WS Journal
Wall Street Journalではない。Wedding Singer Journalである。オケ合わせ中の稽古場からアクセスしてます。
現在オケ合わせは2幕の後半まで来ました。次はリンダのへヴィメタ風ナンバー、そしてローズ&ジョージのラップへと続きます。
じゃ、また。
Wall Street Journalではない。Wedding Singer Journalである。オケ合わせ中の稽古場からアクセスしてます。
現在オケ合わせは2幕の後半まで来ました。次はリンダのへヴィメタ風ナンバー、そしてローズ&ジョージのラップへと続きます。
じゃ、また。
1月30日(水)
オーケストラとの合わせ。
1980年代を知っている者にはたまらない、シンセドラムのサウンド! 今日はまずコレにやられてしまった。思えば80年代と言うのはデジタル楽器の黎明期だったのだなあ。
今日の稽古場の様子はこちらをご覧ください。明日は2幕のオケ合わせ。
『ウェディング・シンガー』初日まであと7日。
1月29日(火)
稽古は休み。
だが別スタジオにて昨日、今日と、塩田明弘さん率いるオーケストラ「ア・ベリー・ハッピー・ニュージャージー」(思いつきで今勝手につけた)のリハーサルが行われている。
明日からは本隊の稽古場にオーケストラが合流する。このブログでも何度となく書いているが、ミュージカルづくりの中で一番わくわくする日である。
『ウェディング・シンガー』初日まであと8日。
1月28日(月)
上原多香子さんの動画ブログ「オリーブパン」をご存じだろうか。
『ウェディング・シンガー』の稽古場の様子や共演者たちからのメッセージなどが頻繁にアップされているので、ぜひ覗いてみていただきたい。今日アップされたのは・・・。
稽古はいくつかの場面の直しから。
一昨日の通し稽古で判明した課題を今日の通し稽古の前に修正しておこう、と言うことである。
で、その後夕方から2回目の通し稽古。1回目と比べて格段の進歩。・・・って、昨日今日と稽古したんだから、進歩していて当り前、なのだが。
いつも『ベガーズ・オペラ』の稽古場への行き帰りに顔を出してくださる村井国夫さんが、今日はちょうど2幕の初風さんの「ラップ・シーン」に登場した。
村井さんと初風さんは、2003年の『ミー&マイガール』で恋人役(マリア侯爵夫人とジョン卿)を演じられた仲なのだが・・・、初風さん、村井さん爆笑してましたよ。
『ウェディング・シンガー』初日まであと9日。
1月27日(日)
稽古前に『ラ・カージュ・オ・フォール』(12月/日生劇場)の打ち合わせ。新生『ラ・カージュ・・・』も、オリジナルに負けない素敵なミュージカル・コメディになります様に。
午後は『ウェディング・シンガー』。今日は少人数で、主に芝居部分をみっちりと稽古。
ところで、テレビ朝日で毎週土曜日の夜に放送されている『Sma STATION!!』。次回2月2日の放送は「80’s 洋楽 ベスト30」だそうである。
あの『ベストヒットUSA』の小林克也さんのナビゲートで、『ウェディング・シンガー』の時代の懐かしい音楽と映像がオンエアされるらしい。
これは絶好のタイミング!
