『TDV』通信
7月2日(日)
初日。
大変な難産であったが、親の心配をよそに、生まれた子はとても元気な子であった。親の手を離れた後も、この子なら皆に愛されながらすくすくと育ってくれる事であろう。
カーテンコール。初日なので今日はスペシャルで、市村さん、山口さんがコメント。その後私も舞台に上がったが、私が登場する時はいつも必ず誰かを紹介するためである。今日紹介させていただいたのはミヒャエル・クンツェさんであった。
クンツェさんからは身に余る様なお言葉を頂いた。重たい荷物をようやく下ろす事ができた様な瞬間であった。
終演後、ロビーにてパーティ。クンツェさんをはじめ、ウィーン劇場協会の方や、ジム・シュタインマンさん、ロマン・ポランスキーさんそれぞれの代理人の方など大勢のゲストを招いた華やかなパーティであった。公式ブログで見られる初日カーテンコールの映像の中で、私がクンツェさんと並んでいるのはこのパーティでのものである。
ひと月前の顔寄せで笑いを取っていた岡本プロデューサーが、今日は皆を感動させる様なスピーチをされた。この人も根っからの舞台人なのである。
『TDV』は、これからふた月の航海に出る。長く困難な旅であろうが、航海の安全と無事を祈りたい。その前に、明日は浦井アルフレート&大塚サラの初日である。2人も泉見アルフレート&剱持サラと同様に皆に祝福されます様に!
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