帰って来た『レベッカ』

1月5日(土)

 初日。

 スタッフの各セクションが昨日のゲネプロの課題を改善するべく作業する中、オーケストラにはリーヴァイさんが直接リクエストを出してくださった。
 今までも十分に魅力的だった『レベッカ』の音楽がリーヴァイさんのひと言によって更に輝きを増すのが、傍で聞いていても手に取るように分かる。リーヴァイさんは魔法使いである。

 午後からキャスト全員が集まってのダメ出し。その後、ミュージカル・ナンバーの幾つかをオーケストラと共に舞台で確認。

 今日の開演時刻は18時。2分ほど押して開幕。「わたし」は平野さん、ダンヴァースは保坂さんであった。場内はありがたいことに満席で、当日券をお求めのお客様が大勢いらしたと聞いた。
 仕上がりとしては、既に20回近くの公演を終えているので、キャストの演技もスタッフ・ワークもこなれて、且つ深まって、とても“いい感じ”になっていると思う。

 カーテン・コールでは平野さん、保坂さん、そして山口さんがご挨拶。僭越ながら私も登壇し、『レベッカ』の生みの親=リーヴァイさんをご紹介する栄誉にあずかる。

 10年前の『レベッカ』通信を見てみたら、初日のブログに「過ごしやすい、穏やかな天気でよかった」とあった。

 今日もそんな1日であった。

 これで『レベッカ通信』あけおめ編はおしまいである。お付き合いくださってありがとうございました。次は『アニー』2019通信。桜の頃にお届けする予定です。

 ミュージカル『レベッカ』は2月5日まで。どうぞお見逃しなく。

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『レベッカ』通信 あけおめ編

1月4日(金)

 午前中は音響チームの調整や各セクションの直し作業など。そしてテクニカル・リハーサルの後、舞台稽古。幾つかのシーン/ナンバーを当たる。更にその後、ゲネプロ。ゲネプロには『レベッカ』の生みの親、シルベスター・リーヴァイさんが駆けつけてくださった。

 舞台稽古に先立って囲み取材も行われた。登場したのは山口祐一郎さんと3人の「わたし」たち。その様子は既に色々な所で記事になっているので、まだご覧になっていない方は要チェック!

 シアタークリエが今回の『レベッカ』の会場の中で最もコンパクトであることは一昨日も記した。舞台から客席を眺めたキャストの皆さんも、口々に「小さいね」と呟いていた。
 それはそうだろうと思う。刈谷や久留米の会場は客席数1500を超えていた。ドラマシティだって900近かったのに、クリエは僅か609席である。緊密な空間で上質なミステリーを楽しんでいただけるはずである。……舞台裏は(あまりに狭いので)大騒ぎであるが。

 さて。

 明日は初日。10年ぶりに、シアタークリエに『レベッカ』が帰ってくる。

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『レベッカ』通信 あけおめ編

1月3日(木)

 朝から照明のフォーカス合わせ。並行して、オーケストラと音響チームのサウンド・チェック。のち、道具調べ/照明合わせ。ちょっと遅くまで。照明デザインの細かい部分をいじる。

 『レベッカ』は、シアタークリエの開場10周年を記念するラインナップの最終作である。劇場のホワイエには、ここで上演された作品のチラシがずらりと掲示されているので、クリエの10年を振り返っていただけると嬉しい。
 そして、プログラムがヴァージョン・アップして、稽古場の写真だったページが舞台写真に置き換わる。しばらくの間は今までのプログラムも併売されるらしいので、お手に取ってごらんください。

 明日は舞台稽古とゲネプロ。その前にテクリハ。もう寝る。おやすみなさいZZzzzz

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『レベッカ』通信 あけおめ編

1月2日(水)

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、『レベッカ』は刈谷~久留米~大阪の旅を好評裏に終え、シアタークリエに帰って来た。今日は朝から終日仕込み作業である。