『ウェディング・シンガー』初日まであと10日。
1月26日(土)
通し稽古。
1回目としては上出来。ドラマがどこへ向かっているのか、全体を繋げてみた時にどう見えて来るのかを気にしていたのだが、それは心配なさそうだ。となると後は、場面毎の緩急やナンバー自体の楽しさなどをブラッシュ・アップすることが残り時間の目標になるだろう。
全体での駄目出しの後は稽古場をウェッシーに渡し、照明の高見さん、舞台監督の廣田さん、演出助手の鈴木さんと照明打ち合わせ。
打ち合わせ後、生年月日と最寄り駅が同じ高見さんと一緒に帰宅。
1月25日(金)
朝から特殊ではないキャラクターの皆さんの衣裳合わせ。
衣裳合わせをやって判明したのは、「特殊な」キャラの人びとはもちろん、「特殊ではない」キャラの人びとも結局はコスプレなのだ、と言うことである。『ウェディング・シンガー』はコスプレ・ミュージカルでもあるのだった。
午後、今日の稽古は2幕の固め。
日一日と『ウェディング・シンガー』は成長している。連日新しい発見もある。芝居作りで楽しいのは、ひとりで考えていたのでは決して生まれない様な素敵な(不思議な?)アイデアを、ある時誰かが奇跡の様に生み出してくれたりする時である。
『ウェディング・シンガー』は、そんな奇跡の結晶なのである。
公式ブログは更新の嵐である。早速記事を寄せてくださった特派員の皆さん、ご苦労さまでした。
そしてこんな嬉しいお知らせも。
私個人はここ2、3日ちょっとバテぎみなのだが、稽古場のテンションやモチベーションは相変わらず高い。で、明日は初の通し稽古。
楽しみ!
1月24日(木)
初日まで2週間を切った。これからは「各シーンの精度を上げること」と「シーンをつなげた時の緩急とかメリハリに気を配ること」が稽古の目標となる。
で、今日は1幕を台本順に1場面ずつ、細かい部分を確認しながら稽古。
1幕の稽古は1月15日以来である。案の定、ひとりひとりの出来はまずまずでも全体としては芝居が上手く噛み合わない。
と言っても、前回の稽古から10日近く間があいているのだからそうなるのはむしろ当然で、これから先の稽古でその辺をひとつひとつつぶして行けばよいのである。
明日は2幕。そして明後日は1回目の通し稽古。
1月22日(火)
2幕の今までに手をつけた場面をストーリー順に一通りおさらいし、その後ラストシーンを作る。
これでとにかく全場面を当たり終えた。連日新しい場面、新しいナンバーの稽古で、キャストの皆さんもスタッフも相当ハードであったと思うが、よかったよかった。
残り2週間でどこまで行けるか分からないが、もっともっとわくわくして、笑えて、ジーンとする『ウェディング・シンガー』にして行きたいと思う。
明日は久々の稽古OFF。なので、がんばって来たご褒美に、北川さん、塩田さん、演出助手の鈴木ひがしさん、振付助手の吉野記代子さん、演出部の皆さん、稽古ピアノの皆さんと稽古後食事に行く。
見終わった時、きっと誰かにプロポーズしたくなる様な、そんなミュージカル・コメディになるといいな。
1月21日(月)
稽古前に特殊なキャラクターの皆さんの衣裳合わせ。
どこがどう「特殊」なのかはここでは言えない。
稽古の前半は歌稽古。
芝居や振りがある程度付いたところで、歌の約束事やニュアンスなどをもう1度丁寧に確認。ミュージカルの舞台には勢いが必要だが、ミュージカルは勢いだけでは作れない。こういう地道な作業の繰り返しが後で大きくモノを言うのである。
続いて、昨日手を付けた2幕後半の、ラストシーンへとなだれ込む部分をおさらい。更にその後、昨日振り付けた2つのミュージカル・ナンバーをさらう。
明日はいよいよラストシーン!
1月20日(日)
稽古前に『ウェディング・シンガー』のプログラム向けに音楽監督の佐橋俊彦さんと対談。
佐橋さんとの出会いはオリジナル・ミュージカルの大作『風と共に去りぬ』であった。そのご縁で『ミー&マイガール』の音楽監督をお願いし、そして今回である。
今日最終回を迎えた『仮面ライダー電王』や、現在放送中の朝ドラ『ちりとてちん』の音楽も佐橋さんの担当なので、佐橋さんの音楽を耳にしていらっしゃる方も多いに違いない。
対談では主に1980年代の音楽などについて喋ったのだが、内容については公演プログラムをご覧いただきたい。
さて、稽古の前半は公式ブログでも告知されていた公開稽古。
本編から3つのミュージカル・ナンバーをピックアップしてご覧いただいたのだが、その詳細は、いずれ5名の特派員がレポートしてくださるに違いない。
そして稽古の後半はまた新しい場面、2j幕の後半に手を付ける。更にその後、ミュージカル・ナンバーを2つステージング。
ようやくラストシーンが見えて来た!
