕事のことで翻訳家の松岡和子さんにお目にかかる。
  まだ情報公開前なので詳しくは書けないのだが、新作ミュージカルである。来年はミュージカル・イヤーになりそうだ。

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『レベッカ』通信

2月13日(水)

  本日も歌稽古。

  『レベッカ』の歌唱指導は山口正義さんとちあきしんさんである。山口さんとは『シンデレラストーリー』以来、ちあきさんは『ウェディング・シンガー』に引き続きである。

  今日はまずアンサンブルの皆さんから。
  『レベッカ』の出演者は総勢22名で、これは『ジキル&ハイド』と同人数なのだが、これはつまり「最少の人数で最大の効果を上げなくてはならない」と言うことを意味している。
  他のクンツェ&リーヴァイ作品同様、『レベッカ』にも複雑で重厚なコーラスがふんだんに登場する。まずはパートごとに音取りをするわけだが、これがやはり一筋縄では行かない。が、ひと通り音取りが終わって全体で歌ってみると、これが絶妙なハーモニーを奏でることになる。『ウェディング・シンガー』とはまた違った形で大いに活躍することになる『レベッカ』のアンサンブルさんたちにもご期待いただきたい。

  アンサンブルさんに続いては石川禅さんの歌稽古。石川さんは、マキシムが所有するイギリス・コーンウォール地方の壮大な地所「マンダレイ」の管理人・フランクを演じる。

  詳細はシアタークリエで。

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『レベッカ』通信

2月12日(火)

  『レベッカ』の歌稽古始まる。

  『レベッカ』は、ダフネ・デュ・モーリアの小説を原作として『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』のミヒャエル・クンツェ氏(脚本・作詞)とシルヴェスター・リーヴァイ氏(音楽)のコンビがミュージカル化したロマンティック・ミステリーである。
  アルフレッド・ヒッチコック監督の同名の映画(1940年/アカデミー作品賞を受賞)でご存知の方も多いだろう。

  時は1926年。主人公の「わたし」が、モンテカルロのリゾート・ホテルでジョージ・フォルテスキュー・マキシミリアン・ド・ウィンターと言う大変長い名前の英国貴族と出会うところから物語は始まる。
  が、『レベッカ』はミステリーなので、作品の性格上ストーリーを語ることはできない。アガサ・クリスティ的ではないが、どんでん返しも用意されている。

  今日歌稽古に登場したのはミセス・ダンヴァース役のシルビア・グラブさんと、ミセス・ヴァン・ホッパー役の寿ひずるさんである。
  ミセス・ダンヴァースはジョージ・フォルテスキュー・マキシミリアン・ド・ウィンター(以後はマキシムと呼ばせていただくことにする。劇中でもそう呼ばれるし)の屋敷に勤める家政婦頭である。ミセス・ヴァン・ホッパーは「わたし」の雇い主で、大のゴシップ好きのアメリカのお金持ちである。

  ミセス・ヴァン・ホッパーは、ゴシップで話題のマキシムをホテルのロビーで見かけ、半ば強引にお茶に招く。
  マキシムは前年、最愛の妻レベッカをヨットの事故で亡くしたばかりで、そのことがゴシップ好きの人びとの話題の的になっている人物である。同席していた「わたし」はマキシムに心を奪われて・・・。

  ・・・もう書けない!

  続きはシアタークリエでどうぞ。

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東宝ミュージカルアカデミー 3期生最終選考会

2月9日(土)

  東宝ミュージカルアカデミーの3期生たちを選考する第3次(最終)選考会が今日と明日の2日間で行われている。

  早いもので、東宝ミュージカルアカデミーも開校3年目を迎える。期待と不安の中でスタートした1年目、より良いスクールの形を求めて暗中模索した2年目であったが、さて3年目は・・・?
  私個人の目標としては、今までの演技実習的なカリキュラムから、プロのミュージカル俳優としてやって行くために必要な精神と言うか、姿勢と言うか、そういう事の強化に比重を移して取り組んでみたいと考えている。

  プロのミュージカル俳優としてやって行くためには、歌やダンスや演技のレッスンを積み重ねるのは当然のことである。が、その当然のことを何の迷いもなく高いモチベーションを維持しながら継続することが、プロを目指す若い俳優たちにとってはどうやら簡単なことではない様に感じられるのである。
  その部分を強化し克服することが、歌やダンスや演技のレッスン以前に重要なことの様に私には思われる。高いモチベーションなしでいくらレッスンを重ねても、本当のスキル・アップには結びつかないだろう。

  今年の応募者も圧倒的に女子が多い。ミュージカル俳優を目指す男子を増やして行くことも、東宝ミュージカルアカデミーの今後の大きな課題であろう。

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初日! 『ウェディング・シンガー』通信

2月6日(水)

  初日。

  その前に朝から色々と直しや調整。一時はこれで無事に開くのか、と思われたが、無事に初日は開いた。
  足もとの悪い中ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。劇場でお声を掛けてくださった皆さんもありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか?

