『予言』や『ウェディング・シンガー』や
5月15日(火)
毎週火曜日の午前中は東宝ミュージカルアカデミーの授業。アカデミーの様子は公式ページの稽古場レポートvol.14でご覧いただける。
現在私のクラスではオーソドックスなミュージカル・コメディをテキストにして、そのワンシーンを生徒たちに演じてもらっている。そしてそれぞれの面白い点、未熟な点を指摘し、その指摘をクラス全体で共有することで、ミュージカル俳優に必要な様々な事柄を吸収してもらおうと試みている。
この時期の生徒たちはちょっとしたアドヴァイスで大きく進歩することも多く、こちらにもよい刺激である。
創作舞踊劇場『予言』は、昨日より舞台実寸が取れる大きな稽古場に移動した。まだ振りが荒く付いたばかりだが、昨日今日はその振りをより洗練させる作業にかかっている。芸術監督である花柳芳次郎さんの指示の下、振付担当の西川箕乃助さんや花柳せいらさん、花柳達真さんが実際の踊りを作って行く。
私は、と言うと、そのシーンの解釈について喋ったりキャラクターの説明をしたり、出来上がった振りを見て、その場面をより効果的にする方法はないか意見交換をしたり…、などなどをやっている。
はっきり言って私は日本舞踊については全くの素人である。が、今までの劇場暮らしで身につけたものの何かでお役にたてるかもしれない。そう信じて(つまり開き直って?)この仕事をお引き受けしたのである。
稽古場の重鎮たちの優しさに背を押されるようにして、私も少しづつ無遠慮な演出家に変身中である。
夜は帝劇に顔を出し来年2月に上演されるミュージカル・コメディ『ウェディング・シンガー』のオーディションについての打ち合わせ。素敵な出会いがあることを期待しています。
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