配信決定! ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』


12月12日(金)

 12月12日は十二国記の日。

 世の中が『十二国記』7年ぶりの新刊刊行決定!の報せに沸き立つ中、日生劇場では昼の部、夜の部共にスペシャル・カーテンコールが行われた。どの辺りがスペシャルだったのかと言うと、まずミュージカル本編には登場しない中嶋陽子の新たな衣裳がお披露目された。

 通常のカーテンコールの後、山田章博さんの描く陽子のイラスト(『「十二国記」画集〈第一集〉久遠の庭』の表紙になっている)が舞台の背後に大きく映し出され、そのイラストを立体化した新衣裳を纏った柚香さんが登場、キャスト一同を舞台に呼び込む。そして、昼の部では加藤梨里香さん、太田基裕さん、玉城裕規さん、相葉裕樹さん、柚香さんが、夜の部では加藤さん、原田真絢さん、章平さん、牧島輝さん、柚香さんがご挨拶。
 ご挨拶に続いて「ミュージカル『十二国記 —月の影 影の海—』配信決定!」の発表が。騒然となった場内にキャノン砲が放たれ色鮮やかなメタルテープが舞った。

 話は変わる。

 原作小説を未読の方から「あらすじや人間関係、十二国記特有の用語……など、観劇前の予習は必要ですか?」 と尋ねられることがあるのだが、私は「その必要はない」と思っている。物語の主人公である中嶋陽子も「何の予備知識もなしで十二国へ連れ去られた」からである(個人の感想です)。

 今いる場所がどこなのか分からない。目の前の人が誰なのかもわからない。自分がなぜ疎まれるのか、どこに向かえばいいのかもわからない。が、言葉は通じ、時々こちらの世界のことを教えてくれる人が現れる。が、耳で聞いただけでは字面も浮かばず、言葉の意味もわからない……。

 「知らない」「分からない」状態が陽子を不安にし孤独にもし恐怖を呼び起こす。反対に十二国の世界を少しずつ知って行くことが陽子を安心させ好奇心も少しずつ蘇る。

 私は「劇場でお客様にも陽子と同じ体験をしてもらいたい」と願ってこのミュージカルに取り組んだ。原作の小説が「陽子の一人称で書かれている」ことは『十二国記』では何よりも大切にしなければならないルールだと考えたからである(個人の感想です)。

 物語の終盤になっても陽子は「……私は何ひとつ理解できないままここに連れてこられました。私はただ、死にたくなくて。元の世界に帰りたくて……」と言っている。

 私たちの日常では便利なものや安心がすぐ手の届くところにある。でも時にはそれらに頼らずに……ガイドブックを持たない、添乗員さんに頼らない旅に出てみる必要があるように思う。

 少ない手がかりから全体を想像する。それこそが演劇の醍醐味であろう。『十二国記 ―月の影 影の海―』はそういうミュージカルなのである。

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ダブルキャスト初日 『十二国記』通信

12月10日(水)

 公演2日目。今日から2回公演で、昼の部はダブルキャストの牧島輝さんの初日である。

 牧島さんはとても落ち着いて、実に楽しそうに舞台に登場した。私も客席で安心して観ていたのだが、終演後に話を聞くと本当はとても緊張していたらしい。もしそうだったとしても、とても良い初日だったのではないかと思う。周りのキャストものびのびと演じていたし、客席の緊張感も昨日と比べるとずいぶん和らいだように感じた。

 クリエイティブチームも製作チームも仕上がりには手応えを感じていて、ご覧いただいたお客様の反応も悪くはないようなので私は胸を撫で下ろしている。今だから白状するが、『十二国記 ―月の影 影の海―』は私の演出家人生の中で最も困難に感じた作品であった。

 これで『十二国記』通信はおしまいである。ご愛読いただきありがとうございました。

 ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―東京公演は12月29日(月)まで。その後、福岡/博多座、大阪/梅田芸術劇場メインホール、愛知/御園座に参ります。

 既にチケットの入手が困難になっているようである。ひとりでも多くの皆さんにご覧いただけますように。

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初日 『十二国記』通信

12月9日(火)

