『イーストウィックの魔女たち』通信
9月25日(火)
午前中、東宝ミュージカルアカデミー、午後『イーストウィックの魔女たち』、夜『ウェディング・シンガー』。
以前も書いたが、東宝ミュージカルアカデミーでは秋に「ミュージカルの試演会」を予定している。で、今日もその稽古。と言っても、『イーストウィックの魔女たち』が開くまでは週1回、私のレギュラー講義枠内でしか稽古ができない。2時間で終わり、ではちょっともどかしいのだが。
『イーストウィックの魔女たち』は、2幕を一通り、全場面当たる。それぞれの場面は既に稽古を重ねているので、今日は幾つかの場面を繋げて、流れが分かるようにして稽古。ここまで来ると劇場入りももう目前、と言うことである。
『ウェディング・シンガー』は訳詞のチェック会議。ご承知の通り、『ウェディング・シンガー』の台本と訳詞は自転車キンクリートの飯島早苗さんである。
飯島さんは私の尊敬する劇作家のひとりである。今までに飯島さんには向田邦子さんの小説を芝居にしてもらったり、ノエル・カワードの戯曲を日本語台本にしてもらったりしているのだが、今回はブロードウェイ・ミュージカルの上演台本と訳詞である。
こうして見ると、尊敬する劇作家に書き下ろしを1本も書いてもらっていないことが分かる。
それはともかく、今日は飯島さんが書き上げた日本語の詞を、歌唱指導の北川潤さん、指揮の塩田明弘さん、稽古ピアノの國井雅美さん、そして出演者のやまぐちあきこさんにも手伝ってもらって、1曲ずつ歌いながら、「日本語として聞こえるか」「音楽として成立しているか」「シチュエーションやキャラクターに合っているか」「歌い易いか・・・」などなどを、飯島さん同席で綿密にチェックした。
そして不都合な点が見つかれば、その場で飯島さんが書き直す、と言う作業を深夜まで繰り返したのであった。
なんとも贅沢な時間であった。
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