 シアタークリエは、今回『レベッカ』が上演される劇場の中では最もコンパクトな会場である。客席数もそうであるし、舞台上/舞台袖の広さ(狭さ?)もそうである。
 オーケストラは、シアター1010では舞台後方のスペースに余裕があったので、そこで演奏していた。刈谷から以降はその場所が袖中に移り、クリエでは袖中にスチール・デッキで組まれた2階で演奏することになる。

 今日は大道具の建て込みがほぼ終わり、大道具と照明のタッバを決めた所で作業を終えた。明日は照明のフォーカス合わせからスタート。長い一日になるはずである。

 ありがたいことにチケットの売れ行きが大変好調であるらしい。当日券と当日キャンセル席抽選販売についてのお知らせが公式ページにUPされているので、こちらからどうぞ。

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2019年の予定(山田和也演出作品)

レベッカ
 1月5日~2月5日/シアタークリエ

アニー
 4月27日~5月13日/新国立劇場 中劇場
 8月1日~6日/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
 8月10日/まつもと市民芸術館 主ホール
 8月17日~18日/東京エレクトロンホール宮城
 8月24日/JMSアステールプラザ 大ホール
 8月30日~9月1日/愛知県芸術劇場 大ホール

ダンス オブ ヴァンパイア
 11月/帝国劇場

天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~
 11月~12月/東急シアター・オーブ

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ミュージカル・アカデミー 10期生募集中

 ミュージカル・アカデミーでは2019年4月からの10期生を募集中。募集要項はこちらからどうぞ。

 ミュージカル・アカデミーは、その前身の東宝ミュージカル・アカデミー時代を入れると、既に12年の歴史を持つ。その間に大勢の卒業生が巣立ち、現在ミュージカルの第一線で活躍中である。
 ミュージカル『レベッカ』では池谷祐子さん、福永悠二さん、島田彩さん、田中秀哉さんが卒業生である。

 もちろん、卒業後のひとりひとりの不断の努力こそが活躍の原動力である。が、この世界の入口に辿り着くまでの労力を、ミュージカル・アカデミーは大いに軽減してくれるだろう。

 ミュージカルを本気で目指している皆さんのご応募をお待ちしています。(ミュージカル・アカデミーのTwitterも覗いてみてください。こちらからどうぞ)

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『レベッカ』通信 プレビュー3日目

12月3日(月)

 ミュージカル『レベッカ』プレビュー公演3日目。

 まだ初日を迎えていなかった最後の1人、桜井玲香さんの初日である。
 初の翻訳ミュージカル出演で、しかもその主人公である。それをミュージカル界のベテランたちに混じって演じるのにはどれ程の勇気が必要だっただろう。しかし今日の桜井さんはそんなことは微塵も感じさせず、堂々と舞台に上がった。

 完璧に演じた……とは言わない。ミスもあったし、稽古ではもっと上手くできていた個所もあった。が、それらを帳消しにして余りあるエネルギーと新鮮さが舞台には溢れていた。大塚さんとも平野さんとも違う桜井さんの「わたし」が、舞台には間違いなく存在していた。
 今日の舞台が、これから先に続く桜井さんの舞台歴の忘れ難い1ページになったとしたら、こんなに嬉しいことはない。

 『レベッカ』は明日でシアター1010でのプレビュー公演を終え、ツアー公演に出発する(ツアーの詳細はこちらから)。愛知を皮切りに、年内は福岡と大阪へお邪魔する。
 年が明けるとシアタークリエでの公演が待っている。「シアタークリエ10周年記念ラインナップ」のラストを飾る公演である。

 これで『レベッカ』通信はひとまずおしまいである。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。次は(恐らく)『レベッカ』通信 あけおめ編

 どうぞ良い年をお迎えください(ちょっと早いけど)

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リー君が!

 ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の再演が発表になった。

 オフィシャルページはこちらから。お待ちかねの“リー君”はこちらからどうぞ。

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『レベッカ』通信 プレビュー2日目

12月2日(日)

 ミュージカル『レベッカ』プレビュー公演2日目。

 今日はトリプル・キャストの主人公「わたし」の2人目、平野綾さんと、ダブル・キャストのミセス・ダンヴァースのもう1人、保坂知寿さんの初日である。
 私の“前説”などがあった昨日とは異なり、特別なセレモニーやコメントは無し。今日からは“通常運転”となる。舞台裏も落ち着いてきて、本来の『レベッカ』態勢がようやく整った。

 昨日の「わたし」=大塚千弘さんとミセス・ダンヴァース=涼風真世さんは、8年前のこととは言え『レベッカ』経験者であった。
 今日のお2人は初『レベッカ』である。平野さんも保坂さんも、開演前の表情はいつもと変わらないように感じたが、内心はどうであったろう。

 が、終演してみれば、それぞれの良さが十分に現れた素晴らしい初日であったと思う。昨日休演した吉野さんも無事に復活。後はトリプル・キャストの最後の1人、桜井玲香さんの初日を残すのみとなった。

 明日は桜井「わたし」と涼風ダンヴァース。桜井さんにとって最良の日となりますように。

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『レベッカ』通信 プレビュー初日

12月1日(土)

 シアター1010(せんじゅ)にて、ミュージカル『レベッカ』のプレビュー公演が開幕した。

 “無事に”と記せないことが残念なのであるが、とにかく始まった。吉野圭吾さんが休演となり、初日の今日はアンサンブルの後藤晋彦(くにひこ)さんがジャック・ファベル役を務めたのである。

 極めて短い準備期間であったにもかかわらず見事に務めを果たしてくれた後藤さんと、その実現のためにあらゆる助力を惜しまなかったキャスト&スタッフの皆さんに、この場を借りて敬意を表したい。
 そして今日の公演をあたたかく見守ってくださったお客様にも。感謝してもしきれない。

 ……と言うような“ややイレギュラーな”形の初日ではあったのだが、何とか幕を下ろすところまで漕ぎつけた。今日の「わたし」は大塚千弘さん、ミセス・ダンヴァースは涼風真世さんであった。
 明日は2日目。平野綾さんと保坂知寿さんの初日である。現時点では吉野さんも戻ってくることになっている。

 無事でありますように。

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『レベッカ』通信 初日まであと1日

11月30日(金)

 今日のブログは都合によりお休みです。覗いてくださった皆さん、ごめんなさい。

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『レベッカ』通信 初日まであと2日

11月29日(木)

 舞台稽古2日目。

 朝のお掃除の後、今日の分のテク・リハを開始したところで“ちょっとした”トラブル。大事には至らず、テク・リハは程なく再開された。が、そもそもが「貴重」だった“時間”が、「とても貴重」な“時間”になる。

 舞台稽古は午後イチからスタート。1幕4場より1幕ラストまで、“とても貴重な時間”をやり繰りして、何とか無事に終える。

 舞台稽古後は今日もまた照明合わせの続き。もっと“やり繰り上手”にならなくては!

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赤木春恵さん

 赤木春恵さんの訃報が届いた。

 赤木さんは、お茶の間ではテレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』や『3年B組金八先生』などでお馴染みのはずである。その長く輝かしいキャリアはテレビドラマにとどまらず多岐にわたり、私の生まれる以前より綿々と続いている。

 舞台でも数多くの出演作が残された。橋田寿賀子さん&石井ふく子さんの作品や、森光子さんの舞台の常連でいらした。私は演出部時代に、森光子さんや森繁久彌さんの公演でご一緒した。

 私の東宝での演出デビュー作は、田辺聖子さんの小説を舞台化した『六十の手習い』(1997年、名鉄ホール)である。その座長を引き受けてくださったのが赤木さんだった。
 その後、機会がある毎に「またご一緒したい」とおっしゃっていただいたのだが、それが叶うことはなかった。残念でならない。

 ご冥福をお祈りいたします。

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『レベッカ』通信 初日まであと3日

11月28日(水)