 2回目のゲネプロを済ませ、夜はいよいよ初日。たくさんのお客様がご来場くださった。

 定刻になりオーケストラのチューニングが始まると満席の場内は水を打ったように静まり返る。
 暗闇から水滴の音が聞こえ、舞台にひとりの女の子が現れる。やがて……。

 すばらしい初日だった……ように思う。少なくとも私は満足である。
 幕が下りるや否や楽屋廊下で初日の乾杯。お互いの健闘を称え合う。が、日生劇場は22時完全退館なので、感慨に耽る間もなくあっと言う間に散会。

 私がこの企画に参加してからでも3年ほど経っていて、その間にも様々な紆余曲折があったので、こうして無事に初日の幕が下りたことは感無量である。色々な思いも込み上げてくるのだが、明日は早速2回公演。昼は楽俊のダブルキャスト=牧島輝さんの初日である(今日の楽俊は太田基裕さん)。

 気を引き締めて2日目に臨もう……と思う。
 

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『十二国記』通信

12月8日(月)

 4日をかけて舞台稽古も終幕にたどり着いた。4日をかけられる……というのは通常では「余裕のあるスケジュール」と言えるのだが、今回はそうでもない。とにかく処理しなければいけないことが膨大で……。キャストの皆さんや各セクションの獅子奮迅の働きによって何とかメニューを消化した。

 舞台稽古を終えたところでお祓(はら)い。お祓いは通常は舞台で行われることが多いのだが、舞台はスタッフの皆さんが作業中なので今日は客席ロビーにて。公演の安全と成功を祈念する。

 そしてゲネプロ……の前に囲み取材。これは様々な媒体で程なく記事が出るだろう。登壇者は柚香光さん、加藤梨里香さん、そして私(お2人以外の扮装姿を出し惜しむ思惑だろうと思われる)であった。お2人以外のファンの皆さん、ごめんなさい。

 で、ゲネプロ。緊張した。私が緊張する必要は全くないのだが。

 明日はいよいよ初日。日生劇場にて18時開演である。

 その前に……2回目のゲネプロがあるけど。

 

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『十二国記』通信

12月5日(金)

 舞台稽古1日目。

 芝居作り(ストレートプレイでもミュージカルでも)には「劇場に入ってからでないと進められない作業」が少なからずある。照明や音響のデザインがそうであるし、大道具や映像など美術セクションの仕事もそうである。
 今回は劇場入りに先立って本番仕様の大道具を(全部ではないにせよ)仮り組みすることができたので、そこで(一部だとはいえ)大道具や照明、映像、衣裳、造形物……などの確認をさせてもらえたのが奏功している。やっていなければ今ごろ顔面蒼白であっただろう。

 劇場入りした12月1日(月)から昨日まではスタッフだけで作業の日々であった。搬入/仕込みに始まり、道具調べ/照明合わせに移り、オーケストラと音響チームのサウンドチェック……と続き、昨日までに舞台稽古に入るためのあらかたの作業は終えた。が、全てが終わっているわけではないので、この先も舞台稽古の前後に各セクションの作業を消化して行くことになる。

 今日はまずスタッフだけでテクニカル・リハーサル(転換稽古)。『十二国記 —月の影 影の海—』では複雑で大掛かりな舞台転換はやっていないのだが、それでも音楽と照明の変化、大道具の移動スピードと映像のタイミング……など、舞台稽古に入る前に調整を済ませておきたい箇所が幾つもある。なのでまずそれを。
 続いてキャストとオーケストラの皆さんとでミュージカル・ナンバーを何曲かサウンドチェック。そしてその後、舞台監督の都倉さんより舞台表裏の説明を受けていよいよ舞台稽古に突入……。
 今日の稽古メニューを駆け足でこなして1日目を無事に終えた。

 今まで脳内で補完していた舞台の片鱗が遂に姿を現わした。

 ……お楽しみに。

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『十二国記』Weekly

12月1日(月)

 劇場入りしている。日生劇場である。

 帝劇がお休みしている間は日生劇場が日比谷でのホーム――或いはフランチャイズ――のように私は感じる。思い出のたくさん詰まった劇場なのである。今日からは全セクションの力をお借りして、いよいよ総仕上げである。

