ミュージカル『ジキル&ハイド』 製作発表

1月12日(月)

 ミュージカルジキルハイドの製作発表へ。

 『ジキルハイド』は私の演出作品の中で最も長きに渡って、そして最も繰り返し上演されてきた作品である。

 日本初演は2001年11月で、タイトルロールのジキル/ハイドを演じたのは鹿賀丈史さんであった。鹿賀さんの『ジキルハイド』は瞬く間に評判となり、2003年、2005年、2007年と再演を重ねた。
 鹿賀さんを引き継いだのは石丸幹二さんである。石丸さんの初演は2012年3月で、この時から舞台美術、照明やステージングなど演出が一新された。このヴァージョンは2016年、2018年、2023年に再演され、2023年の公演ではジキル/ハイド役が初めてダブルキャストとなった。3人目のジキル/ハイド役は柿澤勇人さんであった。

 その柿澤さんの2度目の登板となるのが今回の公演である。ダブルキャストのジキル/ハイド役には新たに佐藤隆紀さんが加わり、14年ぶりに演出も一新される。3ヴァージョン目の『ジキルハイド』の誕生である。

 今日の製作発表には柿澤さん、佐藤さんのほか、ルーシー役の真彩希帆さんと和希そらさん、エマ役のDream Amiさんと唯月ふうかさん、そして私が登壇した。柿澤さん、真彩さん、Amiさんは続投で、佐藤さん、和希さん、唯月さんは新キャストである。
 時間となって7人がステージに登場し、まずはフォト・セッション。フォト・セッションは製作発表の後半に行なわれることが多いのだが、今日は真彩さんのご都合があって冒頭で。フォト・セッションを終えてすぐに真彩さんからコメントを頂き、ここで真彩さんはご退出。お疲れさまでした。

 その後は残った6人で取材の皆さんと質疑応答。今日はマスコミの皆さんの他に抽選で選ばれたオーディエンスの皆さんも参加してくださっていた。質疑応答の内容などは演劇情報サイトや芸能ニュースサイトなどで取り上げてくださるだろうと思われるので、そちらにお目通しいただければ幸いである。

 製作発表の最後は歌唱披露。柿澤さんと佐藤さんが『ジキルハイド』の代表的なナンバーである「時が来た」を熱唱した。お2人ともすばらしい歌声で、本格的な稽古に入るのが益々楽しみになった。

 ミュージカル『ジキルハイド』は3月15日(日)に東京国際フォーラム ホールCで開幕し、その後は大阪、福岡、愛知、山形へ参ります。

 ご期待ください。

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ミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』 Blu-rayの詳細決定

 ただいま上演中のミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―のBlu-ray(今秋発売の予定)の詳細が決定した。

 こちらからどうぞ。

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丸美屋食品ミュージカル『アニー』2026!

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』2026年公演の詳細が発表された。

 こちら、そしてこちら、更にこちらをどうぞ。

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ミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』 公演中止に伴う払い戻しのお知らせ

 公演中止となったミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』<12月26日13時の回>の払い戻しについてのお知らせが届きました。

 こちらからご覧いただけます。

 該当されるチケットをお持ちの皆さんにはご面倒をおかけいたします。
 心よりお詫び申し上げます。

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『十二国記 ―月の影 影の海―』ツアー開幕!

1月6日(火)

 というわけで博多座に来ている。

 ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―福岡公演が本日開幕、2月1日まで続くツアーが順調にスタートを切った。ダブルキャストの楽俊は牧島輝さんであった。

 芝居と言うものは、劇場が変われば客席での感じ方、受け取り方も変わってくる。東京の日生劇場は客席天井や壁面の造形が独特で、この作品にはぴったりであったと思う。
 博多座の印象は日生劇場とは随分と異なる。が、観やすく、音響の特性もよく考えられている劇場だと思う。客席と舞台の距離もキャパシティの割には遠さを感じにくく……日生劇場とはまた違った観劇体験をしていただけるだろう(2幕後半の舞台美術の納まり具合がしっくりくる……ように私は感じる)。

 博多座での公演は1月11日まで続き、その後17日~20日は大阪/梅田芸術劇場メインホール、28日~2月1日は最終地、愛知/御園座での上演である。

 大千穐楽(おおせんしゅうらく)まで、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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2026年の予定(山田和也演出作品)

