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『プライベート・ライヴズ』通信

8月1日(火)

 ほぼひとつき、ブログの更新をサボりました。

 習慣というものは恐ろしいもので、『ミー&マイガール』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の連続上演という過酷な状況下でも、「毎日ブログを書く」という習慣が付いていれば書けるし、ひとたびブログを書かない習慣が付いてしまうと、今度はこうしてひとつき近く書かないという・・・。

 と言う訳で『プライベート・ライヴズ』通信の始まりである。と言う事は、本日より稽古が始まったと言う事である。

 『プライベート・ライヴズ』はイギリスの劇作家、兼俳優、兼ソングライター、兼文化人のノエル・カワードが1930年に発表した風俗喜劇である。ウエストエンドでもブロードウェイでも、何年か毎に上演されている人気演目で、我が国でも『私生活』『危険な戯れ』などの題名で度々上演されて来た。
 今回は飯島早苗さんが新たに上演台本を起こしてくださったので、今までの翻訳上演とはひと味違った、生き生きとしてスピーディな舞台を目指したいと思っている。

 『プライベート・ライヴズ』は2組の新婚カップルが、ハネムーンの初夜にホテルの隣部屋同士に投宿した事から巻き起こる大ドタバタ・コメディである。隣部屋になった位で何故大ドタバタが巻き起こるのかと言えば、片方の新郎ともう一方の新婦が「かつて夫婦だった事があった」からである。
 以前ブロードウェイでその元夫婦の役を、現実の元夫婦、リチャード・バートンとエリザベス・テイラーが演じた事があったが、今の日本でそれを真似るとすると、私には2組の元ご夫婦の顔が浮かぶ。が、差し障りがあり過ぎるので、ここでは思い浮かぶ、と言う事に留めておきたい。
 
 それはともかく、今回の「元夫婦である新郎新婦」は葛山信吾さんと久世星佳さんである。もちろんお2人は元夫婦ではない。お2人の相手となる「初婚の」新郎と新婦は西川浩幸さんとともさと衣(ころも)さんである。

 稽古初日の今日は顔合わせと読み合わせが行われたのだが、久世さん以外の俳優さんとは今回が初仕事なので、私も些か緊張していた。緊張をほぐそうとしてやった事で余計に緊張する、と言う事が良くあるものだが、今日の私はそんな状態であった。どんな有様であったのかは飯島早苗さんのブログ「顔を洗って出直します」に詳しいので、是非ご一読頂きたい。

 ところで、私は他のブログとこのページをリンクさせる手順を知らない。恐らくかなり簡単な手順なのであろうと想像するが、なので、現段階では上の「顔を洗って出直します」をクリックしても何事も起こらない。
 検索エンジンのご利用をお願いする次第である。

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