『予言』仕込み
5月28日(月)
ル・テアトル銀座にて『予言』の仕込み、道具調べ・明かり合わせ。
『予言』の美術デザイナーは二村周作さんである。私は以前『GOOD』と『ハゲレット』でご一緒したのだが、いまや舞台美術の第一人者、あちこちで引っ張りだこである。今回はシンプルながら印象深いセットをデザインしてくれた。この世界観と日本舞踊のコラボレーションはとても刺激的だと思う。
照明デザイナーの足立恒さんとは『ハゲレット』以来、2度目のお付き合いになる。足立さんは主にダンス畑の照明デザインで活躍されているのだが、『ハゲレット』の時に、その足立さんが珍しく芝居の照明を手掛けると言うことで照明業界的には話題になったらしい。今回は足立さんの本来のフィールドで腕を振るってもらいたくて声をおかけした。ダンスと言っても日本舞踊なのだが。
衣裳デザインは合田瀧秀さん。合田さんとは私のプロ演出家デビュー作『東京サンシャインボーイズの「罠」』以来、実に14年振り、2度目の顔合わせである。前回「罠」の時は衣裳と言っても喪服だけだったのでデザインするにも限界があったのだが、今回は「マクベス」、しかも架空の時代、架空の風俗としてのそれである。合田さんのセンス・オブ・ワンダーが全開で、とてもユニークな衣裳になっている。
音響デザイナーの山本浩一さんとの仕事は『ミー・アンド・マイガール』や次作『ザ・ヒットパレード』などがある。山本さんも引く手あまたであちこちで名前を見かけるが、地味なストレートプレイから華やかなミュージカルやイベントまで、その守備範囲はとても広い。今回はダイナミックな音楽を得て、ル・テアトル銀座の観客を異世界へと連れて行ってくれることだろう。
明日はいよいよ舞台稽古。初日は明後日である。
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