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


十二国記 ー月の影 影の海ー
 1月6日~11日 福岡/博多座
 1月17日~20日 大阪/梅田芸術劇場 メインホール
 1月28日~2月1日 愛知/御園座

ジキル&ハイド
 3月15日~29日 東京/東京国際フォーラム ホールC
 4月3日~6日 大阪/梅田芸術劇場 メインホール
 4月11日・12日 福岡/福岡市民ホール 大ホール
 4月18日・19日 愛知/愛知県芸術劇場 大ホール
 4月25日・26日 山形/やまぎん県民ホール

天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~
 3月25日~4月21日 東京/明治座
 5月5日~7日 大阪/梅田芸術劇場 メインホール
 5月15日・16日 長野/サントミューゼ 大ホール
 5月23日・24日 宮城/仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
 5月29日~31日 愛知/愛知県芸術劇場 大ホール

丸美屋食品ミュージカルアニー
 4月~5月 東京/新国立劇場 中劇場

レベッカ
 5月~6月 東京/シアタークリエ
 7月 福岡/博多座
 7月 大阪/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
 7月 愛知/御園座
 8月 東京/シアター1010

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『十二国記 ―月の影 影の海―』東京千穐楽

12月29日(月)

 12月9日に開幕したミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―東京公演が千穐楽を迎えた。

 公演半ばで体調不良により休演者が出たり、12月26日の昼公演が中止となったり……無事にと言うわけには行かなかった。中止となった公演のご観劇を予定されていらした皆さんにはお詫びのしようもない。

 公演の続行に全力を尽くしてくださった関係者の全員には心の底から感謝したい。ショー・ビジネスの世界には古くから“SHOW MUST GO ON”という言い習わしがあるが、それは口で言うほど生易しいことではないはずだからである。
 そして誰よりも歯痒く悔しい思いをしたのは休演となった本人だっただろう。私はそのことを忘れずにいたい。

 この後『十二国記 ―月の影 影の海―』カンパニーは福岡/博多座へ向かう。その後は大阪/梅田芸術劇場メインホール、愛知/御園座へ。大千穐楽を迎えるまで、ここから先はどうかどうか無事でありますように。

 さて。

 今年は帝劇のクロージング・コンサートTHE BEST/New HISTORY COMINGに始まり(あれは今年……だったのか)、石川禅さんのソロ・コンサートライフ・イズ・ミュージカル、40年目を迎えたアニー、6年ぶりのダンス オブ ヴァンパイア、そして新作オリジナル・ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』と、大変充実した1年であった。

 来年も充実した1年となりますように。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

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ミュージカル『レベッカ』続報!

 ミュージカル『レベッカ』の続報が届いた。

 こちらからどうぞ。

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『Annie クリスマス コンサート』2025

12月20日(土)

 毎年恒例のAnnie クリスマ スコンサートへ。今年の会場は昭和女子大学 人見記念講堂である。

 今回も例年通り、今年のアニー2人と去年のアニー2人(合わせて4人)、今年の孤児たちとダンスキッズが登場した。加えて今回はダンスキッズの先輩たちで結成されたスペシャルダンサーズも登場、ステージに花を添えた。大人キャストは藤本隆宏さん(ウォーバックス役でお馴染み)とマルシアさん(ハニガン役を5回)であった。

 上演時間約80分ほどのコンパクトなコンサートであるが、ちゃんとオーケストラの演奏もあって中身は本格的である。構成・演出は小川美也子さん、振付は小山みゆきさん、音楽監督は小澤時史さん、歌唱指導は青木さおりさんで、私は毎年いち観客である。

 コンサートの最後に翌年のアニー2人が紹介されるのも恒例で、2026年のアニー……まだ初々しい下山夏永さん(チームバケツ)と牧田花さん(チームモップ)がステージに上がった。
 思えば今年のアニー2人(丸山果里菜さんと小野希子さん)も去年のアニー2人(岡田悠李さんと絢田祐生さん)も今日のようにクリスマス コンサートで紹介されたのだ。みんな初々しかったなぁ……。

 終演後は楽屋へ。今年のアニーや孤児たちは4か月ちょっとでの再会なのでほとんど印象も変わらない。が、去年のアニー2人は1年ぶりの再会なので……心なしか大人になったように感じた。お久しぶりのマルシアさんは全然変わっていないのに。

