『GWTW』通信
9月23日(土)
ピアノ通し稽古。
今回は持ち時間が少なく、ややバタバタと稽古を進めて来たのだが、1回目の通し稽古としては悪くない仕上がりであった。もちろんケアレスミスは頻発したが、ドラマの骨格は、むしろ今まで以上にくっきりと浮かび上がっていた。
日本でのオリジナル・ミュージカル作りの宿命として、台本や楽曲などの素材作りが追いつかず、稽古の進行と平行してしまうことになり易い。台本やスコアをいじりながら同時に稽古を進めることになるわけで、素材を試しながら納得の行くまで手を入れることができる反面、題材や役柄に対して客観的になりきれないこともある。
今回の再演は前回から3年以上経過していて、そのことが俳優たちにある客観性、と言うか、ドラマとの適切な距離感を与えてくれたのではないだろうか。今日の通し稽古を見ながら、そんなことを感じていた。3年という歳月が、ドラマの骨格を浮かび上がらせる方向に作用したに違いない。
別稽古場では今日もオケのリハーサル。明日はいよいオケ合わせである。
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