 まず舞台のお掃除。の後、テク・リハの段取り。の後、テク・リハ。を早めに片づけて、照明合わせの続き。の後、サウンド・チェック。と並行して、照明合わせ。

 そしてお祓(はら)い。初日の開演前に行われるのが常だが、今回はこのタイミングで。
 お祓いの後、舞台上と舞台裏のオリエンテーション。の後、舞台稽古に入る。

 今日はプロローグより1幕3場まで。“幕開き”から“モンテカルロ編”の終わりまでをやっつける。
 トリプル・キャストの「わたし」はほとんどの場面に登場しているので、どの場面も3回ずつ稽古することになる。シングル・キャストの作品の舞台稽古と比べるとその分時間はかかるのだが、何回も繰り返すことでスタッフ・ワークがどんどん洗練されて行く、と言う嬉しい副産物も。

 予定のメニューを予定通りに消化して(今日も巻けなかった)、舞台稽古1日目を無事に終了。残りの時間で照明合わせの続き。

 明日は舞台稽古2日目。恐怖に満ちた“マンダレイ編”に突入。

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『レベッカ』通信 初日まであと4日

11月27日(火)

 シアター1010へ。

 午前中は仕込み作業とフォーカス合わせの続き。午後から道具調べ/照明合わせ。

 以前の『レベッカ』通信を読み返してみると、2008年の初演時も2010年の再演時も、劇場入りしてからはかなり過酷な作業だったことがうかがえる。
 今回の『レベッカ』では“シンプルな表現”を目指している。2010年の“大劇場版”は比べるまでもなく、2008年のシアタークリエ版と比較しても、演出は(舞台美術を含めて)極めてシンプルになっている。

 それでも照明合わせにはやはり時間がかかる。が、タイムテーブルにあるメニューをしっかりと消化して、タイムテーブルの時刻通りに1日を終えた(巻けなかった)

 明日から舞台稽古が始まる。その前にオーケストラと音響チームのサウンド・チェック。その前にテクニカル・リハーサル。その前にテク・リハの段取り。その前に舞台のお掃除。

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『レベッカ』通信 初日まであと5日

11月26日(月)

 『レベッカ』が再映画化される、というニュースが流れてきた(こちらこちらなど)。

 残念ながら、これはミュージカル版の映画化ではなく、ダフネ・デュ・モーリアの小説の再映画化である。どんな切り口になるのかなど詳細はまだ分からないが、公開を楽しみに待ちたい。
 待ちきれない方は1940年の映画版『レベッカ』(アルフレッド・ヒッチコック監督/アカデミー作品賞受賞)をどうぞ。

 さて。

 シアター1010に来ている。

 今日、明日は稽古は無い。終日スタッフの作業である。今日は朝から搬入、仕込み。そして音響の調整、照明のフォーカス合わせ、など。

 ある程度作業が進んだところで舞台監督の佐藤さんが「タイムテーブル通りだな」とつぶやいたので、「順調なのだな」と思って聞いていたら、どうやらそうではなかったらしい。
 腹づもりでは「タイムテーブルよりも巻く(早く進める)」決意だったらしいのだが、実際には「巻けなかった」ので、ちょっと残念な気持ちが先のつぶやきになったようだ。

 明日は巻けますように。

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『レベッカ』通信

11月25日(日)

 稽古場最終日。オケ付き通しの3回目。

 今回の『レベッカ』では、3回のピアノ通し、3回のオケ付き通し、合わせて6回の通し稽古を行なった。
 トリプル・キャストの「わたし」たちは2回ずつ、ダブル・キャストのミセス・ダンヴァースたちは3回ずつ、それ以外のキャストは6回の通し稽古を行なったわけである。

 10月22日の立ち稽古初日からひと月余り。この規模の(ほぼ)新作ミュージカルで、しかも主人公がトリプル・キャスト(その上出ずっぱり)と言う状況で“通し稽古6回”は立派な回数である。
 それは偏にキャストとスタッフの“仕事に対するプロフェッショナルな姿勢”のお陰だと思う。この場を借りて敬意を表したい。

 上演時間は、1幕が約1時間20分、2幕が約1時間である。これにカーテン・コールが付き、幕間休憩は20分の予定。なので、全体としては2時間45分前後の上演時間になるだろう。

