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2006年4月の記事

『ミー&マイガール』通信

4月28日(金)

 稽古場が変わって、昨日までの元小学校より通うのが不便になった。それはともかく・・・。

 アンサンブルさんたちの衣裳合わせデー。
 5月9日の製作発表イベントに間に合わせる為に、一足早くアンサンブルさんたちの衣裳合わせ。衣裳デザイナーは『ジキルハイド』でもお世話になった小峰リリーさんである。
 『ミー&マイガール』位の規模のミュージカルになると、衣裳の点数も多く、よって衣裳合わせにもなかなか時間が掛かる。今日も稽古はせずに、一日がかりで衣裳合わせであった。
 同時にヘア・デザインの為のデータを取ったりもするので、稽古場はかなりの人数でごった返していた。ヘアメイクのデザイナーは、この後『TDV』でも一緒の宮内宏明さんである。

 上階が『エリザベート』の稽古場で、今日はオケ付きの通し稽古をやっていた。『エリザ・・・』には『ミー&マイガール』組の村井国夫さんと伊藤弘美さんが出演しているし、前回のマリア公爵夫人・初風諄さんなどもいらして、休憩中は両チームが入り乱れて、何だか大騒ぎであった。

 こういうひとときが楽しいのであるが。

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『ミー&マイガール』通信

4月27日(木)

 午前中は日大芸術学部所沢キャンパスで授業。単位登録者が増えて33名になってしまった。

 授業を終えて『ミー&マイガール』の稽古場へ。
 今日は1幕1場を集中的に当たる。今までパーツ、パーツで稽古して来たシーンだが、それらを合体させて、ようやく芝居らしくなって来た。
 今日の初登場は、ヘアフォード邸の執事頭チャールズ役の丸山博一さん。丸山さんは、菊田一夫さんが創設した劇団東宝現代劇の1期生で、『ジキルハイド』ではジキル邸の使用人プールを演じてくださっていた。私にとっては東宝の大先輩である。
 丸山さんをはじめ、年輪を感じる事のできる俳優さんたちのお陰で舞台に厚みというものが生まれる。その厚みが、ファンタジーである筈のミュージカルを豊かで生き生きとしたものにしてくれるのだと思う。

 さて、住み慣れた体育館とも今日でお別れ。明日からは別の稽古場になる。演出部の皆さんは、稽古後大引っ越し大会である。ご苦労様です。

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『ミー&マイガール』通信

4月26日(水)

 稽古前に『レプリーク』誌の取材。インタヴュアーが気心の知れた谷田さんだったので緊張せずに済んだ。が、発売がいつなのか聞きそびれる。

 稽古は、先ずビル&サリーのタイトルナンバーのおさらいを3時間みっちり。その後、1幕冒頭の家族会議の場面をさらう。

 稽古後、東宝ミュージカルアカデミーの教務会。講師の方々と情報交換。

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『ミー&マイガール』通信

4月25日(火)

 午前中は東宝ミュージカルアカデミーの講義。今日も前半はゲーム、後半は東宝で上演されている作品の台本とスコアを使ってのレクチャー。

 午後は『ミー&マイガール』の稽古場へ。

 まずは井上ビルと笹本サリーの登場場面をさらい、その後、タイトルソング「ミー&マイガール」を振り付け。玉野さんとも話したのだが、2人の相性はとても良いと思う。この2人なら、観る者をきっと幸せな気持ちにしてくれるだろう。玉野さんによるタップのステップも、心なしか前回のヴァージョンより難易度が上がっている気がする。
 その後、井上ビルを純名ジャッキーが誘惑するシーンを稽古。女性から一方的に言い寄られる井上君も、言い寄る方の純名さんも、「こんな役やった事無い」と大騒ぎしながらの稽古であった。そしてその延長で「その気になればできるはず」をステージング。
 更にその後、アンサンブルさんも加わって、2幕頭の大タップナンバー「熱いアイツがやってきた」のおさらい。このナンバーはかなりしつこく稽古しているのだが、その甲斐あって随分とスムーズに流れる様になって来た。

 夜、稽古場を後にして日比谷の東宝本社に向かい、『TDV』の美術打ち合わせ。デザイナーの堀尾さんは前回暗礁に乗り上げたプランを全て破棄して、新しいアイデアを持って来てくれた。光明が見えた。