 稽古場のラスト4日間はオーケストラとキャストとの合わせ、そしてオケ付き通し稽古であった。

 何と言っても『十二国記 ―月の影 影の海―』はオリジナル・ミュージカルの新作である。オーケストラの演奏するミュージカル・ナンバーもその場にいる全員が初めて聞いているのである。“歴史的な瞬間”と言ってもあながち間違いではないだろう。
 オケ合わせの時にいつも感じていることだが、音楽は何と雄弁なのだろう。この物語を“ミュージカル”と言うスタイルで語る意味があることを再認識した4日間でもあった。

 話は変わる。

 主人公が自分の住むのとは異なる世界に飛ばされて帰還を模索する……と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、私の世代では映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年/ロバート・ゼメキス監督)だと思う。テレビの洋画劇場で繰り返し放送されていたり、劇団四季さんがミュージカル版を上演中だったりするのでご覧になった方も少なくないだろう。

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で強く印象に残っているのは、主人公のマーティ・マクフライがタイムスリップして1955年の世界に降り立った瞬間の不安そうな表情である。マーティも『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公=陽子も共に高校生だと言うこともあるだろうが、陽子が異世界で目覚めた瞬間の不安や困惑や恐怖……を想像する手掛かりになったように思う。

 ありがとう、マイケル・J・フォックス!

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『十二国記』Weekly

11月24日(月)

 無事に通し稽古に辿り着いた。感想はいろいろと浮かぶのだが、ここではひとつだけ。

 2回公演は大変だなぁ……。

 昨日~明日の3日間はいつもの稽古場を離れ、本番用のセットを建て込める場所をお借りして大道具や映像、造形物、そして衣裳、ヘア……など、テクニカルを中心に確認作業。このタイミングでこれをやっておけると劇場入りしてからの効率が格段に上がるので本当にありがたい。

 そして我々が不在の稽古場ではオーケストラのリハーサルも始まった。まだピアノでしか聞いたことのない音楽が、オーケストラになるとどのように聞こえてくるのだろう。

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『十二国記』Weekly

11月17日(月)

 1幕に戻り、細部の調整・修正を重ねている。

 順調と言えば順調である。オリジナル・ミュージカルの新作で、初日までまだ3週間あるのにそろそろ通し稽古が視野に入ってくるのだから。
 だがしかし「安産だったか」と問われれば「難産だった」と答えるだろう。「生みの苦しみ」はどの作品にも付き物である。『十二国記 ―月の影 影の海―』にも。

 話は変わる。

 原作の小説月の影 影の海は上下2巻に及ぶ長編である。
 私たちのミュージカル版は舞台作品に相応しい長さに収めるためにエピソードや登場キャラクターを絞り込んでいるのだが、それでも上演時間は(幕間の休憩時間を含めて)恐らく3時間を超える……だろう。

 具体的な数字はもう少しお待ちいただきたいのだが、長めの上演時間をご想定いただいた方が安全かもしれない。終演後のご予定には十分な余裕をお持ちくださいますように。

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今月の「十二国記の日」は……

11月12日(水)

 今月の「十二国記の日」はこちら

 来月の「十二国記の日」は……特別カーテンコール!!(え!? もう初日が開いている!?)

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『十二国記』Weekly

11月10日(月)

 2幕にもひと通り手を着けた。

 と言っても、手を着けただけであって未整理のままの箇所も少なくない。今後はそれをひとつひとつ潰して行くことになる。が、しかし未整理であってもラストシーンまでたどり着いておけば照明、音響、衣裳、演出部……などスタッフの作業は(根拠を持てるので)格段に進め易くなる。
 『十二国記 ―月の影 影の海―』ではリアルなセットで舞台を飾るようなことを避けているので、「舞台をどう使うのか?」は各セクションの準備に大きく影響する。それもあって結構ハイスピードで稽古を進めてきたのである。

 稽古と並行して衣裳合わせや大道具の発注作業なども行われている。衣裳デザイナーは中原幸子さん、装置デザイナーは平山正太郎さんである。
 お2人に加えて『十二国記 ―月の影 影の海―』ではデザイン・ディレクションとして松井るみさんがクレジットされている。松井さんは衣裳、装置、そして映像や造形物などのヴィジュアル面が統一感を失わないように目を配る役目を担っている。

 文字で描かれた原作の世界を、舞台ではどのようにヴィジュアル化するか。試行錯誤が重ねられている。

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ミュージカル『ジキル&ハイド』 チケット情報やキャストスケジュールなど発表!

