近況報告など
10月31日(火)
最近の私はそれなりに忙しくしている。
メインとなっているのは以前にも書いた「東宝ミュージカルアカデミー」での集中講義で、『シアターガイド』誌12月号の227ページをご覧いただくと記事になっているのだが、その4度目になる試演会(稽古場での非公開の模擬公演)の指導を私が担当しているのである。
今までの試演会では菊田一夫さんの『墨東奇譚』や、永井愛さんの『見よ、飛行機の高くとべるを』などが取り上げられて来たのだが、今回はいよいよミュージカルに取り組むことになった。と言っても1本の作品を丸ごと上演するのではなく、東宝の財産演目の中から生徒たちに適した、あるいは生徒たちに挑戦して欲しいナンバーや芝居を抜粋して2時間弱にまとめたものを上演してみようと考えているのである。
当然のことながら、その為にはヴォーカル稽古、振付、そして芝居の稽古・・・と、実際のミュージカルを作るのと同様のプロセスがある訳で、今回の経験を通じて生徒たちにはより一層の飛躍を遂げて欲しいと願っているのである。
とは言ってみたものの、試演会とは言え総勢35名の登場人物による、18シーンに及ぶミュージカルを1から作るっている訳でもあるので、さすがの私もここの所ややバテ気味ではある。
さて、博多座の『風と共に去りぬ』は29日(日)に無事千秋楽を迎えた。それに先立つ24日(火)には上演回数250回を達成し、記念のスペシャル・カーテンコールも行われた様である。
何はともあれ、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。そしてスタッフ&キャストの皆さん、お疲れ様でした。
偶然キャストのブログなどを発見し、何が記されているかと目を通してみると、そこには大抵「どこどこで何々を食べた、実に美味かった・・・」と言う話題が綴られていて、それにはちょっぴり腹が立ちました。
その他には日大芸術学部演劇学科での授業が毎週1回あり、東宝の劇作家養成講座で毎年1回受け持っている講義などもあり、その他には来年の芝居の打ち合わせなどが少しづつ入り始めた。そしてそれらの合間を縫って、今月は久し振りにいろんな芝居を見にも行っている。
そんなこんなで、最近の私はそれなりに忙しいのである。
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