「タンバリン」のこと、そして『TDV』通信
6月15日(木)
今日も午前中は所沢の日大芸術学部で授業だったのだが、生徒のひとりから「タンバリン、今日で閉めるんですよ」と教えられた。「タンバリン」というのは、私が日芸生だった頃足繁く通った江古田の喫茶店である。
このブログの4月12日付の日記に、
「会議が始まるまでの小一時間はタンバリンで時間をつぶし、お父さんお母さんと、佐野ちゃん、愛ちゃん、工藤ちゃん、ガメラ、三谷君・・・の話に花が咲いたのであった。」
と書いたのだが、その店である。タンバリンは店の前の道路拡張で立ち退きになるのだそうで、4月に訪れた時、その事はタンバリンのママから伺っていたのだが、それが今日だったのだ。
タンバリンには色々と思い出がある。そのほとんどは20年以上前の事なので、きっと甘酸っぱく美化されているに違いない。私にとって江古田で過ごした4年間は人生を決定付けた最も大切な4年間なので、なおさらそう感じるのかもしれないが。
何にせよ、私の青春のひとつが確実に終わった。知らせを聞いて、今日はそんな気がしたのであった。
so-net blogの方の旧ブログ「Show Goes On!」では、2005年3月31日付の日記でタンバリンが出て来る。一昨年来、短い期間ではあったが江古田に通い、タンバリンにも顔を出す事ができたのは幸いであった。
そして今年の4月12日、それが最後になるとは知らずに立ち寄ったタンバリンで、初めてと言っていい位ゆっくりとマスター、ママと喋る事ができた。それも本当に幸運であった。
マスター、ママ、長い間ご苦労様でした。
さて、午後は『TDV』の稽古場へ。もちろん今日も新しい場面。
今日は夕方から稽古場に、演劇関係の雑誌と番組の取材カメラが入っていた。更に稽古後、山口さん、市村さんと共に、東京會舘で演劇記者の方々による取材に同席。月末位には色々な所で記事が見られるのではないだろうか。
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