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『ザ・ヒットパレード』製作発表

4月23日(月)

  東京プリンスホテルにて『ザ・ヒットパレード~ショウと私を愛した夫』の製作発表。

『ザ・ヒットパレード』は、太平洋戦争後、日本のショウ・ビジネスを牽引してきた渡辺プロダクション、通称ナベプロの創設者である渡辺晋さん・美佐さんご夫妻を描いたオリジナル・ミュージカルである。
  昨年、同タイトルのテレビドラマが放映されたが、こちらは鈴木聡さんが書き下ろした、まったく別の独立した舞台作品である。「ショウと私を愛した夫」のサブタイトルからも分かる通り、お2人のパーソナルな心情を縦糸に、そこにナベプロが送り出した数々のヒットメロディを織り込んで描く昭和エンタテインメント史なのである。
  ザ・ピーナッツをはじめ、数多くのナベプロ・メロディが全編に散りばめられることになるのだが、宮川彬良さん作曲になるこの作品のための楽曲もふんだんに登場する。そちらもどうかご期待いただきたい。

  ところで、『ザ・ヒットパレード』と聞いて思い出すのは、私がまだ小学校に上がらない頃、当時の大ヒット音楽番組「ザ・ヒットパレード」のテーマソングを「♪ひっぱれー、♪ひっぱれー、♪みんなでひっぱれー」と、意味もわからず歌って大人たちを喜ばせていたことである。

  それと、私の人生の中で「ナベプロ関係で最大の出来事」と言えば、後楽園球場を満員にして行われたキャンディーズの解散公演である。

  「ザ・ヒットパレード」の方は舞台でも描かれることになるだろうが、キャンディーズのファイナル・カーニバルは・・・描かれるであろうか。
  しかしまあ、そもそも芸能とは、受け手の数だけ伝説を持っている、そう言うものであるから、私の人生最大の「アレ」が描かれていない、と言って落胆することは無いのであろう。
  それに、ナベプロ・メロディを同時代で享受しなかった世代にこそ、このミュージカルを楽しんで欲しい、と思ってもいるのである。

  優れたエンタテインメントは時代を作る。そしてそれは時代を超えて生き続けるものだからである。

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コメント

テレビで、制作発表の映像が沢山 流れていましたね。
そこに いらっしゃったとは…(→ิܫ←ิ)
私は 乍ら族で、耳でしか聞いてない状態でしたので、
しっかり見ておけば良かったなぁ…と、反省しきり。
でも、楽しくなりそうですね!
頑張って下さい o(^-^)o

因みに 中学生の時、私は キャンディーズのSUEchanを
担当していました。 ハモリが大変でした(^^ゞ

投稿: カンゴン | 2007年4月25日 (水) 15時15分

昨日26日、「ジキル&ハイド」のマチネを 観て参りました。
初演から今回のファイナル迄、全て観ましたよぉ~!
矢っ張り、この作品 大好きです♡
一つ疑問を感じたのですが、ハイドはどぅしてルーシーを殺さなきゃいけなかったんだろぅ…と素朴に「?」でした。
他の5人に対しては、解るんですが。。。
今になって、不思議chanなカンゴンでした。

投稿: カンゴン | 2007年4月27日 (金) 03時28分

「ジキル&ハイド」
千龝楽、おめでとうございます(^^)/▽☆▽\(^^)
快晴になりましたね。
あれから、私なりに考えてみて、解りました!
何故、ルーシーが殺されたのかが(T_T)
多分、合っていると思うんですけど(;^_^A
人間の「善と悪」は紙一重でもあり、「自由」への憧れは心の飽和状態であり、いつの世も人間社会に於いて永遠のテーマでもありますよね。
あぁ…本当に面白い作品でした。
お疲れ様でした。
次回の作品も、頑張って下さいね o(^-^)o

投稿: カンゴン | 2007年4月29日 (日) 14時57分

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