『ミー&マイガール』通信
5月30日(火)
稽古は休み。スタッフのみの作業日。
朝から夕方まで道具調べ・照明合わせの続き。続いてテクニカル・リハーサルで幾つかの場面転換を当たる。更にその後、夜は音楽班と音響チームによるサウンド・チェック。
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5月30日(火)
稽古は休み。スタッフのみの作業日。
朝から夕方まで道具調べ・照明合わせの続き。続いてテクニカル・リハーサルで幾つかの場面転換を当たる。更にその後、夜は音楽班と音響チームによるサウンド・チェック。
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5月29日(月)
稽古場最終日。
2回目のオケ付き通し稽古。昨日より良くなった部分も多いが、取りこぼした部分もちらほらと。ただし、攻めて行っての事なので、悪い症状ではない。
稽古後は道具調べ・照明合わせに合流。仕込みのスケジュールに余裕があるとは言え、今日の作業は深夜に及んだ。
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5月28日(土)
オーケストラ付き通し稽古。
メリハリの効いた、とても良い出来の通し稽古であった。今までの課題もほとんどが消化され、大笑いしてちょっとぐっと来る、本物の『ミー&マイガール』になっていた。
ひと月半に及んだ稽古、その間決して困難は少なくなかったし、稽古場引っ越しも1度では済まなかったが、そんな苦労も今日の稽古で吹っ飛んだ。
私たちはなんて素晴らしい仕事に就いているのだろう。つくづくそう思いながら、私は今日の通し稽古を見ていた。このカンパニーでこの作品と出会えた私は本当に幸運であった。
明日は遂に稽古場最終日、明日もオーケストラ付きで通し稽古である。舞台の方は大道具の仕込みもほぼ終わり、明日から道具調べ・照明合わせに入る。
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5月27日(土)
オケ合わせ。
稽古場にオーケストラがやって来た。楽器は見ているだけでもウキウキして来るのに、目と鼻の先にオーケストラである。今日の稽古場は最高に幸せであった。
ただし、今までスタッフが座っていた場所にオーケストラが鎮座しているので、今後稽古場内に自分の居場所を確保することができるかどうか、それが新たな課題ではあるが。
明日はオーケストラで通し稽古。
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5月26日(金)
2回目の通し稽古。通し稽古の前に幾つかの場面を抜き稽古。
舞台の方では大道具の仕込みが順調に進んでいる。帝劇が今月公演を行っていないので、通常より早い時期から舞台を使用しての作業が可能なのである。
別稽古場のオーケストラ・リハーサルも、2日目の今日は1曲1曲のニュアンスなどを丁寧に掘り下げていた。ミュージカルの仕事をしていて最高にわくわくするのは、オーケストラの音を最初に聞く瞬間である。
明日はオーケストラと出演者たちの合わせ、通称「オケ合わせ」。
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5月25日(木)
午前中は日大芸術学部で授業。生徒の数は尚も増え続け、現在35名に。
『ミー&マイガール』、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』、東宝ミュージカルアカデミー、そしてこの授業である。稽古の様に毎日顔を合わせているのならともかく、週に1回、しかも講義をしながらでは、顔と名前を一致させる事はもはや絶望的とさえ思える。全員を名前で呼んであげられる日は果たして来るのであろうか。
『ミー&マイガール』はいよいよ通し稽古。そして、別の稽古場ではオーケストラ・リハーサルが始まった。
近頃の「ミーマイ・ブログ」の充実ぶりは目覚ましい。今日の今日でオーケストラ・リハーサルの動画が既にUPされている。そして、私のインタビュー記事も。
このインタビューは、ブログにもある通り、本来は東宝の社内誌『宝苑(ほうえん)』のためのものである。なので一般の方には馴染みのない固有名詞も出て来るし、何やら大きく構えていて気恥ずかしい部分も見受けられる。が、そもそもが一般公開を想定せずに喋り倒したものなので、その辺はどうかご容赦いただきたい。
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5月24日(水)
今日はまず帝劇の客席を使用して「○○○○・○ォ○○」の段取り稽古。その後稽古場に戻り、2幕を台本順に当たる。
途中で再び稽古場を離れ、帝劇地下にある大道具の作業場にて、組み上げられた書斎のセットを使用しての稽古。のち、再度稽古場に戻って2幕後半を稽古。