 明日からはシアター1010が仕事場である。プレビューの初日は12月1日。今度の土曜日である。

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『レベッカ』通信

11月24日(土)

 オケ付き通し、2回目。その前にカーテン・コールを作る(末永君が)

 新生『レベッカ』は、通し稽古を重ねる毎に“安定感”を増している。
 舞台作品で大切なことのひとつは、「“再現性”を備えていなければならない」と言うことである。観劇するたびに“やっていること”が異なっていたり“仕上がり”にばらつきがあったりすることは、舞台の世界ではあまり「いいこと」とはされていない。

 舞台の世界では、同じクォリティの公演を、新鮮さを維持しながら繰り返せることが望ましい。が、それは容易なことではない。
 なので、『レベッカ』が「通し稽古を重ねる毎に安定度を増している」のは、実にいい傾向なのである。

 明日はオケ付き通し、3回目。そして稽古場最終日である。

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『レベッカ』通信

11月23日(金)

 オケ合わせ2日目、昨日の続き。そしてオケ付き通しの1回目。

 シルヴェスター・リーヴァイさんのお嬢さん、アリスさんがオケ付き通しを見に来てくださった。
 通し稽古終了後は直接お話しすることはできなかったのだが、“I love it.”とおっしゃっていたと伺った。私としては、これでまたひと安心。

 事実、一昨日のピアノ通しよりも更に充実した、素晴らしい通し稽古であったと思う。特に2幕後半のドラマの運びが今までになく白熱し、クライマックス感が一層高まった。オケ合わせの間に加えられた様々な修正が大いに効果を上げている。

 明日は2回目のオケ付き通し。カーテン・コールも段取るつもり(末永君がね)

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『レベッカ』通信

11月22日(木)

 オケ合わせ、1日目。

 塩田明弘さんの指揮の下、ミュージカル・ナンバーと主要なアンダースコア(いわゆるBGM)を1曲ずつ、或いは2~3曲繋げて、合わせて行く。

 『レベッカ』の音楽は、クンツェさん&リーヴァイさんの他のミュージカル(『マリー・アントワネット』や『エリザベート』など)と比べると、より“等身大”、と言うか、極めて“演劇的”であるように私は感じる。
 アンダースコアも、まるで映画音楽であるかのように緻密に書かれている。そう言った部分にも気を配りながら、1日目のオケ合わせを終えた。

 明日は今日の続き。その後、オケ付き通し。

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『レベッカ』通信

11月21日(水)

 ピアノ通し、3回目。

 良い感じだった昨日を上回る、最上の通し稽古だったと思う。翻訳・訳詞の竜真知子さんや、衣裳の前田さん、美術の松生さんなど、ギャラリーも賑やかだった。皆さんから好意的な感想を頂けたので、私としてはひと安心である。

 通し終了後、いつものように全体でダメ出し。私からの“ダメ”は日に日に少なくなる。

 稽古後は、リハーサルを終えたオーケストラを迎え入れるために稽古場の模様替え。明日は“オケ合わせ”。

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『レベッカ』通信

11月20日(火)

 ピアノ通し、2回目。

 昨日のダメ出しポイントが改善され、更に良い感じのピアノ通しであった。
 通し後は今日もカンパニー全体でダメ出し。その後、幾つかの場面を“粘って”手直し。

 稽古後は舞台進行/照明打ち合わせ。照明デザイナーの成瀬さん、舞台監督の佐藤さん、演出助手の末永さん、演出部の石川さん(3石川の1人)と。『レベッカ』は難易度高いなあ……。

 それはともかく、「げきぴあ」に稽古場レポートがUPされている。若干“ネタバレ気味”に思えなくもないが……。

 こちらからどうぞ。

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『レベッカ』通信

11月19日(月)

 ピアノ通し、1回目。

 止めずに通すことで見えてくる色々なことがある。“止めずに通す”と言うことは“本番により近い状態”で稽古していることになるわけなので、ここで見えてきたことは“観客にもそのように伝わる”と思った方がいい。
 通してみて“よかったと感じられた点”は、それが定着するように促し、“そう感じられなかった点”には何か手を打たなければいけない。

