11月16日(木)
今日は長ーい1日であった。
午前中は毎週木曜日定例の日芸所沢キャンパス行き。9時開始の授業に間に合わせるためには自宅を7時には出なければならない。
現在「演出実習Ⅱ」では、4つのチームに分かれて小作品を作っている。後期の授業では、それぞれが「演出したい作品」を持ち寄って、「なぜ演出したいのか」を全員にプレゼンする事をやって来た。その結果、前回までに4つの作品が選ばれ、今後はその作品を授業内で発表するところまでをやってみる。
作品の企画者は当然演出を務め、それ以外の生徒は俳優として、或いはスタッフとして参加する。もとより劇場を使用するわけでもなければ外来の観客もない。実習の域を出る規模ではないのだが、それでもこれは芝居作りである。
十分に楽しんで、存分に苦労するといい。
午後は東宝ミュージカルアカデミーの稽古場へ。今日は道路事情が悪く、所沢からの移動に2時間も掛かってしまった。
試演会も2週間後に迫り、こちらは佳境に入って来た。かつて東宝で上演されたミュージカル7作品から18のナンバーを選び、名場面集の様にして披露しようという試みである。名場面集とはいっても振付などは殆んど新規に起こしている。試演会の振付を担当してくれているのはアカデミーのダンス講師でもある青木美保さんなのだが、青木先生も私も、本公演以上のエネルギーをこの試演会につぎ込んでいる感じである。
夜は来年5月末にある「創作舞踊劇場公演」の打ち合わせ。題材はシェイクスピアの『マクベス』で、それをどんな日本舞踊にするのか。
同じ「音楽」と「踊り」を扱うのでも、ミュージカルを作るのとはプロセスがまったく違うので、仕事としてはとても新鮮である。毎回毎回発見があって、楽しい。
帰宅した時は日付が変わっていた。今日は長ーい1日であった。
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