 2026年の丸美屋食品ミュージカル『アニー』は4月25日(土)~5月11日(月)の日程で、お馴染みの新国立劇場 中劇場で上演の予定である。

 来年の『アニー』もどうぞよろしくお願いいたします。

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LIVE配信に続いてBlu-ray発売決定! 『十二国記 ―月の影 影の海―』

 東京/日生劇場で上演中のミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―
 アーカイブ付きLIVE配信に続いてBlu-rayの発売が決定した。

 詳細は後日の発表をお待ちいただきたいのだが、特典映像が……あったら嬉しいなあ。

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萩尾望都さんからコメントが 『十二国記 ―月の影 影の海―』

 『ポーの一族』『11人いる』『トーマの心臓』などを著された萩尾望都さんがミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』の初日をご観劇くださり、コメントを寄せてくださった。

 こちらからどうぞ。

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配信決定! ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』


12月12日(金)

 12月12日は十二国記の日。

 世の中が『十二国記』7年ぶりの新刊刊行決定!の報せに沸き立つ中、日生劇場では昼の部、夜の部共にスペシャル・カーテンコールが行われた。どの辺りがスペシャルだったのかと言うと、まずミュージカル本編には登場しない中嶋陽子の新たな衣裳がお披露目された。

 通常のカーテンコールの後、山田章博さんの描く陽子のイラスト(『「十二国記」画集〈第一集〉久遠の庭』の表紙になっている)が舞台の背後に大きく映し出され、そのイラストを立体化した新衣裳を纏った柚香さんが登場、キャスト一同を舞台に呼び込む。そして、昼の部では加藤梨里香さん、太田基裕さん、玉城裕規さん、相葉裕樹さん、柚香さんが、夜の部では加藤さん、原田真絢さん、章平さん、牧島輝さん、柚香さんがご挨拶。
 ご挨拶に続いて「ミュージカル『十二国記 —月の影 影の海—』配信決定!」の発表が。騒然となった場内にキャノン砲が放たれ色鮮やかなメタルテープが舞った。

 話は変わる。

 原作小説を未読の方から「あらすじや人間関係、十二国記特有の用語……など、観劇前の予習は必要ですか?」 と尋ねられることがあるのだが、私は「その必要はない」と思っている。物語の主人公である中嶋陽子も「何の予備知識もなしで十二国へ連れ去られた」からである(個人の感想です)。

 今いる場所がどこなのか分からない。目の前の人が誰なのかもわからない。自分がなぜ疎まれるのか、どこに向かえばいいのかもわからない。が、言葉は通じ、時々こちらの世界のことを教えてくれる人が現れる。が、耳で聞いただけでは字面も浮かばず、言葉の意味もわからない……。

 「知らない」「分からない」状態が陽子を不安にし孤独にもし恐怖を呼び起こす。反対に十二国の世界を少しずつ知って行くことが陽子を安心させ好奇心も少しずつ蘇る。

 私は「劇場でお客様にも陽子と同じ体験をしてもらいたい」と願ってこのミュージカルに取り組んだ。原作の小説が「陽子の一人称で書かれている」ことは『十二国記』では何よりも大切にしなければならないルールだと考えたからである(個人の感想です)。

 物語の終盤になっても陽子は「……私は何ひとつ理解できないままここに連れてこられました。私はただ、死にたくなくて。元の世界に帰りたくて……」と言っている。

 私たちの日常では便利なものや安心がすぐ手の届くところにある。でも時にはそれらを頼らずに……ガイドブックを持たない、添乗員さんに頼らない旅に出てみる必要があるように思う。

 少ない手がかりから全体を想像する。それこそが演劇の醍醐味であろう。『十二国記 ―月の影 影の海―』はそういうミュージカルなのである。

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ダブルキャスト初日 『十二国記』通信

12月10日(水)

 公演2日目。今日から2回公演で、昼の部はダブルキャストの牧島輝さんの初日である。

 牧島さんはとても落ち着いて、実に楽しそうに舞台に登場した。私も客席で安心して観ていたのだが、終演後に話を聞くと本当はとても緊張していたらしい。もしそうだったとしても、とても良い初日だったのではないかと思う。周りのキャストものびのびと演じていたし、客席の緊張感も昨日と比べるとずいぶん和らいだように感じた。

 クリエイティブチームも製作チームも仕上がりには手応えを感じていて、ご覧いただいたお客様の反応も悪くはないようなので私は胸を撫で下ろしている。今だから白状するが、『十二国記 ―月の影 影の海―』は私の演出家人生の中で最も困難に感じた作品であった。

