『プライベート・ライヴズ』通信
8月7日(月)
稽古前に衣裳とヘアの打ち合わせ。衣裳デザイナーは黒須はな子さん、ヘアメイクは河村陽子さんである。
さて、本日より立ち稽古。全周を客席に囲まれているので、どこに向かって芝居を作っていけばよいのか俳優たちも私も最初は戸惑った。が、次第に、これはどこを向いても良いのだ、と言う事が分かって来る。
舞台と客席が対峙している通常の形式では避ける様な位置関係も、この形の舞台ならむしろ「あり」なのである。そう言う意味では円形舞台というのはとても自由な物である。
ただし、ミザンセーヌ(俳優の導線や位置関係)を確定するのにはとても時間が掛かる。自由だと言う事は、逆に言えば何でもOKだという事なので、どう動いてもとりあえずは成立してしまうのである。楽しい稽古ではあったが、1日掛かって15分程度のページ分しか進まなかった。
立ち稽古初日だから、それでも全く問題はないのだが。
| 固定リンク
最近のコメント