1月19日(土)
ミュージカル・ナンバー中心の稽古デー。
まずは久々にオープニングの「君の結婚式」を。続いてロビーとジュリアの切ないデュエット「もし君に告げたら」。更に1幕幕切れの「サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ」。そしてリンダがロビーにセクシーに迫る「帰ったわよ」。
かつてフレッド・アステアは、ダンス・パートナーのシド・チャリースを「ビューティフル・ダイナマイト!」と称したが、このナンバーのリンダ=徳垣友子さんも正に「ビューティフル・ダイナマイト!!」
稽古の後半は、昨日手を付けた「金のすべて」の続き。更にその後、アンサンブルの皆さんで振り固め。
今日の「劇中に登場する、キーワードと言うほどではないが知っていると楽しい言葉」は食品関係。
「アービーズ」「バーガーキング」「マックリブ」「キッシュ」「ニュー・コーク」「ゼリー・ビーンズ」
「アービーズ」はかつて渋谷のセンター街にも店舗があった。「バーカーキング」は日本に再上陸を果たしたばかり。「マックリブ」は、ロッテリアにも同様なメニューが存在していたアレ。
「キッシュ」は、劇中でジョージがある人物を祝うために心を込めて作るのだが・・・。
「ゼリー・ビーンズ」はラスト近くである人物の大好物として登場。「ニュー・コーク」は「金のすべて」の途中で登場する。
憶えてました?
『ウェディング・シンガー』の稽古後は『レベッカ』の歌詞打ち合わせへ。
訳詞の竜真知子さん、音楽監督の甲斐正人さん、歌唱指導の山口正義さん、ちあきしんさん、稽古ピアノの中條純子さん、宇賀神典子さん、演出助手の末永陽一さん、それに出演者の石田佳名子さんに手伝ってもらって、1曲1曲を歌いながら訳詞をチェック。
この催しは明晩に続く予定。
1月18日(金)
東宝舞台の岩槻製作所に行って来た。『レベッカ』の大道具をどう作るか、プロトタイプを用意してテストするためであった。
ご承知の通り『レベッカ』はシアタークリエでの上演である。なので舞台の作りも自ずとシンプルになる。そのシンプルな舞台装置で様々な表情を作り出すためにはどう作ればよいのか。そのために我々が思いついた手法が果たしてどの位有効なのか。それを検証するのが今日の目的であった。
結果は満足の行くものでひと安心。これで次のステップに進むことができる。
午後はもちろん『ウェディング・シンガー』の稽古場へ。2幕の幕開きを段取った後、それに続く大きなミュージカル・ナンバーを1日かけて振り付け。
その大きなナンバーは「金のすべて」。大澄賢也さん扮するウォール街のやり手ビジネスマン・グレンが大勢を従えて歌い踊る、それはそれはゴージャスなシーンである。
「金のすべて」の歌詞は、コール・ポーターの「ユア・ザ・トップ」の様に、様々な単語が次々と繰り出されるミュージカルらしい愉快なものである。ただコール・ポーターと違って曲調はロックだし、並んでいる言葉も金融用語であるが。
で、「劇中に登場する、キーワードと言うほどではないが知っていると楽しい言葉」。
「円安」「キャピタル・ゲイン」「ホワイトナイト」「CEO」「タックス・ヘイブン」「飛ばし」「プラザ合意」「G5」「レーガノミックス」「リベート」「ナスダック」「ダウ・ジョーンズ」
これらは皆「金のすべて」の歌詞に出てくる言葉である。
今となっては懐かしいものもあれば、今の方が認知されているものもあるが・・・、まだまだ出てくるぞ!
