『ジキル&ハイド』通信
3月10日(土)
全体で歌稽古。その後、「事件、事件」「嘘の仮面」「連れてきて」「嘘の仮面 reprise 1、2」「生きている」をあたる。
『ジキル&ハイド』を上演したいと言う鹿賀さんの熱意とは裏腹に、翻訳上演の準備は捗らなかった。東宝以外にも上演を希望しているところがあるらしい、とか、誰それさんが演出したがっている、と言った話も聞こえて来て(私自身、その頃はまだ駆け出しの演出家に過ぎなかった)、上演のGOがなかなか出なかったのである。
現在の東宝・ホリプロ・フジテレビ3社による共同製作という枠組みが決まったのはいつ頃であっただろうか。とにかく、「3社で収益もリスクもイーブンで負う」という前例のない体制が固まり、ようやく2001年の11月、日生劇場での上演が決定した。
そして私も正式に演出を依頼されることになった。(つづく)
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