 ミュージカル『ジキルハイド』の本ビジュアル、チケット情報、そしてキャストスケジュールが発表された。

 公式サイトへはこちらからどうぞ。

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『十二国記』Weekly

11月3日(月)

 立ち稽古は2幕に突入している。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公「中嶋陽子」を演じるのは加藤梨里香さんである。
 高校生である陽子が異世界に連れて行かれると「顔かたちが変化している」……という描写が原作にはあり、なので「十二国」に行った後の陽子(ヨウコ)は柚香光さんにバトンタッチする。が、加藤さんの出番はそこで終わったわけではなく、物語の舞台が「十二国」に移った後も幾度となく登場することになる。

 登場人物(?)のひとり、半獣(はんじゅう)の「楽俊(らくしゅん)」を演じるのは太田基裕さんと牧島輝さんのお2人(ダブルキャストです)。
 9月11日に行われた製作発表では「楽俊を舞台でどのように表現するか」はぼかされていた。だが「ぼかさずにしゃべってしまったほうがいいのではないか」というのが製作発表に際しての事前の申し合わせであった。ぼかしておいてお客様の期待値が上がり過ぎるのもいかがなものか、と言う判断があったからである。

 にもかかわらず製作発表では結果的にしゃべらなかったので……

 期待値、上げ過ぎてませんよね?

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『十二国記』Weekly

10月27日(月)

 1幕にひと通り手を着けた。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の稽古場は試行錯誤の連続である。「舞台の使い方」や「劇中で起こる様々な出来事をどのように表現するか」など、机上では見えないことだらけだからである。

 稽古に入る前に重ねたスタッフ・ミーティングや、劇場をお借りして(日生劇場ではないが)仮仕込みを行っての実験……などである程度方法論は絞り込まれているのだが、それでも稽古場に道具を飾って実際にキャストの皆さんと試してみて分かることが少なくない。なので最適解にたどり着くまで「作ってはやり直す」を繰り返すことになるだろう。

 キャストの皆さんに求められることも多岐に渡る。芝居や歌はもちろん、人では無い“何か”を演じたり、ある“物”を操作したり、そこに無い“物”に反応したり……肉体的に過酷なこともそれなりにあるだろう。

 そして、日々の試行錯誤に対応して必要な物を急遽調達したり、解決策を考えたり……稽古場を支えてくださる演出部の皆さんにも大いに助けられている。演出部を束ねる舞台監督は北條孝さんと戸倉宏一郎さん、稽古場を回してくれる演出助手は末永陽一さんと國武逸郎さんである。

 この数日で1幕をもう少し整理して、その後2幕の立ち稽古に進む……予定。

 順調と言えば順調だが、やらなければいけないことが山のように積み上がっている『十二国記 ―月の影 影の海―』である。

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『十二国記』Weekly

10月20日(月)

 立ち稽古に入っている。台本の冒頭から順番に、1幕の中盤あたりまで手を着けた。

 ミュージカルなのでミュージカル・ナンバーがあり、異世界で魔物(『十二国記』では妖魔と呼ばれる)に襲われたりなどアクション・シーンもあるのだが、立ち稽古ではまず芝居部分に着手して、その後ステージングやアクションに進む……と言う順序でメニューが組まれている。

 私の担当は(当然だが)芝居部分で、ステージング/振付のクリエイトは原田薫さん、アクションは渥美博さんの担当である。
 と言っても3者の分担は厳密に区切られているのではなく、芝居部分でも原田さん、渥美さんが手を貸してくれるし、キャストの皆さんからも、スタッフの皆さんからも少なくないアイデアを頂いている。

 『十二国記 ―月の影 影の海―』は稽古場の全員の創意工夫で生み出されている。

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決定! 2026年のアニーと孤児たち

10月19日(日)

 丸美屋食品ミュージカルアニー。2026年のアニー役と孤児役が決定した。

 今年も選考は困難を極めた。オーディションに参加してくれた全員がチャーミングで、誰が選ばれても不思議では無いように感じられたからである。可能ならダブルキャストでなく、トリプルキャストでもクワトロキャストでもいい……ような気さえする。

 が、そういうわけにもいかないので、募集要項通りに2組のアニーと孤児たちが選ばれた。公式サイトでも程なく発表になるだろうが、既にネットなどのニュースが速報してくださっているので、ご興味のある方は検索してみてください。

