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『ジキル&ハイド』通信

3月13日(火)

  稽古前に、鹿賀さん、演劇評論家の扇田昭彦さんとプログラム向けの対談。
  稽古はプロローグ~病棟、理事会、婚約披露パーティなど。鹿賀さん絶好調。

『ジキルハイド』の翻訳・訳詞は髙平哲郎さんが引き受けてくださることになった。が、ここで問題が。『ジキルハイド』の上演件を管理する会社「MTI」からライセンスされた台本とスコアがブロードウェイ版とは異なっていたのである。
  元より我々はブロードウェイ版をコピーするつもりは無かったのだが、台本、スコアに複数ヴァージョンが存在することは想定外だった。急いでライセンスされたヴァージョンの検討を行った。そして、ライセンス版を元に、台本とスコアのカット案、そして台詞の追加案を作りMTIの許可を取る、と言う方針が下された。

  髙平さんのクレジットが「翻訳」ではなく「上演台本」となっているのは上記の様な理由からである。(つづく)

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