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5月23日(火)
火曜の午前中は定例の東宝ミュージカルアカデミー。午後は『ミー&マイガール』の稽古場へ。
今日の稽古では1幕を台本順に、細かな手直しを挟みながら全場面を当たる。そして稽古後、衣裳合わせ。
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5月22日(月)
昨日に引き続いて、ミュージカル・ナンバーを中心としたおさらい日。
ところで、ビルとサリーはいったい何歳位なのであろうか。実は、台本の中には2人の年齢に関する指示はない。とても幼い2人の様にも思えるし、世間知らずで精神年齢だけが幼い様にも感じられる。
1937年の初演時にビルを演じたルピノ・レインは1892年生まれだから、当時既に40代の半ばだった。写真を見ても、ちょび髭の何やらおじさん風である。
ロンドンとニューヨークのリバイバル版でビルを演じたロバート・リンゼイは1949年生まれで、1985年のロンドン・リバイバル時は35歳、私がニューヨークで観た時は36歳だった訳である。
ニューヨークでロバート・リンゼイの跡を継いだのはジム・デイルで、1935年生まれの彼は54歳でビルを演じた事になる。
初演のサリーに関しては情報がないのだが、ロンドンのリバイバルでサリーを演じたのはエマ・トンプソンで、1959年生まれで25歳。
ニューヨーク版のマリアン・プランケットは1953年生まれなので33歳。
もちろん俳優の実年齢=役の年齢ではないので、以上の事はあくまでも参考程度に思っておきたいのだが、『ミー&マイガール』上演史の中では、今回の井上&笹本コンビは相当若い方の部類に入る。
ちなみに前回の唐沢寿明さんは39歳、木村佳乃さんは26歳であった。
ニュー・ジェネレーションですなあ。
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5月21日(日)
ダンス・ナンバーを中心にしたおさらい日。
帝劇館内では相変わらずあちこちで改装工事が続いている。が、舞台の方は一足早く作業が終了し、今日は『ミー&マイガール』の大道具の一部が早くも搬入されていた。大道具さんたちは明日よりセットの組み立て作業に入るそうである。
稽古場もいよいよラスト・スパート。現在の良いムードのまま、無事に初日を迎えたい。
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5月20日(土)
ジョン卿とマリア公爵夫人の場面を中心におさらい。その後、残っているミュージカル・ナンバーの内のひとつ「街灯の下で」を振り付け。
「街灯の下で」は、『ミー&マイガール』の中で私の最も好きなミュージカル・ナンバーである。20年近く前、ブロードウェイのマーキース劇場で『ミー&マイガール』を観た時、このシーンのビル=ロバート・リンゼイは本当に格好良かった。
当時「ニューズウィーク」誌に載った劇評を今でも覚えているが、『ミー&マイガール』のロバート・リンゼイはフレッド・アステアとジーン・ケリーとマルクス兄弟をひとりでやってのけている、と言う様な内容であった。
「街灯の下で」のビルは、その内のフレッド・アステアで、ロマンティックに歌い、エレガントに踊る。
井上君のビルも正にロマンティック、そしてエレガント。
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5月19日(金)
本日のメニューは、2幕の頭「熱いアイツがやってきた」から「スマイル! スマイル!」までと、1幕中盤「その気になればできるはず」から「この手を取って」まで、そして2幕のラストシーンであった。
これで、ドラマ部分は全場面当たった事になる。ミュージカル・ナンバーはまだ2つほど残っているが。
井上君は、「とにかく最後まで早く辿り着きたい」と言っていたが、これで少しは落ち着いただろうか。涼風さんも同様な事を仰っていた。私自身も、まずは段取りを作ってしまう方が性には合っている。なので、私自身はこれで少しほっとした。
初日まであと2週間。作品に魂を吹き込む大切な大切な期間である。
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5月18日(木)
毎週木曜日、午前中は日大芸術学部演劇学科にて授業。
私のクラスは、演出コースの1年生を対象とする『演出実習Ⅱ』というものだが(他コース、他学年の生徒も若干いるが)、生徒たちは授業中、程度の差はあれ、何だかもどかしそうな、歯痒そうな顔をしている。「演出」という言葉が持つ曖昧さ、分かり難さがそうさせているのだと思う。