 打ち合わせの後、帰宅時に日生劇場の横を通ったら、なにやら巨大な構造物がトラックに乗せられている所に出くわした。よく見ると『レ・ミゼ』のバリケードであった。
 気が付けば、『レ・ミゼ』も千秋楽なのであった。

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『ミー&マイガール』通信

4月24日(月)

 午前中、上野の黒門会館へ。まだ報告はできないのだが、来年の仕事の打ち合わせ。

 午後は『ミー&マイガール』の稽古場へ。

 今日から登場なのはジェラルド役の本間憲一さん、パーチェスター役の武岡淳一さん、ジャスパー卿役の花房徹さん。書きそびれていたが、バターズビー卿役の阿部裕さんと夫人役の福麻むつ美さんは既に登場済みである。
 で、まずはジャッキーとジェラルドのナンバー「わたしさえ良ければ」をステージング。そのナンバーに続く芝居部分を段取った後、パーチェスターと一族のナンバー「弁護士にお任せ」をステージング。

 かつての小学校の体育館を再利用した今の稽古場は、天井も高く広々としていて大変気持ちが良い。外は当然ながら校庭で、これまた広々としていてリフレッシュにはもってこいである。ここは都内では最良の稽古場のひとつかもしれない。
 真夏や真冬は嫌だけど。

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『ミー&マイガール』通信

4月23日(日)

 アンサンブルさんのヴォーカル稽古、集中デー。

 この1週間の怒濤の様なスケジュールの反動か、何だか大人しくしていたい1日であった。

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『ミー&マイガール』通信

4月22日(土)

 稽古は休み。たまっていた雑事を片付ける。

 「ミーマイブログ」の方は大変充実している。動画による出演者たちのコメントもスタートし、稽古場の活気なども感じ取って頂けるのではないだろうか。
 ところで、5月9日(火)の14時から、品川プリンスホテル内「クラブeX」にて『ミー&マイガール』の製作発表が行われる事になった。
 抽選で120名様をご招待、と言う事なので、観覧をご希望の方は「ミーマイブログ」をご参照ください。私も出ます。

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『ミー&マイガール』通信

4月21日(金)

 東京會舘にて菊田一夫演劇賞の授賞式。

 4月4日の日記にも書いたが、今年の菊田一夫演劇賞の大賞に鹿賀丈史さんが、そして演劇賞にマルシアさんが選ばれた。その授賞式に顔を出す。
 鹿賀さんもスピーチで仰っていたが、受賞対象となった『ジキルハイド』は、決して華やかでもロマンティックでもない。ミュージカルとしては異色な作品で、私自身も良く再演を繰り返す事ができたと思うが、それだけに今回のお2人の受賞は本当に喜ばしい。
 そして、その『ジキルハイド』が来年帰って来る、らしい。鹿賀さん、マルシアさんがスピーチでそう仰っていた。お2人のこの発言は・・・フライング?

 授賞式の後、日本照明家協会賞テレビ部門の最終審査会へ。

 同賞の審査委員を委嘱されて4年経つが、今年もその最終審査の季節となった。旧ブログ『Show Goes On!』の、2005年4月20日の日記に同賞についての記事があるので、興味のある方はご参照願いたいのだが、今年のエントリー作品はどれもが丁寧に作られた秀作であった。私以外の審査員も含め、最優秀の1本を選出するのが誠に苦渋であった。

 その後『ミー&マイガール』の稽古場へ。涼風マリア&井上ビルの2日目。昨日のおさらいと、2幕の「ご先祖様」場面を当たる。

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『ミー&マイガール』通信

4月20日(木)

 日本大学芸術学部演劇学科演出コースの1年生を対象にした『演出実習Ⅱ』の、今年度最初の受業。これから毎週木曜日は6時半起きして所沢に通う。
 私が同じコースに入学した27年前、演出コースは全員で13名だった。昨年、教える立場になって初めて受け持った演出コースは20名。随分と多くなった印象であったが、今年度はそれが更に増えている!
 全員の名前を覚えるのは最早絶望的である。

 さて、午後は都内にとんぼ帰りして『ミー&マイガール』の稽古場へ。
 前半はここの所の定番、タップ・ナンバーのおさらい。後半は、お待たせしました、涼風真世さんの初登場。
 涼風さんは、1987年の『ミー&マイガール』宝塚初演の時、既にジャッキー役で出演されていた。役代わりでビルを演じた事もある。そして前回の東宝版で、女優・涼風真世としてジャッキー役をリ・クリエイトされたのであった。
 今回は役が変わって、前回初風諄さんがなさったマリア公爵夫人である。今日はその涼風マリアと井上ビルが絡むシーンを稽古。

 ビルの登場するシーンは、とにかく細かな手順が多い。今日稽古した場面でも、次から次へとやらなければいけない仕事が現れる。こう言う場面は、回数をこなして体に手順を覚え込ませるしかない。
 がんばれニュー・ジェネレーション!

