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『プライベート・ライヴズ』通信 祝・飯島先生ご復活!

8月22日(火)

 昨日に続いて1幕の小返し。後半を整理した後、1幕を通す。

 前回1幕を通した時(8月10日)と比べると5分ほど短縮された。それだけ会話が噛み合い、芝居にメリハリが付いたと言うことである。
 芝居にスピードが出て来ると、不思議なことにそれだけでストーリーが盛り上がっている様に見えるし、登場人物も生き生きとした魅力的な人物に見えて来る。

 芝居のスピードを上げるために俳優は集中を強いられているし、その集中を持続する為にテンションも上がっている。当然俳優は、その為にいつも以上にエネルギーを費やすことになるのだが、5%スピードを上げるために俳優が費やすエネルギーは、プラス5%という訳にはいかない。倍のエネルギーは必要になるだろう。
 しかし費やされた倍のエネルギーのお陰で、俳優は実際に生き生きとし、舞台には良い緊張感が生まれるのである。そしてもうひとつ、スピードが上がったと言うことは、説明的な演技が排除された結果でもある。

 スピードを上げることは芝居の目的ではない。だが、その副産物として様々な良い現象が現れるので、1幕が5分短かくなったことは大変な進歩を意味するのである。

 あ・・・飯島先生に触れてないや。

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