「演出とは何か」を一言で説明する事は難しい。100人の演出家がいれば、恐らく100通りの説明が出て来るだろう。その説明し難い理念を、実際の芝居作りの中で演出家が出会う様々なシチュエーションを通して読み解こうとするのが私の『演出実習Ⅱ』なのである。
とは言え、私が日常的に出会うシチュエーションも、彼らには自分の事としてイメージする事が難しいらしい。そして、熱心な生徒ほど、もどかしそうに、歯痒そうになって行くのである。
今日の授業で面白かったのは、私が実際に使用している台本やスコアを見せた時である。彼らは開かれた台本やスコアを、目を輝かせて覗き込んで来た。そこにはいつものもどかしそうな、歯痒そうな生徒は1人もいなかった。
自分たちとは無関係に感じていたプロの現場が、自分たちと繋がっている事に気づいた瞬間だったに違いない。
午後は東京會舘にて『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の製作発表。東宝の公式ページに速報がUPされているので、どうぞご覧ください。
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5月17日(水)
前半はオープニング・ナンバー「ヘアフォードの週末」のおさらい。後半は、1幕で唯一手を付けていなかった「この手をとって」をステージング。
どちらも大人数が登場する、手の込んだナンバーである。同時に多人数が違うアクションを起こして行くので、以前も触れたが、こういうナンバーを仕上げるのにはとても時間が掛かるのである。
井上君と玲奈ちやんは、稽古前に『題名のない音楽会21』のリハーサルがあったらしい。明日がその収録だそうである。
連日2人とも、稽古に取材に・・・と大忙しである。心なしかスリムになってきた井上君を見て、玲奈ちゃんは「お肉を一杯食べさせたい」と言っておりました。
明日は稽古OFF。
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5月16日(火)
午前中はいつもの様に東宝ミュージカルアカデミーの講義、午後は『ミー&マイガール』。今日は芝居の部分に重点を置いて、1幕の応接室、2幕冒頭、書斎、ランベスの街などを稽古。
今日のメニューを全て消化した後で、井上君が「今日は色々な事がはっきりして良かった」とポツリ。
稽古は台本の順番通りには進まないので、全体像を掴むのは容易な事ではない。今日の様な稽古を繰り返す事で、俳優は少しずつ役を自分のものにして行くのである。
「色々な事がはっきりして良かった。けど、覚えてられるかな?」
覚えておいてください!
「ミーマイブログ」では、製作発表で披露されたミュージカル・ナンバーの動画が配信されている。6月2日からの本編ではこの数倍の規模でソング&ダンスが展開される。どうぞお楽しみに。
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5月15日(月)
パブ、ランベスの街、そして書斎をおさらい。
これまでの稽古で、全体の8割位は手を付けた事になろうか。芝居の部分に限れば、当たっていないのは終景だけになった。と言っても、まだ手を付けただけであって、初日に向かって克服しなければならない課題は山積みである。
でもまあ、この時期にこのペースは「順調」と言って良いであろう。井上君も、「思っていたよりも残り時間が多い」と言っていた。
今週を息切れしないで乗り切って、上手に来週に繋げたい。来週はラスト・スパートの週である。
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5月14日(日)
稽古場で過ごす時間が長くなって来た。いよいよ佳境に入って来た、と言う感じである。
今日はまずサリーのナンバー「スマイル! スマイル!」のステージングから。その後、「スマイル! スマイル!」前の2幕冒頭、更に「スマイル! スマイル!」後の書斎の場面を稽古。書斎はこれまで幾つかの部分に分けて稽古して来たのだが、ようやく今日、その全部を繋げる所まで辿り着いた。
更にその後、ランベスの街の場面の手順を付けて、本日の稽古はようやく終了。稽古が終わっても、何人かは自主的に振り付けのおさらいなどをやっている。
正に、佳境に入って来た、と言う感じである。
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5月13日(土)
稽古前に『ミュージカル』誌の取材。玉野さん、塩田さん、私の3人で『ミー&マイガール』の魅力などを語り倒す。
稽古はまず2幕の書斎から。ビル、マリア、ご先祖様たちの「ヘアフォードの歴史」を仕上げる。その後、1幕のビル登場シーン、マリアのビル教育シーンなどをおさらい。
「ミーマイブログ」は相変わらずの充実ぶりである。キャストの皆さんの動画コメントもスタートしたので、どうぞご覧ください。
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5月11日(木)
