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『ミー&マイガール』通信

5月22日(月)

 昨日に引き続いて、ミュージカル・ナンバーを中心としたおさらい日。

 ところで、ビルとサリーはいったい何歳位なのであろうか。実は、台本の中には2人の年齢に関する指示はない。とても幼い2人の様にも思えるし、世間知らずで精神年齢だけが幼い様にも感じられる。

 1937年の初演時にビルを演じたルピノ・レインは1892年生まれだから、当時既に40代の半ばだった。写真を見ても、ちょび髭の何やらおじさん風である。
 ロンドンとニューヨークのリバイバル版でビルを演じたロバート・リンゼイは1949年生まれで、1985年のロンドン・リバイバル時は35歳、私がニューヨークで観た時は36歳だった訳である。
 ニューヨークでロバート・リンゼイの跡を継いだのはジム・デイルで、1935年生まれの彼は54歳でビルを演じた事になる。

 初演のサリーに関しては情報がないのだが、ロンドンのリバイバルでサリーを演じたのはエマ・トンプソンで、1959年生まれで25歳。
 ニューヨーク版のマリアン・プランケットは1953年生まれなので33歳。

 もちろん俳優の実年齢=役の年齢ではないので、以上の事はあくまでも参考程度に思っておきたいのだが、『ミー&マイガール』上演史の中では、今回の井上&笹本コンビは相当若い方の部類に入る。
 ちなみに前回の唐沢寿明さんは39歳、木村佳乃さんは26歳であった。

 ニュー・ジェネレーションですなあ。

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