 稽古後のダメ出しは、その内容をカンパニー全体で共有しておきたいので、その場面の関係者だけに伝えるのではなく、スタッフ&キャスト全員参加で行う。
 定着させたいことも、手を打つべきことも、全体で共有しておけば、スタッフ&キャストのひとりひとりが主体性を持って作品に参加し易くなるはずである。個々が主体性を持って動けるカンパニーは強い。

 オーケストラのリハーサルも別稽古場で始まった。リーヴァイさんから新しいアレンジ/オーケストレーションのスコアが届いている筈である。

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『レベッカ』通信

11月18日(日)

 エピローグを手直し。幾つかのヴァージョンを試してみて、最終的にしっくり来たものを選ぶ。その後、全場面を(“通し”ではないが)当たる。

 今日は「歌入り読み合わせ」以来の“豪華リレー”であった(こちらのブログ参照のこと)。
 全編を“昨日までより長い”幾つかのブロックに区切り、今まで以上に“流れ重視”で、稽古しては調整を加える、を積み重ねた。

 当然のことながら、芝居の精度は確実に上がっている。演出やステージングの問題点も、1歩ずつだが確実にクリアになっている。

 そして明日から、ついに“ピアノ通し”に突入する。オーケストラ・リハーサルもいよいよ始まる。

 稽古場で過ごす“最後の週”である。

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『レベッカ』通信

11月16日(金)

 アンサンブルさんの衣裳&ウィッグ合わせ。あ、4人目の「あやちゃん」が!(衣裳デザイナーの前田文子さん)

 衣裳&ウィッグ合わせの後、“流れ重視おさらい”の3日目。その後、2幕2場「海岸」と2幕5場「廊下」のナンバーを手直し。

 一昨日、昨日、今日の3日間で全場面をひと通りさらった。

 『レベッカ』オフィシャル・ページの“INTRODUCTION”では、『レベッカ』初演のことが「コンパクトかつ濃密な劇空間で繰り広げられたロマンティック・ミステリー」と紹介されている(それはこちら)。
 今現在の『レベッカ』も、まさしくそんな感じである。ただし、今回はその再演ではなく、完全にリニューアルした“新作”であるが。

 明日は稽古OFF。稽古場“最後の”OFFである。

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『レベッカ』通信

11月15日(木)

 コーラス稽古ふたたび。
 前回のコーラス稽古(11月7日)では1幕の楽曲を取り上げたので、今日は2幕を。

 コーラス稽古の後はおさらい。
 昨日と同様に複数の場面を繋げ、流れを重視するスタイルで。

 『レベッカ』の稽古場には3人の「あやちゃん」がいる。平野綾さん、出雲綾さん、島田彩さんである。
 稽古中に誰かが「あやちゃん!」と呼ぶと、呼ばれていない「あやちゃんが」返事したりすることが時々起きるので、ちょっとややこしい。

 1幕14場「化粧部屋」には3人の人物が登場する。「わたし」と、ベアトリスと、「わたし」付きのメイド=クラリスである。
 ベアトリスを演じているのは出雲さんで、クラリスは島田さんである。なので「わたし」を平野さんが演じると、この場面に登場するキャストは全員が「あやちゃん」になる。

 『レベッカ』の稽古場には3人の「石川さん」もいるのだが……。

 その話はまたの機会に。

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『レベッカ』通信

11月14日(水)

 色々な場面のおさらい。来たるべき通し稽古に備えて、“複数の場面を繋げて”“流れを重視する”稽古に移行する。

 今日は密度の濃い、充実した1日であった。今までの“場面毎に”“確認をしながら”稽古していた時には生まれなかった“集中力”、或いは“求心力”が、どの場面からも感じられたからである。
 それには3人の「わたし」の進化が大きく影響していると思う。3人が今までコツコツと積み重ねてきた努力が実を結びつつある、と言うことだろう。