木曜定例は日大芸術学部の所沢キャンパス行き。入学からひと月が過ぎて、学生たちに落ち着きが出て来た。名前は相変わらず覚えられていないのだが。
『ミー&マイガール』の方は、まだ手を付けずにいた1幕のオープニング・ナンバーのステージングに入る。休暇に出掛ける貴族たちがロンドンを出発してヘアフォードに邸に到着するまでが描かれているナンバーなのだが、こういう場面は、作るのに意外と時間が掛かるものである。今日もそうであった。
その後は「ランベス・ウォーク」の場面をおさらい。色々な手順が整理されて、観易くなって来た。
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5月10日(水)
ビル&サリー・デー。
まずはビルとジョン卿のナンバーをステージング。昨日の製作発表で玉野さんが言っていた「新しい事」をやるナンバー。そのお手伝いに駒田一さんが来てくれた。それにしても、玉野さんも駒田さんも、どうして何でも器用にできるんだろう。
続いてビル&サリーの新しい場面を稽古。更にその後、日課となっている「ミー&マイガール」のおさらい。タップを踏みながらの交流がスムーズになって来た。
稽古後、鈴木聡さんと会食。
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5月9日(火)
『ミー&マイガール』の製作発表。その前に、東宝ミュージカルアカデミーで週1回の定例講義。
前回渡したテキストから短い場面を取り出して、活字の羅列に過ぎない台本からどうやって演技に必要な情報を読み取るか・・・、みたいな事を試してみる。
製作発表は品川プリンスホテル内の「クラブeX」が会場。まずは井上芳雄さん、笹本玲奈さん、純名りささん、そして私が登壇し、演劇ジャーナリストの皆さんやホームページで応募されたお客様との質疑応答。その後マスコミ向けのスチール撮りを挟んで後半戦へ。
後半では上記4名に玉野さん、塩田さんが加わってのトークショー。更に、井上さん、笹本さん、純名さん、スペシャル・アピアランスの玉野さんにアンサンブルの皆さんが加わって「熱いアイツがやってきた」「ミー&マイガール」「ランベス・ウォーク」のダイジェスト版を披露した。
予定の時間を30分近くオーバーする盛り上がりで(本当に盛り上がっていたのかどうかは、出演していると実はよく分からない)私も胸を撫で下ろしたのだが、随分早くから2幕の大タップナンバーを先行して稽古していたのは、実はこの日の為であった。
一同の頑張りが、上手くお客様に伝わっていると良いのだが。
製作発表の終了後は、稽古場に戻って今日も貪欲に稽古。本間さんのタップや「パブ」のおさらいなど。
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5月8日(月)
本日より稽古場がまた変わって、ようやく帝劇に戻って来た。帝劇は、館内の至る所がまだ改装工事の最中だが、稽古場周りは一足先に使用できる様になったのである。
さて、本拠地に戻った所で顔寄せ。キャスト&スタッフ、上演関係者、劇場関係者が一堂に会し、上演の成功に向けて決意を新たにする。
顔寄せの後、ジャッキーの魅惑的なナンバー「わたしさえ良ければ」をおさらい。その後2幕に登場する「ご先祖様」たちの衣裳合わせ、そして「ご先祖様」たちのステージング。
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5月6日(土)
マリア公爵夫人がビルに教育を施す場面、ビルの登場場面、そして「ランベス・ウォーク」に至る場面をおさらい。
まだ順不同ではあるが、これで1幕の輪郭は見えて来た。ただし、幕開きのナンバー「ヘアフォードの週末」と、キーストン・コップスを彷彿とさせる(マイナーな例えで申し訳ない)大追っかけナンバー「この手をとって」が未着手で残っている。
そして、もちろん2幕も。
明日は稽古OFF。私は仕事。
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5月5日(金)
「ランベス・ウォーク」の後半をステージング、その後、昨日今日で作ったシーンを繋げて稽古。
ランベス・ウォークの「ランベス」と言うのは、ロンドンの下町、テムズ川南岸の労働者たちが多く住む地区の名前である。『ミー&マイガール』の中では、浮世離れした貴族たちの暮らしの対極にある、ヒューマニズム溢れる場所として登場する。
貴族たちの気取った物腰に対して、ランベス育ちのビルやサリーは「これが俺たちの歩き方なんだ」と胸を張って宣言する。それが1幕のラストを飾るミュージカル・ナンバー「ランベス・ウォーク」へと発展して行くのだが、ここは「これこそミュージカル・コメディ!」と言いたくなる様な、最高にハッピーな瞬間である。
ああ、開幕が待ち遠しい!