 これで『十二国記』通信はおしまいである。ご愛読いただきありがとうございました。

 ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―東京公演は12月29日(月)まで。その後、福岡/博多座、大阪/梅田芸術劇場メインホール、愛知/御園座に参ります。

 既にチケットの入手が困難になっているようである。ひとりでも多くの皆さんにご覧いただけますように。

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初日 『十二国記』通信

12月9日(火)

 2回目のゲネプロを済ませ、夜はいよいよ初日。たくさんのお客様がご来場くださった。

 定刻になりオーケストラのチューニングが始まると満席の場内は水を打ったように静まり返る。
 暗闇から水滴の音が聞こえ、舞台にひとりの女の子が現れる。やがて……。

 すばらしい初日だった……ように思う。少なくとも私は満足である。
 幕が下りるや否や楽屋廊下で初日の乾杯。お互いの健闘を称え合う。が、日生劇場は22時完全退館なので、感慨に耽る間もなくあっと言う間に散会。

 私がこの企画に参加してからでも3年ほど経っていて、その間にも様々な紆余曲折があったので、こうして無事に初日の幕が下りたことは感無量である。色々な思いも込み上げてくるのだが、明日は早速2回公演。昼は楽俊のダブルキャスト=牧島輝さんの初日である(今日の楽俊は太田基裕さん)。

 気を引き締めて2日目に臨もう……と思う。
 

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『十二国記』通信

12月8日(月)

 4日をかけて舞台稽古も終幕にたどり着いた。4日をかけられる……というのは通常では「余裕のあるスケジュール」と言えるのだが、今回はそうでもない。とにかく処理しなければいけないことが膨大で……。キャストの皆さんや各セクションの獅子奮迅の働きによって何とかメニューを消化した。

 舞台稽古を終えたところでお祓(はら)い。お祓いは通常は舞台で行われることが多いのだが、舞台はスタッフの皆さんが作業中なので今日は客席ロビーにて。公演の安全と成功を祈念する。

 そしてゲネプロ……の前に囲み取材。これは様々な媒体で程なく記事が出るだろう。登壇者は柚香光さん、加藤梨里香さん、そして私(お2人以外の扮装姿を出し惜しむ思惑だろうと思われる)であった。お2人以外のファンの皆さん、ごめんなさい。

 で、ゲネプロ。緊張した。私が緊張する必要は全くないのだが。

 明日はいよいよ初日。日生劇場にて18時開演である。

 その前に……2回目のゲネプロがあるけど。

 

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『十二国記』通信

12月5日(金)

 舞台稽古1日目。

 芝居作り(ストレートプレイでもミュージカルでも)には「劇場に入ってからでないと進められない作業」が少なからずある。照明や音響のデザインがそうであるし、大道具や映像など美術セクションの仕事もそうである。
 今回は劇場入りに先立って本番仕様の大道具を(全部ではないにせよ)仮り組みすることができたので、そこで(一部だとはいえ)大道具や照明、映像、衣裳、造形物……などの確認をさせてもらえたのが奏功している。やっていなければ今ごろ顔面蒼白であっただろう。

 劇場入りした12月1日(月)から昨日まではスタッフだけで作業の日々であった。搬入/仕込みに始まり、道具調べ/照明合わせに移り、オーケストラと音響チームのサウンドチェック……と続き、昨日までに舞台稽古に入るためのあらかたの作業は終えた。が、全てが終わっているわけではないので、この先も舞台稽古の前後に各セクションの作業を消化して行くことになる。

 今日はまずスタッフだけでテクニカル・リハーサル(転換稽古)。『十二国記 —月の影 影の海—』では複雑で大掛かりな舞台転換はやっていないのだが、それでも音楽と照明の変化、大道具の移動スピードと映像のタイミング……など、舞台稽古に入る前に調整を済ませておきたい箇所が幾つもある。なのでまずそれを。
 続いてキャストとオーケストラの皆さんとでミュージカル・ナンバーを何曲かサウンドチェック。そしてその後、舞台監督の都倉さんより舞台表裏の説明を受けていよいよ舞台稽古に突入……。
 今日の稽古メニューを駆け足でこなして1日目を無事に終えた。

