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『ジキル&ハイド』通信

3月21日(水)

  1幕後半を稽古。

  私は、『ジキルハイド』は「都市」で起こる物語だと捉えていた。理想主義者の医師も虐げられた下層階級の人々も、みんな大都市ロンドンで生きている。都市には善も悪も、人間社会の全てがある。そして都市のど真ん中で、人の流れが途絶えた一瞬に事件は起こる・・・。そんなイメージが頭の中にあったので、物語の全てがロンドンの街の中で起こるようにしたいと考えていた。
 
美術デザイナーの大田創さんにそのイメージを伝え、舞台の三方を「街」のコラージュで囲う基本デザインは出来上がった。ただし、現在のプランに決まるまでには夥しいアイデアが検討されては没になっている。中には舞台模型まで作られたのに日の目を見なかったデザインもあった。(つづく)

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