  これで『ウェディング・シンガー』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。

  このひと月余り、このブログのヒット数は連日1000を超えていた。こんなことはブログを始めて以来前例のないことであったので、それだけこの作品に対する期待度が高いのだと、実は大変なプレッシャーであった。
  果たして皆さんのご期待に応えることができたのかどうか、甚だ心もとないのだが、それでも初日を終えたことで今は「ほっ」としている。

  終演後、チャド・ベグリンさん、ティム・ハーリヒさんと祝杯を挙げていたのだが、「人が人を思う心は万国共通なんですよね」と申し上げたことにお2人が強く頷いていらしたことが印象に残る。

  『ウェディング・シンガー』は懐かしさ満載のミュージカル・コメディであるが、最新のブロードウェイ・ミュージカルである。そして何より、「懐かしい」とか「新しい」とかではない普遍的な問題を扱っていることが『ウェディング・シンガー』の最大の価値ではないかと考える。

  いつの世も変わることのない大切なこと、それは「愛は何よりも貴い」。

  では『レベッカ』通信で。

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『ウェディング・シンガー』通信

2月5日(火)

  舞台稽古2日目。

  予定のメニューを何とか消化して終了。まだ明日の初日前に最後の調整が残っているのだが、何はともあれ一安心である。
  明日はブロードウェイから2人のお客様をお迎えする予定になっている。脚本・作詞のチャド・ベグリン氏と脚本(映画版『ウェディング・シンガー』の脚本も)のティム・ハーリヒ氏である。一昨年、ブロードウェイで『ウェディング・シンガー』を観劇した時にお目にかかった音楽のマシュー・スクラー氏は、その時「日本に行くよ」とおっしゃっていたのだが、残念ながら再会は叶わなかった模様だ。

  さて、『ウェディング・シンガー』はミュージカル・コメディである。大声で笑ったり手を叩いたり・・・、「楽しい」と言う気持ちを表に現す、と言う姿勢でご来場いただければと思う。

  もう四半世紀も前のこと、シアターアプルのこけら落とし公演『JACK』を観劇した時のことであるが、ミュージカル・ナンバーが始まると手拍子をする観客がいた。
  その手拍子は、その観客にとっては「楽しんでいますよ」という意思表示のつもりであって他意は何もなかったと思うのだが、ブロードウェイから来ていたコンダクターはその観客を迷惑そうに振り返っていた。
  どうやらミュージカルの鑑賞時に手拍子はご法度な様である。

  が、例外もある。

  『ウェディング・シンガー』の主人公はバンド・シンガーである。当然劇中でもバンド演奏の場面が出てくるワケで、場面によっては登場人物たちがミュージシャンとして観客に手拍子を求める場合もある。
  そんな時はぜひ手拍子で参加していただきたいと思う。

  そして、2幕の後半に登場するローズ&ジョージのラップ・ナンバー。ここもぜひ手拍子をお願いしたい場面である。
  ただし、この場面ではラップとラップの間にドラマが挿入されている。なので、ドラマ部分に入った時には速やかに手拍子を中断していただきたい。そしてラップに戻るや否や手拍子を再開していただきたいのである。

  その他には、指揮の塩田さんが「手拍子をしてもいいよサイン」を出すことがあるかもしれない。塩田さんからのサインに気付いた時にはどうぞ手拍子を。

  それから拍手。
 
  ミュージカル・ナンバーが終わった時、それが大いに盛り上がっていたならば、ぜひ盛大な拍手を。
  ブロードウェイやウェストエンドで劇場に出かけて、どこが日本の劇場と違うかと言われれば、それは観客の拍手の上手さである。
  「ショー・ストップ」と言う言葉があるが、これは、観客の熱狂的な拍手によってショーが一時中断してしまうことを言う。ちなみに、その熱狂的な瞬間を生み出した演者のことは「ショー・ストッパー」と呼び、ショーを止めた人間として、後々まで尊敬を受けるのである。

  『ウェディング・シンガー』では、ミュージカル・ナンバーの終わりだけでなく、ミュージカル・ナンバーの途中でも素晴らしいパフォーマンスに出会った時は遠慮なく手を叩いていただきたい。にぎやかな場面では(大半がにぎやかな場面だが)拍手だけでなく、歓声や口笛・指笛なども大歓迎である。