 今まで脳内で補完していた舞台の片鱗が遂に姿を現わした。

 ……お楽しみに。

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『十二国記』Weekly

12月1日(月)

 劇場入りしている。日生劇場である。

 帝劇がお休みしている間は日生劇場が日比谷でのホーム――或いはフランチャイズ――のように私は感じる。思い出のたくさん詰まった劇場なのである。今日からは全セクションの力をお借りして、いよいよ総仕上げである。

 稽古場のラスト4日間はオーケストラとキャストとの合わせ、そしてオケ付き通し稽古であった。

 何と言っても『十二国記 ―月の影 影の海―』はオリジナル・ミュージカルの新作である。オーケストラの演奏するミュージカル・ナンバーもその場にいる全員が初めて聞いているのである。“歴史的な瞬間”と言ってもあながち間違いではないだろう。
 オケ合わせの時にいつも感じていることだが、音楽は何と雄弁なのだろう。この物語を“ミュージカル”と言うスタイルで語る意味があることを再認識した4日間でもあった。

 話は変わる。

 主人公が自分の住むのとは異なる世界に飛ばされて帰還を模索する……と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、私の世代では映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年/ロバート・ゼメキス監督)だと思う。テレビの洋画劇場で繰り返し放送されていたり、劇団四季さんがミュージカル版を上演中だったりするのでご覧になった方も少なくないだろう。

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で強く印象に残っているのは、主人公のマーティ・マクフライがタイムスリップして1955年の世界に降り立った瞬間の不安そうな表情である。マーティも『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公=陽子も共に高校生だと言うこともあるだろうが、陽子が異世界で目覚めた瞬間の不安や困惑や恐怖……を想像する手掛かりになったように思う。

 ありがとう、マイケル・J・フォックス!

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『十二国記』Weekly

11月24日(月)

 無事に通し稽古に辿り着いた。感想はいろいろと浮かぶのだが、ここではひとつだけ。

 2回公演は大変だなぁ……。

 昨日~明日の3日間はいつもの稽古場を離れ、本番用のセットを建て込める場所をお借りして大道具や映像、造形物、そして衣裳、ヘア……など、テクニカルを中心に確認作業。このタイミングでこれをやっておけると劇場入りしてからの効率が格段に上がるので本当にありがたい。

 そして我々が不在の稽古場ではオーケストラのリハーサルも始まった。まだピアノでしか聞いたことのない音楽が、オーケストラになるとどのように聞こえてくるのだろう。

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『十二国記』Weekly

11月17日(月)

 1幕に戻り、細部の調整・修正を重ねている。

 順調と言えば順調である。オリジナル・ミュージカルの新作で、初日までまだ3週間あるのにそろそろ通し稽古が視野に入ってくるのだから。
 だがしかし「安産だったか」と問われれば「難産だった」と答えるだろう。「生みの苦しみ」はどの作品にも付き物である。『十二国記 ―月の影 影の海―』にも。

 話は変わる。

 原作の小説月の影 影の海は上下2巻に及ぶ長編である。
 私たちのミュージカル版は舞台作品に相応しい長さに収めるためにエピソードや登場キャラクターを絞り込んでいるのだが、それでも上演時間は(幕間の休憩時間を含めて)恐らく3時間を超える……だろう。

 具体的な数字はもう少しお待ちいただきたいのだが、長めの上演時間をご想定いただいた方が安全かもしれない。終演後のご予定には十分な余裕をお持ちくださいますように。

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今月の「十二国記の日」は……

11月12日(水)

 今月の「十二国記の日」はこちら

 来月の「十二国記の日」は……特別カーテンコール!!(え!? もう初日が開いている!?)

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『十二国記』Weekly

11月10日(月)

 2幕にもひと通り手を着けた。

 と言っても、手を着けただけであって未整理のままの箇所も少なくない。今後はそれをひとつひとつ潰して行くことになる。が、しかし未整理であってもラストシーンまでたどり着いておけば照明、音響、衣裳、演出部……などスタッフの作業は(根拠を持てるので)格段に進め易くなる。
 『十二国記 ―月の影 影の海―』ではリアルなセットで舞台を飾るようなことを避けているので、「舞台をどう使うのか?」は各セクションの準備に大きく影響する。それもあって結構ハイスピードで稽古を進めてきたのである。

 稽古と並行して衣裳合わせや大道具の発注作業なども行われている。衣裳デザイナーは中原幸子さん、装置デザイナーは平山正太郎さんである。
 お2人に加えて『十二国記 ―月の影 影の海―』ではデザイン・ディレクションとして松井るみさんがクレジットされている。松井さんは衣裳、装置、そして映像や造形物などのヴィジュアル面が統一感を失わないように目を配る役目を担っている。

 文字で描かれた原作の世界を、舞台ではどのようにヴィジュアル化するか。試行錯誤が重ねられている。

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ミュージカル『ジキル&ハイド』 チケット情報やキャストスケジュールなど発表!