1月17日(木)
午前中は日大芸術学部へ。先週「今年最初の授業」だと思ったら、今日はもう「今年度最後の授業」である。休み過ぎじゃないか? 大学生。
午後は『ウェディング・シンガー』の稽古場へ。ミュージカル・ナンバー「ひとり」と「サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ」をさらった後、新しい場面、2幕の中盤から後半にかけてを稽古。そして最後に、ロビーの婚約者、徳垣友子さん扮するリンダの激しいナンバー「帰ったわよ」を振り付け。
『ウェディング・シンガー』の基本はラブ・コメディであるが、そこは最新のブロードウェイ作品である。そこかしこに捻りが利かせてある。そこが古き良き時代のミュージカル・コメディ(『ミー&マイガール』など)と大いに異なる部分である。
例えばミュージカル・ナンバーも、「愛の犠牲者」や「ひとり」、「帰ったわよ」などは相当シニカルであったり、激しかったり、身も蓋もなかったり、あるいはセクシーであったりする。
『ウェディング・シンガー』は多くの世代の方に楽しんでいただけるミュージカル・コメディだが、「男と女の間に起きること」や「世の中のしくみ」を知っている大人の方に、より楽しんでいただけるのではないかと思う。
ひょっとして・・・明日も新しい場面?
1月16日(水)
午前中は来春再演になるミュージカルの打ち合わせ。
このミュージカルの楽曲を朝から聞きまくっていたのだが、またまた『ウェディング・シンガー』モードに戻るのにひと苦労。
で、今日から2幕の稽古に突入。いきなり新しい場面を3シーンあたり、更に2幕中盤のハイライトとも言えるナンバー「ひとり」をステージング。
「ひとり(Single)」は、ロビー、サミー、ジョージと男性アンサンブルたちによる、男臭い渋いナンバーである。男臭い、と言っても都会的で洗練された、ちょっとスタイリスティックス風なソウルフルな楽曲なのでかなりカッコいい、と私は思う。
え? ・・・明日も新しい場面?
1月15日(火)
午前中は舞台版『フラガール』の打ち合わせ。
この打ち合わせに備えて昨日からハワイアン・ソングを聴きまくっていたのだが、打ち合わせを終えた後『ウェディング・シンガー』モードに頭を切り替えるのが上手く行かず、ひと苦労。
で、『ウェディング・シンガー』であるが、今までに手をつけた場面を、1幕の幕開きから順番におさらい。
一昨日まで、とにかく先へ進むことに優先順位を置いて稽古を進めて来たのだが、1幕のラストまで辿り着いたことでもあるし、この辺でこれまでの復習をしておくことにした訳である。
明日から稽古は2幕へと入って行くのだが、これまでにやってきたこと、やり残していることをはっきりさせた上で先に進みたい、と言うことでもある。
今日の最後は、一昨日簡単に段取っただけで終わっている1幕ラストのディスコ場面を細かく稽古。
アンサンブルさんたちは踊る、踊る!
1月13日(日)
今日も新しい場面。1幕のラストまで辿り着いた。ただしまだ辿り着いただけ。
1幕のラストシーンはニューヨーク・マンハッタンのディスコである。
当時ニューヨークでは巨大なディスコが次々とオープンして、ディスコ・ブームになっていた。「トンネル」とか「パラディアム」とか・・・である。「ブルータス」誌だったと思うが、そんな風潮が記事になっていたのを記憶している。
日本でも「マハラジャ」とか「キング&クイーン」とか「ラジオシティ」と言ったディスコに行列ができていたのを思い出す。
このシーンのミュージカル・ナンバーは「サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ」である。10分弱の場面だが、ダンスとドラマが交互にモンタージュされていて、こういう場面を作るのは、実はとても時間がかかる。なので、今日のところは「辿り着いただけ」なのである。
「サタデー・ナイト・・・」と聞くと、多くの方は映画『サタデー・ナイト・フィーバー』を連想されるのではないかと思うが、『サタデー・ナイト・フィーバー』の公開は1977年で(日本公開は78年)、なので『ウェディング・シンガー』のディスコは『サタデー・ナイト・フィーバー』時代のそれより幾分モダナイズされている。
ここではむしろ、映画『フラッシュダンス』を覚えておいていただきたい。
それにしても盛り沢山な、楽しいミュージカルである。ネタバレを避けるために、このブログでは作品の内容自体には触れない様にしているのだが・・・
もどかしい!