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5月4日(木)
「ランベス・ウォーク」に至る、1幕のラストシーンを稽古。
この場面の冒頭には「準備のフーガ」と呼ばれる、ちょっと様式化された短いセクションがあるのだが、「複数のグループの会話が音楽に乗って同時に進行する」と言う凝った構成になっている場面で、段取りを付けるだけで2時間半を費やした。時間にすれば僅か1分半の、どうって言う事のないシーンなのだが、今日の私はこれで燃え尽きた。
その後、玉野さんを中心に「ランベス・ウォーク」のステージング。
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5月3日(水)
まずは「イングリッシュ・ジェントルマン」をさらう。短い場面だが、繰り返し稽古することができたので、かなり良い仕上がりになって来た。
続いて新しい場面、ビルがサリーに会いにパブへ出掛ける場面に手を付ける。ここも短いシーンだが、観客の心をぐっとサリーに近づける大切な場面でもある。観客の感情移入を妨げぬ様にする為に、サリーがセンチメンタルになり過ぎない様に気を遣う。
その後、ビルとサリーのファースト・シーンをおさらい。タップの音が変わって来た、自信のある音になって来た、と玉野さん。芝居の手順もこなれて来たが、2人の日常がもっと見えて来る様になることが課題。
好天、荒天が一日置きにやって来る。今日はまた、稽古など放り出してどこかへ出掛けてしまいたい様な良い天気であった。放り出さなかったけど。
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5月2日(火)
まずはファースト・シーン、ビルの登場から「弁護士におまかせ」、そしてサリーの登場と「ミー&マイガール」までを当たる。そして1幕のハイライト「ランベス・ウォーク」に至るシーンに手を付けるが、ここは複雑に構成された場面で、今日は余りはかどらなかった。
道のりは遠い。
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5月1日(月)
5月になった。暑い1日であった。
前半は先ず「イングリッシュ・ジェントルマン」のおさらい。昨日はステージング中心だったが今日は芝居中心で。井上君は「やらなければならない事が膨大で、まだまだ・・・」などと言っているが、今まで見せた事のない様な面を徐々に発揮し始めている。
後半はジャッキーがビルを誘惑するシーンのおさらい。そして更にタイトル・ナンバーのおさらい。純名さんは井上君を誘惑するのが本当に楽しそう。本人曰く「私の中にそう言う積極的なところがないから・・・」。要素はある、とお見受けしたが。
そして井上君と玲奈ちゃんのタップ。細かい所はまだまだであろうが、ナンバーの流れ、2人の雰囲気はとても良くなってきた。「これが若さというものか・・・」玉野さんがそうぽつりと呟いた。
私も同感である。
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4月30日(日)
昨日は稽古は休み。今日は新しく「イングリッシュ・ジェントルマン」をステージング。
このナンバーも、3年前の初演時には随分と苦労して作った覚えがある。今回は、細かな手直しはあっても基本は前回のものを踏襲できるので、ステージングにも前回ほどは時間が掛からない。3年前は連日21時、22時まで稽古していたのだから、再演のありがたい所である。
「ミーマイブログ」の方ではクリエイティブ・チームの動画も流れ始めた。私のコメントもあるのだが、稽古初期の麗らかな日に収録したものなので、いささか緊張感に欠けている。
できる事ならやり直したいのだが。
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