 その影響はカンパニー全体に波及し、至る所で白熱した演技が繰り広げられることとなった。影響は、もちろんマキシムにも及んだ。

 今日のような1日を、明日も、明後日も送りたい。そして、この熱量と求心力を、そのまま劇場に持ち込みたいと思う。

 そうなりますように。

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『レベッカ』通信

11月13日(火)

 終日、衣裳の仮縫い&衣裳合わせ、そしてウィッグの合わせ。

 『レベッカ』の衣裳デザイナーは前田文子さん、ヘアメイク・デザイナーは川端恵理子さんである。前田さんは今回が『レベッカ』初参加で、川端さんは初演からの続投。

 仮縫いは、「デザイン画が描かれ、生地が選ばれ、縫製された衣裳」を、「身に着けた状態で、寸法や仕上がりなどを確認・調整」する作業。衣裳合わせは「できあがっている衣裳」を「身に着けて、寸法や使い勝手などを確認・調整する」作業である。
 衣裳とウィッグを着用すると、いつも通りの見慣れた大塚千弘さん、平野綾さん、桜井玲香さんが、目の前で見る見るうちに「わたし」へと変わっていく。涼風真世さんも保坂知寿さんも、瞬く間にミセス・ダンヴァースである。

 衣裳とウィッグの力は想像以上に大きい。

 衣裳合わせに立ち会って思ったのは、「1幕後半にやってくる“仮装舞踏会”の場面は、思った以上に見どころなのかも知れない」と言うことである。

 衣裳とウィッグの力は計り知れないほど大きい。

 今日の作業は文字通り“朝から夜まで”であった。衣裳チームの皆さん、ヘアメイク・チームの皆さん、そして演出部の皆さん、ありがとうございました。

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『レベッカ』通信

11月12日(月)

 1幕をおさらい。そしてエピローグを作る。

 物語には“始まり”があれば“終わり”がある。プロローグがあればエピローグがあるのである。
 エピローグは、プロローグと同じように桜木さんがステージングをしてくれた。そして、プロローグ同様、“夢のような”シークェンスになった。

 これで全ての場面に手を着けた。ここまで“駆け足”であったことは否めないが、駆け足でもここまで来ておかないと、この先が厳しくなる。稽古場で過ごせるのもあと2週間である。

 ……と言うことは「来週の半ばにはオーケストラが稽古場に入って来る」と言うことで、と言うことは「来週の頭から通し稽古だ」と言うことで、と言うことは「粘れるのは今週末までだ」と言うことなのである。

 粘るのか?

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『アニー』ダンスキッズ・オーディション

11月11日(日)

 丸美屋食品ミュージカルアニー。その2019年の“ダンスキッズ”を選ぶオーディションが昨日と今日とで行われた。

 日本テレビ製作の『アニー』は、初演から既に30年を超える上演史を持っている。私たちの『アニー』はその3ヴァージョン目で、このヴァージョンは2019年で3年目を迎える。
 ダンスキッズは、このヴァージョンになって登場した“ダンスシーンに特化した子供たち”の呼び名である(ダンスキッズについては昨年のブログもご参照いただきたい)。アニー役や孤児役と同様にダブルキャストになっていて(チーム・バケツとチーム・モップ)、チームごとに6人ずつ、合わせて12人のキッズが選ばれることになる。

 まず1次審査の書類審査である程度人数が絞られる。そして実技の2次審査。昨日がその1日目であった。審査をするのは振付の広崎うらんさんと振付助手の小山みゆきさん。私は現在『レベッカ』の稽古中なので、最終日である今日のみの参加であった。

 既にオフィシャル・ページには“ダンスキッズ決定”の第1報がUPされているが(それはこちら)、今年も本当に甲乙つけがたい、大変充実したオーディションであった。
 去年も一昨年もそうだったのだが、子供たち全員から「ダンスが大好き」なことがヒシヒシと伝わってきて、その中から誰かを選ぶことなんて、とてもではないができない。
 ……と言ってもいられないので、「断腸の思いで(うらんさん談)」12人を選ばせていただいた。

 合格した皆さん、本当におめでとう。残念な結果だった皆さん、どうかダンスを辞めないで!

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