 稽古後、『エリザベート』の稽古場へ。と言っても『エリザ・・・』に用事ではなく、そこに集まっている『TDV』チームと音楽パートの打ち合わせをする為であった。音楽監督の甲斐さん、歌唱指導の矢部さん、そして前回の音楽打ち合わせに集まった人々等で、もう一度音楽の行き方などを確認。

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『ミー&マイガール』通信

4月19日(水)

 稽古場で稽古前に、東宝の社内誌『宝苑』の取材を受ける。ショー・ビジネスが現代に果たす役割などなど、いい気になって喋る。

 稽古は前半がヴォーカル。今日はまず純名さんのソロ、時間差でそこにアンサンブルさんが加わる。みっちり3時間半、かなり良いハーモニーになって来たと思う。
 後半はタップ・ナンバーのおさらい。その前に、今日稽古場にいるキャスト&スタッフ全員で、改めてひとりひとりの自己紹介。

 稽古が始まって1週間が経つが、今回は新しい顔触れも多く、初対面同士の俳優さんも多い筈である。私たちスタッフは全員のプロフィールを一応は承知しているが、俳優さん同士や、或いは俳優さんから見てスタッフは、どんなキャリアの人なのか、どう呼びかけて良いのかすら分からない事も未だに多いであろう。
 そこで、そんなモヤモヤとしたムードを払拭するために、それぞれ何と呼ばれたいか、代表作は何か、好きな食べ物は・・・などを簡単に発表し合う事にしたのである。

 ちなみに、私の好きなものは純名さんと同じである事が発覚した。私と純名さんは、これからは宿命のライバルである。

 稽古後、作家で演出家の妹尾匡夫(せのおまさお)さんと会う。来年の仕事についてなのだが、この企画、どこでどうなるかはまだ分からない。

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『ミー&マイガール』通信

4月18日(火)

 午前中は東宝ミュージカルアカデミーの授業。前半は集中力とコミュニケーション力を高めるためのゲーム、後半でミュージカル製作の流れを講義。

 授業を終えて、『TDV』のスチール撮りへ。
 『TDV』の宣伝用スチールを今週集中的に撮っているのだが、私は稽古などがあってなかなか参加できない。今日は無理矢理時間を捻出して、市村正親さんの撮影に立ち会った。
 そのキュートにしてすっとぼけたプロフェッサー・アブロンシウスの勇姿は、近々チラシやポスターでご覧いただける筈である。お楽しみに。

 その後、『ミー&マイガール』の稽古場へ。
 今日も午後イチからタップ・ナンバーの振り付けが行われていたのだが、そちらは玉野さんと演出部さんにお任せしておいた。私はその後の、ビルとサリーの稽古から。
 まずは井上君と玲奈ちゃんのデュエット・ナンバーの歌稽古。その後、2人が最初に登場する場面を読み合わせ、そして少し動いてみた。さすがはミュージカルの申し子たち、歌だけ聞いていてもビルとサリーのスウィートな関係が伝わってくる。初日の感触としては悪くない。

 今日は稽古場にNHKのカメラが入っていた。この様子は20日の『スタジオパークからこんにちは』で流れるらしいので、要チェック!

 稽古後は『TDV』の衣裳打ち合わせを、衣裳デザイナーの有村淳さん、ヘアメイク・デザイナーの宮内宏明さん等と。

 今日はよく働いた。

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『ミー&マイガール』通信

4月17日(月)

 玉野さんによる振り付けデー。

 2幕冒頭の大タップナンバー、その前半のおさらいと後半の振り付けを丸一日たっぷりと。途中で川平慈英さんや石丸謙二郎さん、鈴木裕美さん等、『フロッグとトード』チームが顔を出したりして、賑やかな一日であった。
 しかし、こういうナンバーの振り付けには本当に時間が掛かる。が、近道はない。そして、繰り返し練習するしか上達する方法はない。

 稽古後、西村雅彦さん、橋本二十四さん他、『大騒動の小さなな家』をプロデュースした連中と会食。次回作について、あーでもない、こーでもない、と話す。

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『ミー&マイガール』通信

4月16日(日)