 ミュージカル『ジキルハイド』の本ビジュアル、チケット情報、そしてキャストスケジュールが発表された。

 公式サイトへはこちらからどうぞ。

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『十二国記』Weekly

11月3日(月)

 立ち稽古は2幕に突入している。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公「中嶋陽子」を演じるのは加藤梨里香さんである。
 高校生である陽子が異世界に連れて行かれると「顔かたちが変化している」……という描写が原作にはあり、なので「十二国」に行った後の陽子(ヨウコ)は柚香光さんにバトンタッチする。が、加藤さんの出番はそこで終わったわけではなく、物語の舞台が「十二国」に移った後も幾度となく登場することになる。

 登場人物(?)のひとり、半獣(はんじゅう)の「楽俊(らくしゅん)」を演じるのは太田基裕さんと牧島輝さんのお2人(ダブルキャストです)。
 9月11日に行われた製作発表では「楽俊を舞台でどのように表現するか」はぼかされていた。だが「ぼかさずにしゃべってしまったほうがいいのではないか」というのが製作発表に際しての事前の申し合わせであった。ぼかしておいてお客様の期待値が上がり過ぎるのもいかがなものか、と言う判断があったからである。

 にもかかわらず製作発表では結果的にしゃべらなかったので……

 期待値、上げ過ぎてませんよね?

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『十二国記』Weekly

10月27日(月)

 1幕にひと通り手を着けた。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の稽古場は試行錯誤の連続である。「舞台の使い方」や「劇中で起こる様々な出来事をどのように表現するか」など、机上では見えないことだらけだからである。

 稽古に入る前に重ねたスタッフ・ミーティングや、劇場をお借りして(日生劇場ではないが)仮仕込みを行っての実験……などである程度方法論は絞り込まれているのだが、それでも稽古場に道具を飾って実際にキャストの皆さんと試してみて分かることが少なくない。なので最適解にたどり着くまで「作ってはやり直す」を繰り返すことになるだろう。

 キャストの皆さんに求められることも多岐に渡る。芝居や歌はもちろん、人では無い“何か”を演じたり、ある“物”を操作したり、そこに無い“物”に反応したり……肉体的に過酷なこともそれなりにあるだろう。

 そして、日々の試行錯誤に対応して必要な物を急遽調達したり、解決策を考えたり……稽古場を支えてくださる演出部の皆さんにも大いに助けられている。演出部を束ねる舞台監督は北條孝さんと戸倉宏一郎さん、稽古場を回してくれる演出助手は末永陽一さんと國武逸郎さんである。

 この数日で1幕をもう少し整理して、その後2幕の立ち稽古に進む……予定。

 順調と言えば順調だが、やらなければいけないことが山のように積み上がっている『十二国記 ―月の影 影の海―』である。

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『十二国記』Weekly

10月20日(月)

 立ち稽古に入っている。台本の冒頭から順番に、1幕の中盤あたりまで手を着けた。

 ミュージカルなのでミュージカル・ナンバーがあり、異世界で魔物(『十二国記』では妖魔と呼ばれる)に襲われたりなどアクション・シーンもあるのだが、立ち稽古ではまず芝居部分に着手して、その後ステージングやアクションに進む……と言う順序でメニューが組まれている。

 私の担当は(当然だが)芝居部分で、ステージング/振付のクリエイトは原田薫さん、アクションは渥美博さんの担当である。
 と言っても3者の分担は厳密に区切られているのではなく、芝居部分でも原田さん、渥美さんが手を貸してくれるし、キャストの皆さんからも、スタッフの皆さんからも少なくないアイデアを頂いている。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』は稽古場の全員の創意工夫で生み出されている。

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決定! 2026年のアニーと孤児たち

10月19日(日)

