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『ジキル&ハイド』通信

3月26日(月)

  本日もまた通し稽古。

  『ジキルハイド』初演の立ち稽古で、最初に手をつけたのは「嘘の仮面」であった。
  「嘘の仮面」は、幕開きのジキルと父親の場面に続くナンバーで、鹿賀さんを除く全てのキャストが登場する。スタイリッシュでとても迫力のあるナンバーだが、ここはまだ本編ではない。その後本編に登場するキャラクターたちではあるが、人間関係も人物像も抽象的である。
  このナンバーをはじめ、『ジキルハイド』のステージングは上島雪夫さんである。が、理事会や「事件、事件」など、いくつかの場面は私が作った。音楽が流れている中で芝居をどう組み立てるか。音楽をどう解釈し利用するのか。『ジキルハイド』の稽古を通して、私もミュージカル作りの様々なことを学習した。(つづく)

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