 前半はアンサンブルさんのヴォーカル稽古、後半は振付のおさらい。

 ひとつのミュージカル・ナンバーを仕上げるためには地道な準備が必要となる。先ず歌パートの音取りをして、次にその歌をシチュエーションやキャラクターに合わせて歌えるように稽古を重ね、振り付けがなされ、そしてその振りがスムーズに流れる様になるまで何度も何度も繰り返して・・・。

 現在は、まだそのファースト・ステップである。

 相変わらずこの稽古場では色々な人に出会う。今日は松山政路さん、福井貴一さんに会った。

 ところで、20世紀フォックス・ホームエンターテイメントから『足ながおじさん』『何という行き方!』のDVDが出た。どちらも長らく完全な形では見られなかった作品で、と言うより、私はこのDVDで初めてノーカット版を観る事ができた。
 書き出したらキリがないので止しにするが、実に感慨深い。

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『何』通信?

4月15日(土)

 『ミー&マイガール』、稽古休み。

 午後、『風と共に去りぬ』打ち合わせ。

 19時より『TDV』舞台美術打ち合わせ、8時間半。暗礁に乗り上げる。ただいま帰宅。

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『ミー&マイガール』通信

4月14日(金)

 ヴォーカル稽古デー。

 この稽古場は小学校として使われていた当時の面影をほとんど残しており、廊下や校庭を歩いているだけでも何だか楽しくなってくる。他にも様々な団体が稽古やミーティングにここを使用しており、ミュージカル『フロッグとトード』組も現在ここで稽古中であった。
 この組には演出の鈴木裕美さんや振付の広崎うらんさんをはじめ、知った顔が大勢いる。今日は川平慈英さんと久しぶりに再会、旧交を温めた。他にも校内では新旧様々な知り合いと出会い、何だか一石二鳥な感じである。

 さて、『ミー&マイガール』の方は、前半はヴォーカルの個人レッスン。最初に純名さん、そして2番目はサリー役の笹本玲奈さん。
 純名さんが終わった所で笹本さんが現れたのだが、どうやらお2人はこれが初対面であったらしい。役柄の通り、女同士、熱い火花が・・・散る筈もなく、和気あいあいとご挨拶を交わしたのであった。

 夕方からはアンサンブルさんたちのヴォーカル稽古。
 皆でハモる曲の中には音がとても難しいものがふんだんにあり、パート毎に音を取るだけでも随分と時間が掛かかった。パート単独で聞くと覚え難そうな、これが音楽? みたいな音も多いのだが、不思議な事に、これがハーモニーになると実に美しく響くのである。
 歌唱指導は『ジキルハイド』でもお世話になった北川潤さん。毎度の事だが、そもそもが音楽との相性が悪い日本語を、そう感じさせない様に歌わせる手腕はさすが。

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『ミー&マイガール』通信

4月13日(木)

 学校統合で廃校になった元小学校が現在は稽古場として再利用されており、その体育館が『ミー&マイガール』の稽古場となっている。
 『ミー&マイガール』は帝劇の公演なので、本来ならば帝劇の稽古場を使用するのだが、現在帝劇はアスベスト除去作業が行われていて使用できない。なので、しばらくはここで過ごす事になる。

 で、今日はいきなり2幕幕開きの大タップナンバーを振り付け。広い体育館に靴音が賑やかに響き渡った。公式「ミー&マイ」ブログの方に早くも写真がアップされているが、それは今日の振り付け風景である。
 振り付けにはジャッキー役の純名りささんも登場、アンサンブルの皆さんに混じって実に楽しそうにステップを踏んでいた。私は純名さんとは初仕事になるのだが、「とにかくミュージカルが好きでたまらない」と言う気持ちが伝わって来て、観ている私も自然と笑顔になってしまう。

 楽しい稽古場になりそうである。

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教員会議 @ 日大芸術学部演劇学科

4月12日(水)

 日本大学芸術学部演劇学科の講師を務めて3年目になるのだが、毎年新年度がスタートするこの時期に、その教員が一堂に会する教員会議なるものが江古田校舎で開かれる。たまたま今日は稽古がOFFなので顔を出すことができた。