1月12日(土)
ボン・ジョヴィの来日公演がナゴヤドームでスタートした。
『ウェディング・シンガー』の中に、鈴木綜馬さん扮するサミーが「ボン・ジョヴィのプロデューサーとデモ・テープが作れるんだぞ!」と興奮してしゃべる場面がある。
ロビー、サミー、ジョージたちのウェディング・バンドの名前は「ハッピー・ニュージャージー」であるが、ボン・ジョヴィは実はニュージャージー州出身のバンドなのである。ずばり『ニュージャージー』と言うタイトルのアルバムもリリースしている。
ボン・ジョヴィのデビューは1984年で、1985年当時のニュージャージーでメジャーデビューを目指すロッカーたちにとっては、まさに憧れであったに違いない。
それはともかく、今日も新しい場面を稽古(だんだん『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の時みたいになって来た)。
今日手をつけたのは、ロビーとジュリアの関係が大きく変化する重要な場面である。重要な場面ではあるが深刻な場面ではない。そもそも『ウェディング・シンガー』には深刻な場面は存在しないのである。なので、今日も1日、笑いの絶えない楽しい稽古場であった。
どのくらい楽しいかと言うと、『ベカーズ・オペラ』の出演者の誰かが、毎日必ず覗きに来るくらいである。
『ベガーズ・オペラ』は我々の階上で稽古中なのであった。
1月11日(金)
新しい場面を稽古。その後、「愛の犠牲者」などをさらう。
『ウェディング・シンガー』の台詞の中には音楽や映画の話題がたびたび登場する。確かに、私たちの実生活の中でも流行りの音楽や映画を話題にすることはよくあるし、ある時代を映画や音楽を通して思い出すこともある。
1985年と言えば、CDはまだ黎明期であり、音楽ショップの店頭ではレコード盤がおおいに幅を利かせていた頃である。インターネットはまだ影も形もなかったし、従って私たちが最新の洋楽に触れる機会を提供してくれていたのはテレビの音楽番組であった。
そんな番組のひとつが『ベストヒットUSA』で、昨日の日記に書いた「×××ー」のミュージックビデオも『ベストヒットUSA』で大々的にオンエアされたのを友人たちと大騒ぎしながら見た記憶がある。
懐かしいな~。
P.S./『ウェディング・シンガー』ブログにこんなビッグ・ニュースが!
1月10日(木)
午前中は日大芸術学部で今年最初の授業。私の担当は所沢校舎での1時限目なので、家を出る時刻にはまだ薄暗い。せめて江古田校舎にならないかなあ・・・。
どうでしょう、原先生?
午後は『ウェディング・シンガー』の稽古場へ。昨日振り付けたナンバーをさらった後、新しい場面を稽古。
今日手をつけた場面には「愛の犠牲者」と言うタイトルのナンバーがある。ちょっとへヴィな曲調のナンバーなのだが、ここでは、かつてどこかで見たようなダンスが繰り広げられることになっている。
ヒントは「史上最も多くの売り上げを記録したレコード、CD」としてギネス・ブックにも認定されているマイケル・ジャクソンの大ヒットアルバムからシングル・カットされた「×××ー」。
分かっちゃった?
