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『エキストラ』通信

12月4日(火)

  衣裳合わせ。

  『エキストラ』は登場人数が多いうえ、ストーリーの設定上、大半の人物が始終着替えをしている。つまり衣裳の点数が多いのである。
  東京衣裳の菊田光次郎さん指揮の下、全員が全ての衣裳を着用して、デザインのバランスやサイズ、着替えの手順などをチェック。
  出演者のコスプレも『エキストラ』の楽しみのひとつであろう。

  その後、劇中のBGM(Background Music=台詞の背後で流れる音楽)と台詞のタイミングを合わせる稽古。

  大抵の芝居では、BGMはF.O.(Fade Out=だんだん音量が小さくなって消える)されて終わるのだが、『エキストラ』ではBGMをF.O.させずに、音楽の終わりと台詞をぴったりと合わせることが指定されている。
  つまり俳優は、1ページとか2ページ続く台詞を、毎回決まったスピードで、音楽の寸法に合わせて喋らなければならないのである。
  音楽の途中にある間やフレーズ変わりと台詞を合わせる様に指定されているBGMもあり、それぞれの場面で台詞と音楽がぴったりと合うまで、ひたすらそのことを繰り返した。
  初演でそのことをみっちりやっている出演者が多い為もあろうが、私が想像していた以上に手早くその稽古は終了した。特に佐渡稔さんの耳の良さが群を抜いていてお見事であった。

  今日は衣裳合わせとBGM合わせだけで稽古時間を使い果たすかと思っていたのだが、どちらもスムーズに終了したので、残り時間で後半部分をランスルー。
  明日は久しぶりに幕開きに戻るつもり。

  『エキストラ』初日まであと8日。

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