 一堂に会す、と言っても、もちろん忙しい方は大勢いらっしゃるので、全員が揃うという訳にはいかない。が、串田和美さんや斉藤憐さんなどのお姿もお見受けした。

 以下の文章は、ほとんど全ての人に通じない内輪向けである。どうか気にせずに読み飛ばして頂きたい。

 講師の中に、やっちゃんはいるわ、えっちゃんはいるわ、淳ちゃんやいさをや正太さんはいるわで、何だか時間が止まったみたいであった。会議が始まるまでの小一時間はタンバリンで時間をつぶし、お父さんお母さんと、佐野ちゃん、愛ちゃん、工藤ちゃん、ガメラ、三谷君・・・の話に花が咲いたのであった。

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『ミー&マイガール』通信

4月11日(火)

 本日より『ミー&マイガール』の稽古が始まる。が、その前に、午前中は東宝ミュージカルアカデミーの授業。

 『ミー&マイガール』の方はアンサンブルの皆さんのヴォーカル稽古からスタート。が、同時刻に『TDV』の宣伝スチールのためのミーティングが入っていて、私はそちらに参加していた。
 『ミー&マイガール』の方は、その後ジャッキー役の純名りささんとジェラルド役の本間憲一さんのキー調べ。が、『TDV』の打ち合わせが予定より長引いて、結局私は『ミー&マイガール』の稽古場へは顔を出せなかったのでした。

 なんだ、今日も『TDV』通信じゃないか。

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レッスン・スタート! 東宝ミュージカルアカデミー

4月10日(月)

 東宝ミュージカルアカデミーのレッスンがスタートした。

 午前のクラスは前田清実さんによるダンス、午後の1クラス目は小林裕さんの演技、最後が山口琇也さんの歌唱クラス、と言うのが初日のメニューであった。
 私の受け持ちは明日午前の演技クラスなのだが、生徒たちの様子と他の講師陣の取り組み方を見ておきたかったので、講師方の了解を得た上で稽古場にお邪魔した。

 何事も、初日というものには緊張感が付いて回るものだが、それぞれの講師陣の創意工夫がそれを見事に氷解させ、経験の浅い受講生たちから上手にやる気を引き出していたと思う。私もそのようにレッスンを進められればよいのだが、下手をするとこっちの方が緊張してしまいかねない。本質的には、私は一介の裏方でしかないので。
 どんな仕事でも同じだろうと想像するが、何が起きても忘れてはならないものがあるとすれば、それはユーモアであろう。

 ハートは熱く、頭にはユーモアを、である。

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『TDV』通信

4月9日(日)

 『ミー&マイガール』通信が定期化する前に『TDV』通信が続いてしまった。と言うのも、ここのところ連日『・・・ヴァンパイア』の打ち合わせばかりやっているからである。でも『ミー&マイガール』は再演、『・・・ヴァンパイア』は新作なので、これは致し方ない。

 で、今日は舞台美術の打ち合わせ。『・・・ヴァンパイア』の美術デザイナーは堀尾幸男さんである。今日のメンバーは他に照明の服部基さん、振付の上島さん、舞台監督の廣田さん、そして3日連投の演出部・プロデュースチーム・・・と言った顔触れである。
 このページでデザインの詳細を報告できる段階にはまだないのだが、ウィーン版などの舞台美術とはテイストの全く異なる舞台になる。

 ところで、表題にある「TDV」だが、これは『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の原タイトルがドイツ語“anz er ampire”なので、その頭文字を取っているのである。

 以後ご承知置きください。

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『TDV』通信

4月8日(土)

 演出助手の小川さん、演出部の末永君、稽古ピアノの國井さん、プロデューサーの斉藤さん、製作助手の横田さんとで『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のスコアをチェック。

 小川さんと末永君は『エリザベート』、國井さんは『Into the Woods』、私も『ミー&マイガール』を抱えているのだが、贅沢は言っていられない。本当はひとつの作品を準備するために3ヶ月空けられれば良いのだが、それではこの国では生活して行かれない。
 止むなく、それぞれが抱えている現場を終えてから集まれる時間帯に、こうして作業する事になるのである。

 今日のために用意してくれた音素材を聞きながら、台本とスコアを照らし合わせて解読して行くのだが、これがなかなか骨の折れる作業である。我々にライセンスされているスコアが余り整理されていない所為もあるのだが、駆け足でも7時間掛かってしまった。

 ・・・もうヘトヘトです。

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東宝ミュージカルアカデミー 入学式

4月7日(金)