 そして、この場をお借りして、オーディションに参加してくれたみんな、子供たちを支えてくださったご家族、ご指導・ご声援くださった皆さんに心より御礼申し上げます。皆さんのお力で日本の『アニー』は40年以上も上演が続けられているのです。

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『十二国記』の日

10月14日(火)

 毎月12日は『十二国記』の日……なのだが、今月は12日が日曜日、翌13日も祝日だったので、今月の情報は本日解禁。

 こちらからどうぞ。

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『十二国記』Weekly

10月13日(月)

 『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公は高校1年生の中嶋陽子。物語は彼女のささやかな日常生活から始まる。
 彼女の最近の悩みは髪の毛の色がどんどん赤くなっていること。保守的な価値観を持つ両親や高校の先生などは、そのことを以て陽子が不良化しているのでは……などと心配したりもする。今日も担任の先生に職員室に呼び出されて……。

 稽古はミュージカル製作のセオリー通り、歌稽古からスタートしている。
 私たちの『十二国記 ―月の影 影の海―』はオリジナル・ミュージカルの新作なので、音楽を作ることが芝居を作ることと同時進行……とまではいわないが、現時点で全ての譜面が揃っているわけではない。できあがっている譜面にも立ち稽古を通して調整が加えられて行くだろう。海外ミュージカルの翻訳上演などとはそこが大きく異なっている。

 そして昨日から2つの稽古場を使用できる態勢が整った。広い方の稽古場では近づく立ち稽古に備えて稽古用の大道具が運び込まれた。今日はその道具を利用して、立ち稽古に入る前にスタッフで検証しておきたい幾つかの事柄をチェック。

 ふむふむ。机上では分からなかった色々なことが見えて来たぞ。

 

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2026年のアニ―

10月11日(土)

 今年もこの季節がやって来た。

 ミュージカルアニーの“アニー役”と“孤児役”を選ぶオーディションが開催される季節、である。既に書類・動画での審査は終了し、今日から対面でのオーディションが始まっている。
 今日と明日、そして次の週末……とオーディションは続き、結果発表は10月19日(日)の17時(の予定)である。オーディションに参加してくれるみんなが最高の成果を発揮できますように!

 話は変わる。

 ミュージカル『アニー』のブロードウェイ初演は1977年4月21日に開幕した。劇場はアルヴィン・シアター(現在のニール・サイモン・シアター)である。それに先立つトライアウトはコネチカット州のグッドスピード・オペラハウス(現在はグッドスピード・ミュージカルズという名称で活動している)でその前年に行われた。

 そのグッドスピードが2026年のレパートリーを発表した。『ジーザスクライスト・スーパースター』『クレイジー・フォー・ユー』などと並んでいるのは『アニー』である。2026年はグッドスピードで『アニー』が誕生してから50年という記念すべき年なのである。

 私たち日本の『アニー』も来年は40周年の記念イヤーである。

 観に来てね。

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『十二国記』Weekly

10月6日(月)

 ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―の稽古が始まっている。

 十二国記は小野不由美さんが30年以上に渡って書き続けていらっしゃるファンタジー小説のシリーズである。一般的な「ファンタジー小説」のイメージに収まらない骨太な物語が、架空なのにリアルに描かれた異世界で展開するところが魅力(だと私は思う)で、シリーズ累計の発行部数は1300万冊を超えている人気作品である。

 その『十二国記』シリーズの中から今回ミュージカル化されるのは第1作の『月の影 影の海』である(第1作の前に「エピソード0」と呼ばれる『魔性の子』があって…… ちょっとややこしい)。脚本と作詞は元吉庸泰さん、音楽は深澤恵梨香さんで、「舞台ならでは」の『十二国記』を目指して鋭意創作中、である。

 東京公演の初日は12月9日(火)で会場は日生劇場。東京の後は福岡、大阪、愛知での公演も予定されている。

 では開幕までの2か月、どうぞよろしくお付き合いください。

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『十二国記』通信 山田章博原画展

10月2日(木)