 丸美屋食品ミュージカルアニー。2026年のアニー役と孤児役が決定した。

 今年も選考は困難を極めた。オーディションに参加してくれた全員がチャーミングで、誰が選ばれても不思議では無いように感じられたからである。可能ならダブルキャストでなく、トリプルキャストでもクワトロキャストでもいい……ような気さえする。

 が、そういうわけにもいかないので、募集要項通りに2組のアニーと孤児たちが選ばれた。公式サイトでも程なく発表になるだろうが、既にネットなどのニュースが速報してくださっているので、ご興味のある方は検索してみてください。

 そして、この場をお借りして、オーディションに参加してくれたみんな、子供たちを支えてくださったご家族、ご指導・ご声援くださった皆さんに心より御礼申し上げます。皆さんのお力で日本の『アニー』は40年以上も上演が続けられているのです。

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『十二国記』の日

10月14日(火)

 毎月12日は『十二国記』の日……なのだが、今月は12日が日曜日、翌13日も祝日だったので、今月の情報は本日解禁。

 こちらからどうぞ。

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『十二国記』Weekly

10月13日(月)

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公は高校1年生の中嶋陽子。物語は彼女のささやかな日常生活から始まる。
 彼女の最近の悩みは髪の毛の色がどんどん赤くなっていること。保守的な価値観を持つ両親や高校の先生などは、そのことを以て陽子が不良化しているのでは……などと心配したりもする。今日も担任の先生に職員室に呼び出されて……。

 稽古はミュージカル製作のセオリー通り、歌稽古からスタートしている。
 私たちの『十二国記 ―月の影 影の海―』はオリジナル・ミュージカルの新作なので、音楽を作ることが芝居を作ることと同時進行……とまではいわないが、現時点で全ての譜面が揃っているわけではない。できあがっている譜面にも立ち稽古を通して調整が加えられて行くだろう。海外ミュージカルの翻訳上演などとはそこが大きく異なっている。

 そして昨日から2つの稽古場を使用できる態勢が整った。広い方の稽古場では近づく立ち稽古に備えて稽古用の大道具が運び込まれた。今日はその道具を利用して、立ち稽古に入る前にスタッフで検証しておきたい幾つかの事柄をチェック。

 ふむふむ。机上では分からなかった色々なことが見えて来たぞ。

 

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2026年のアニ―

10月11日(土)

 今年もこの季節がやって来た。

 ミュージカルアニーの“アニー役”と“孤児役”を選ぶオーディションが開催される季節、である。既に書類・動画での審査は終了し、今日から対面でのオーディションが始まっている。
 今日と明日、そして次の週末……とオーディションは続き、結果発表は10月19日(日)の17時(の予定)である。オーディションに参加してくれるみんなが最高の成果を発揮できますように!

 話は変わる。

 ミュージカル『アニー』のブロードウェイ初演は1977年4月21日に開幕した。劇場はアルヴィン・シアター(現在のニール・サイモン・シアター)である。それに先立つトライアウトはコネチカット州のグッドスピード・オペラハウス(現在はグッドスピード・ミュージカルズという名称で活動している)でその前年に行われた。

 そのグッドスピードが2026年のレパートリーを発表した。『ジーザスクライスト・スーパースター』『クレイジー・フォー・ユー』などと並んでいるのは『アニー』である。2026年はグッドスピードで『アニー』が誕生してから50年という記念すべき年なのである。

 私たち日本の『アニー』も40周年の記念イヤーである。

 観に来てね。

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『十二国記』Weekly

10月6日(月)

 ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―の稽古が始まっている。

 十二国記は小野不由美さんが30年以上に渡って書き続けていらっしゃるファンタジー小説のシリーズである。一般的な「ファンタジー小説」のイメージに収まらない骨太な物語が、架空なのにリアルに描かれた異世界で展開するところが魅力(だと私は思う)で、シリーズ累計の発行部数は1300万冊を超えている人気作品である。

 その『十二国記』シリーズの中から今回ミュージカル化されるのは第1作の『月の影 影の海』である(第1作の前に「エピソード0」と呼ばれる『魔性の子』があって…… ちょっとややこしい)。脚本と作詞は元吉庸泰さん、音楽は深澤恵梨香さんで、「舞台ならでは」の『十二国記』を目指して鋭意創作中、である。

 東京公演の初日は12月9日(火)で会場は日生劇場。東京の後は福岡、大阪、愛知での公演も予定されている。

 では開幕までの2か月、どうぞよろしくお付き合いください。

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