  拍手はあくまでも観客の「素晴らしかった」と言う意思表示である。が、本当に「素晴らしい」と感じた時には、どうか遠慮なくショーを止めていただきたいのである。

  長々と書いてしまったが、『ウェディング・シンガー』は息を殺して鑑賞するような作品ではない、と言うことが申し上げたかったのである。
  新納慎也さんもご自身のブログで書いてらっしゃるが、観客の「楽しんでいるよ」と言う意思表示が、演者を、舞台を、ひいては劇場全体を熱くするのである。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと1日。

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『ウェディング・シンガー』通信

2月4日(月)

  舞台稽古1日目。1幕を幕開きより順番に。

  舞台稽古終了後は道具調べ/照明合わせの続き。
  書きたいことは色々あるのだが、ごめんなさい。寝ます。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと2日。

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『ウェディング・シンガー』通信

2月3日(日)

  昨日の『Sma STATION!!』、懐かしかったなあ!  『ウェディング・シンガー』ともろ被ってるし。それはともかく・・・。

  雪。劇場にて終日道具調べ/照明合わせ。

  『ウェディング・シンガー』の舞台美術は至ってシンプルである。が、それはシンプルに見えているだけで、その構造は複雑で、仕込みや操作などの作業は複雑で手間の掛かるものなのである。
  そして照明も、バンドの演奏シーンやディスコの場面などのお陰でキューの数は通常のミュージカルよりも多い。
  よって、今日1日各セクションが必死で働いたにもかかわらず、我々が片付けなければならない仕事はまだまだ山積みである。

  明日は朝からオーケストラのサウンドチェック、午後からはいよいよ舞台稽古。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと3日。

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『ウェディング・シンガー』通信

2月2日(土)

  稽古場最終日。

  2回目のオケ付き通しである。出来不出来のバラつきはあった。が、全体としては昨日より深化した、手応えのある最終通しであった。
  稽古の終わりに岡本プロデューサーが、「ブロードウェイ版の楽しさをどうやって日本版に置き換えるのか、と悩んだが、とても楽しいものに仕上がった」と言うようなことを話された。私も同意見である。

  稽古場撤収もあるので稽古を早めに取り、日生劇場へ。道具調べ/照明合わせに時間まで付き合い「Sma STATION !!」を観るために急いで帰宅。

  久々の「劇中に登場する、キーワードと言うほどではないが知っていると楽しい言葉」。

  「マイケル・ジャクソン」「ビリー・アイドル」「シンディ・ローパー」「ティナ・ターナー」「ミスター・T」「イメルダ・マルコス」「ロナルドナンシー・レーガン

  今日はすべて人名である。できればそれぞれのビジュアルを予習しておいていただけると楽しさ倍増である。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと4日。

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『ウェディング・シンガー』通信

2月1日(金)

  オーケストラ付き通し稽古。

  今まで積み重ねて来たひとりひとりの努力が実を結んだ、大変クォリティの高い通し稽古であった。私個人の達成感、満足度はとても高い。
  今日の出来がこれだけ良いと、難しいのは明日の稽古場最終日である。大抵の場合、上出来の日の翌日はガタガタになる、と相場が決まっているからである。
  なので、出来の良い通し稽古であったにもかかわらず、稽古後は敢えて長時間の駄目出し、更にその後抜き稽古。

  さて、上演時間であるが、1幕は1時間15分前後、2幕は1時間前後に仕上がりそうである。これに休憩25分、そしてカーテン・コールがついて、全体では2時間45分程度になるのではないだろうか。
  『ウェディング・シンガー』の様なタイプの作品には願ってもない、いい感じの時間に収まって来たと思う。

  稽古後は日生劇場に顔を出す。もう基本舞台は建ち上がっている。こちらは、明日は道具調べ、照明合わせである。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと5日。

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『ウェディング・シンガー』通信

1月31日(木)

  オケ合わせ2日目。今日は2幕。

  オケ合わせのために丸々2日間確保しておいたので、時間に追われることなく、納得の行くまで音楽と踊りや芝居を合わせることができた。今まで連日20時、21時までと言うハードな稽古だったのだが、昨日、今日は常識的な時間で稽古を終えることができているのも嬉しい。
  明日はいよいよオケ付き通し稽古。稽古場も残すところ2日間である。日生劇場の方でも舞台の仕込みが始まっている。

  『ウェディング・シンガー』初日まであと6日。

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