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『ウェディング・シンガー』通信

12月15日(土)

  井上芳雄さんがこのブログの読者であることが判明した。なので、今後井上さんのことを書く時は、今まで以上に気を引き締めて、慎重の上にも慎重を期して書くことにしよう・・・と思う。

  それはともかく・・・

  歌稽古始まる。

  栄えある稽古1番手は大澄賢也さん。大澄さんが演じるのは上原多香子さん演じるジュリアの婚約者グレンで、グレンはウォール街のやり手証券マンである。
  『ウェディング・シンガー』の時代設定は1985年で、アメリカも日本もバブル景気に浮かれていた頃である。グレンは「金が全て」と信じているバブリーなキャラクターで、当時の様子を少しでも知っている方は、「こんな奴いたよなあ」と苦笑されるであろう。

  グレンには2幕の幕開きに「金のすべて」と言う大ナンバーがあり、ここでの大澄さんは、大勢のビジネスマンやキャリアウーマンを従えて歌い踊ることになっている。今日の歌稽古でもこのナンバーの大澄さんはかなりカッコよかった。

  続いて上原多香子さんが歌稽古に登場。上原さんが演じるジュリアは、ニュージャージー州リッジフィールドの宴会場に勤めるウェイトレスである。
  ご承知の通り、ニュージャージーはマンハッタンとはハドソン川を隔てた燐州である。リッジフィールドは緑の豊かな住宅地で、バブルに狂奔するマンハッタンとは一線を画する場所として『ウェディング・シンガー』には登場する。
  逆に言うと、ジュリアやロビーの暮らすリッジフィールドは、時代や流行とは無縁の庶民的な、やや行けていない土地と言うことになる。

  片やバブリーなグレンと、行けていない代表であるフィアンセ=ジュリア。果たしてこの恋の行方は?  と言うのが『ウェディング・シンガー』のメイン・ストーリーとなるのだが、結末はどうか日生劇場で見届けていただきたい(それまで待ちきれないと言う方は映画版『ウェディング・シンガー』をどうぞ)。

  歌稽古の終了後、歌唱指導の北川潤さんと稽古ピアニストの宇賀神典子さんが「上原さんのファンになっちゃった!」と言っていた。今日の上原さんはそれぐらいチャーミングであった。

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コメント

こんにちは。お久しぶりに書き込みさせて頂きます。
いよいよウエディング・シンガーの歌稽古、始まったんですね。
先日のシネマプレビューとトークショー行って来ました。
トークも楽しかったですが、映画も初めて観ました。
映画の中ではそんなに歌のシーンがなかったので、上原多香子さんがどんな歌を歌うのか、とっても楽しみです。

2月が待ち切れません。(^o^)

インフルエンザも流行っていますので、お風邪など引かれないように頑張って下さい。

投稿: mako | 2007年12月16日 (日) 10時22分

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