 東宝演劇部が運営する、ミュージカル俳優を目指す人たちのためのスクール「東宝ミュージカルアカデミー」の入学式。

 東宝ミュージカルアカデミーについては、東宝のホームページの「MUSICAL & PLAY」に同名の項目があるので、詳細はそこを参照して頂きたいのだが、1年後、或いは2年後などを目指して、東宝が製作するミュージカルに役付きで出演する事ができる技量を備えたミュージカル俳優を養成しよう、と言う試みなのである。

 今年が初年度で、晴れて1期生となったのは男女併せて35名。来週から週5日、1日3コマの本格的なカリキュラムがスタートする。私も週に1コマ、演技のためのクラスを受け持つ事になっていて、これで今年度は日大芸術学部演劇学科の授業と併せて週に2クラスを持つ事になった。
 果たして私に俳優養成の重責が務まるのか、正直に告白すれば自信は余り無いのだが、ミュージカルの上演が盛んになる一方で、その担い手となる能力を持った俳優の供給は追いついていないのが現状である。

 手をこまねいている訳にはいかないであろう。

 夜は『TDV』の振り付け打ち合わせ。振付の上島雪夫さん、演助の小川美也子さん、演出部の末永君等と東宝演劇部にて。

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『ミー&マイガール』通信

4月6日(木)

 稽古の進め方を確認する為に、吉田プロデューサー、演出補の寺崎君、振付助手の大畑浩恵さん、そして私で、『ダウンタウン・フォーリーズ』本番中の玉野さんを訪ねる。

 ・・・って、つまり『ダウンタウン・フォーリーズ』を観劇した訳だが、いや笑った笑った。その感想は月末に。

 それはそうと、前回『ミー&マイガール』上演時にも、公式ページにはお客様より様々な質問が寄せられ、私もそれに対する回答を寄せたりしていた。
 今回の「ミーマイブログ」も、前回の公式ページ以上に賑やかになってくれると嬉しい。なので、この際ですからご意見、ご質問を「ミーマイブログ」の方へじゃんじゃんお寄せください。

 お待ちしております。

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『ミー&マイガール』通信

4月5日(水)

 『ミー&マイガール』の公式ページに「ミーマイブログ」なるものが誕生した。

 「ビル&サリー日記」だとか「宣伝日誌」だとか「制作・稽古場日誌」などのカテゴリーが並んでいるのだが、今現在、記事は私と担当者が固い握手を交わしている胡散臭い写真のみである。が、それも致し方ないであろう。何しろまだ本格的な稽古が始まっていないのだから。
 上記のカテゴリーに混ざって「山田和也のミー&マイガール通信」と言うものも存在しているのだが、これは、まあ・・・試しにクリックしてみてください。

 ちょっと複雑な気持ちになるかもしれません。

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心機一転。よろしくお願いします。

4月4日(火)

 と言うわけで、気持ちも新たに『Show Goes On!!』を始ようと思う。場所は変わっても中身は今までと一緒である。今まで同様、どうぞよろしくお願いします。

 さて、今年も菊田一夫演劇賞が発表された。

 菊田一夫演劇賞は、かつて日本のショービジネスを、作者として、演出家として、プロデューサーとして、そして経営者として支えた菊田一夫さんの功績をたたえて制定されたもので、毎年菊田さんの命日である4月4日に発表される演劇賞である。
 詳細は東宝の公式ページなどをご参照頂きたいのであるが、今年大賞に選ばれたのは鹿賀丈史さんであった。受賞理由は『ジキルハイド』と『レ・ミゼラブル』での演技と言う事なので、『ジキルハイド』の演出家としては何はともあれ嬉しい。鹿賀さん、おめでとうございます!

 今年の菊田賞ではもう1人、マルシアさん『ジキル&ハイド』で選ばれた。鹿賀さんと併せて嬉しさも2倍。マルシアさん、おめでとうございます!

 で、私事ながら、3年前の第28回菊田賞を私も『ジキルハイド』などの演出で頂いている。つくづく菊田賞に縁のある作品である。

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引っ越しする事に決めました。

今までso-net blogで『Show Goes On!』を続けて来ましたが、so-net blogの障害があまりにも酷いので、こちらに引っ越す事に決めました

今までの記事はそのままso-net blogに置いておきますが、新しい記事はこちらに書いて行きます。

旧ページ『Show Goes On!』にトラックバックしました。今までの足跡をご覧になりたい方はそちらをどうぞ。

ただし、so-net blogに障害が起きていなければ・・・ですが。

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