1月9日(水)
1幕の中盤に入る。
ミュージカルの稽古は、特にそれが新作で、なおかつコメディで、しかもダンス・ナンバーが次から次へと出て来る様な作品だったら、確実に時間との戦いになると思っておいた方がいい。
『ウェディング・シンガー』の稽古場は今まさにそんな状態である。
今日も新しい場面の、まずは芝居部分を稽古し、その後、大きなミュージカル・ナンバーを振り付けた。
芝居の稽古だって手間のかかるものなのだが、ミュージカル・ナンバーの振り付けには更に多くの時間が必要となる。今日も芝居部分は手短に切り上げてそそくさと振り付けに入ったのだが、ひと通り振りが付いた頃には時計は21時を回っていた。
明日も新しい場面の稽古と新しいミュージカル・ナンバーの振り付けが待っている。
ひ~。
1月8日(火)
1幕の前半を稽古。
今までに当たった幕開きからシーン4までを、今日はドラマ部分を中心にして丁寧に稽古し直した。
現時点で最も優先順位が高いのは、昨日の読み合わせで得られたスピード感やエネルギーを立ち稽古でも再現できる様にすることである。そうなるためには、ひとつのシーンを繰り返し繰り返し稽古し、台詞やリアクションを徹底的に体に馴染ませることが必要となる。
で、今日も稽古は長時間に及んだのであった。
「劇中に登場する、キーワードと言うほどではないが知っていると楽しい言葉」第2回。
「デロリアン」「マーティ・マクフライ」「ロッキー」「アポロ・クリード」
今回は車の名前と人物名3つである。
どれも当時の大ヒット映画に由来する言葉であるが、デロリアンは『ウェディング・シンガー』では大澄賢也さん扮するグレンが乗りまわしていると言う設定で登場する。残りの人名3つは、1幕の中ごろで鈴木綜馬さん扮するサミーがロビーを励ます時に口にする。
お聞き逃しの無い様に。
1月7日(月)
前半は歌稽古、後半は全幕を通しての読み合わせ。
このタイミングで読み合わせとなったのは、台本の半分は歌っているので、歌稽古が一通り終わらないと読み合わせにならないからである。
それでもここで読み合わせをやっておくのは、この先稽古を進めて行くにあたって、作品の全体像を関係者全員が共有していることが大切になって来るからである。ここを逃すと、その機会は稽古終盤の通し稽古まで待たねばならないことになる。
いやしかし笑った。
台本は何度も読み返しているし、俳優陣が台詞を口にした時の様子も想像して相当面白くなるはずと踏んではいたのだが、今日の読み合わせの楽しさは、その予測を遥かに超えるものであった。
『ウェディング・シンガー』の様なミュージカル・コメディでは、キャスト&スタッフ自身が楽しい作品だと感じていることが仕上がりを大きく左右する。その意味で、今日の読み合わせは最高の出来であった。
稽古後は衣裳の打ち合わせ。今日は稽古場に10時間半いたが、それでも打ち合わせが終わらず、近くのファミレスで続きをやる羽目に。
1月6日(日)
歌稽古とミュージカル・ナンバーの固めデー。その後、またまた舞台美術の打ち合わせ。結局、今日も9時間半、稽古場にいた。
ところで、『ウェディング・シンガー』には1985年の流行や風俗などが次々と登場する。それらのことを知らなくても『ウェディング・シンガー』は十分に楽しいのだが、知っていると更に楽しいかも知れない。加えて、知らない単語に気を取られている隙にストーリーを見失って途方に暮れると言う状態が発生し難くなるかもしれない。
なので、「劇中に登場する、キーワードと言うほどではないが知っていると楽しい言葉」を折に触れて紹介して行こうと思う。
まずはその第1回。
「ヴァン・ヘイレン」「ケアレス・ウィスパー」「エンドレス・ラブ」
これらは皆オープニング・ナンバー「君の結婚式」の歌詞に登場する言葉である。1985年当時の音楽業界にまつわる言葉なのだが・・・
ご存じだっただろうか?
1月5日(土)
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、『ウェディング・シンガー』は今日から稽古再開である。
まずは昨年中に手を付けたオープニング・ナンバー「君の結婚式」をおさらい。ダンス部分の振りを細かくチェックし固める。
続いて「君の結婚式」後の芝居部分を読み合わせ。その後、大雑把に段取りをつける荒立ち。更にその後、2曲目のミュージカル・ナンバー、ジュリアが憧れの人との結婚を夢見る「いつか」をステージング。年初からいきなり9時間半の稽古であった。
初日からもうヘトヘト。
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