『TDV』通信
6月4日(日)
お待たせしました。いよいよ『TDV』通信の始まりです。7月2日の初日まで1ヶ月間、どうぞよろしくお付き合いください。
さて、ヴォーカル稽古、そして一部のダンスシーンの振り付けは5月13日からスタートしていた。そして5月16日の製作発表を挟み、それらの稽古は昨日まで断続的に行われて来た。
そして今日、出演者が一堂に会し、音楽入りで全幕の読み合わせ(全編の9割以上が歌なのだから「歌い合わせ」と言った方が正確かもしれないが)が行われた。
結果は、想像していた以上に楽しい!
『ダンス・オブ・ヴァンパイア』は、早く「一人前」だと認めて貰いたい癖に自分ひとりでは何もできない少年の成長の物語である。
その少年は、師と仰ぐ人物と吸血鬼退治の旅を続けているのだが、ある時旅先で出会った女の子に一目で恋をしてしまう。ところが雪国の僻村暮らしのその女の子は、外の世界、華やかな生活に憧れる余り、吸血鬼であるクロロック伯爵の誘いに乗って家を飛び出してしまう。
果たして少年は無事に女の子を取り戻す事ができるのであろうか・・・、と言うのがこの物語の骨子と言う訳である。
この少年=アルフレートと師であるプロフェッサー・アブロンシウスの関係は、『スター・ウォーズ』で言えばルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービであろう。とすると、宿敵クロロック伯爵はダース・ベイダーか。
『スター・ウォーズ』と異なるのは、アルフレートが思いを寄せる女の子=サラがクロロック伯爵にハートを盗られてしまう、と言う所である。レイア姫がベイダー卿の元へ走った訳だから、ルークの心境は穏やかではあるまい。
もちろんこのミュージカルの原作である映画『ポランスキーの吸血鬼』は『スター・ウォーズ』以前に製作された作品であるし、ここに挙げた両作品の類似性も、「そう置き換えるとイメージがし易いですよ」と言う私のお遊び以上のものではない。
でも、そう考えると、私は何だかわくわくして来るのである。私が男子だからであろうか。
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