『ザ・ヒットパレード』通信
7月1日(日)
2回目の通し稽古。
進化した部分と停滞してる部分の混在する通し稽古であった。が、芝居作りとはそもそもそういうものである。停滞する箇所がはっきりしているのだから、そこを1つずつ潰して行けばよい。
通し稽古の後はステージングの修正と振り固め。
明日から稽古場にバンドが入って来る。広い稽古場に移ったとは言え、ル・テアトル銀座とは比べるべくもない。実寸で稽古できるのは今日までなので、「実寸じゃなきゃ」的なことは今日中にケリをつけておくのである。
更にその後、衣裳パレード。
「衣裳パレードって何ですか?」と複数の出演者から質問を受けた。どうやら質問者たちのイメージでは、何かエレクトリカル・パレード的なことを衣裳を着けてやってみる、みたいなことになっているらしい。
衣裳パレードとは、今までに(衣裳合わせなどで)決まった衣裳を俳優自身に着用してもらい、場面毎に衣裳のバランスをチェックする作業のことである。間違っても衣裳を着てドトールまで皆で行進することではない。
さて、いよいよ明日はバンドが稽古場にやって来る。このページでも何度となく書いていることだが、ミュージカルを作っていてもっともわくわくするのはバンドの音を聞いた瞬間である。
その瞬間まであと半日。クリスマスの贈り物を待ちきれない子供のように、今夜は目が冴えて眠れないかもしれない。
『ザ・ヒットパレード』開幕まであと9日。
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