『ジキル&ハイド』通信
3月29日(木)
オーケストラとキャストの歌合わせ。
『ジキル&ハイド』には1幕のラストと2幕の頭、そして2幕の後半にエドワード・ハイドによるショッキングな○○シーンが登場する。今回が初観劇と言う方のためにその内容には触れずにおくが、それら一連のシークェンスを創作してくれたのは渥美博さんである。
それらのシークェンスが現在の形に落ち着くまでには随分と紆余曲折があった。例えば、1幕ラストの現場は「テームズ川に臨む荷揚げ場の近く」と言う設定なので、大荷物を吊り上げた滑車のロープをハイドが切って、その荷物を大司教の頭上に落として○○する、とか、いっそ大司教をロープで吊り上げて・・・、とか、とにかく様々なアイデアが提案されては没になった。
美術デザイナーや小道具さん、演出部さんも巻き込んで、みんなで嬉々として○○の想を練っていたわけであるが、知らない人が見たら変質者の集まりに見えたに違いない。(つづく)
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