 姫路へ。小説十二国記シリーズで挿絵を担当されている山田章博さんの原画展が姫路文学館で9月27日(土)から始まっていて、そちらを見学に。

 姫路文学館は建築家・安藤忠雄さんの設計で1991年に開館した。1996年に南館が増築され(これも安藤さんによる)、更に2015年からの1年に及ぶリノベーションを経て今日の姿に至っているのだそうだ。
 安藤さんらしいコンクリート打ち放しの建築で、水に沿って館内に導かれるアプローチも素晴らしい。安藤さんマニアの方なら見逃せない場所のひとつだと思う。

 さて、原画展である。

 山田彰博さんの挿絵の美しさ、精緻さは、『十二国記』シリーズなど、山田さんが挿絵や装丁を手がけられた書籍を手に取ったことのある方には説明の必要もないだろう。画集も数冊刊行されているので、そちらをご覧になった方も少なからずいらっしゃるに違いない。

 今回の特別展ではそれらの原画が一堂に集められ、丁寧なキャプションも付されて並んでいる。本の表紙などで見慣れた装画も当然原画で並べられていて、それらを見るだけでも大いに価値のある展覧会だと思う。いままでとは感じるものも違ってくるだろう。


 会期は12月14日(日)まで。お近くの方、お時間の許す方はぜひ。

 

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』再演決定!

 ミュージカル天使にラブ・ソングを~シスターアクト~の再演が発表された。
 ニュー・キャストもたくさん。そして東京公演の会場は初の明治座です。

 どうぞお楽しみに!

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『十二国記 -月の影 影の海-』製作発表

9月11日(木)

 品川プリンスホテルへ。ミュージカル十二国記 ―月の影 影の海―の製作発表。

 今日は主人公・中嶋陽子役の柚香光さんと加藤梨里香さん、楽俊役の太田基裕さんと牧島輝さん、景麒役の相葉裕樹さん、そして私が登壇した。柚香さんと加藤さんはダブルキャストではなく、ひとりの人物を2人で演じることになる。大田さんと牧島さんはダブルキャストの交互出演である。念のため。

 製作発表は会場正面に飾られたパネルのアンヴェールからスタート。パネルの左半分には山田章博さんによる原作小説上巻のカバーイラストが描かれ、パネルの右半分は布で隠されている。

 柚香さんが加藤さんの「せーの」の掛け声とともに布を外すと、カバーイラストをそのまま再現した(実写化…?)柚香さんの姿が現れた。この柚香さんヴァージョンの陽子の姿は公式サイトでもご覧いただける。そして今後は原作小説の新たなカバーとして流通して行くことになるらしい。


 その後、改めてキャストの皆さんと私が登壇し、意気込みなどを語った後に取材の皆さんとの質疑応答。和気あいあいとしたとても楽しい製作発表であった。
 製作発表の様子は既にネット上のニュースなどで取り上げられているので検索してご覧いただきたい。

 ミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』は12月9日(火)より東京・日生劇場で、2026年1月には福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、愛知・御園座で上演されます。

 ご期待ください。

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『アニー』2025通信 大千穐楽!

8月31日(木)

 2025年の丸美屋食品ミュージカルアニーが愛知県芸術劇場大ホールで全行程を終えた。

 今日の名古屋は最高気温が40度に達した。テレビのニュースや天気予報も「命にかかわる暑さです」を連呼していた。ご来場くださった皆さんのご無事を祈らずにはいられない。

 それはともかく。

 大千穐楽の今日、まず11時の回でチーム・モップのアニー=小野希子さんとモリー=戸川稀琴さん(とサンデイ役の家康)がひと足早く『アニー』を卒業。そして15時30分の回でチーム・バケツのアニー=丸山果里菜さんとモリー=大草愛咲さん(とサンディ役のまつり。おこげはもうひと足早く卒業していたのだった)をはじめ全キャストが2025年の『アニー』を卒業した。

 それぞれのカーテンコールではいつものように藤本隆宏さんがご挨拶。藤本さんのご指名で、それぞれのアニーも込み上げる思いを(涙をこらえて)言葉にした。
 アニー役と孤児役の募集は昨年も今頃には始まっていた。それからの1年間、楽しいこともたくさんあっただろうし、悔しいことも少なくなかっただろう。その全てがひとりひとりの財産となるはずである。応援してくださったご家族やご指導くださった皆さんにも心より御礼申し上げます。

 これで『アニー』2025通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。

 そして2026年のアニー役と孤児役の募集が始まった。
 オーディションでお会いしましょう!

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2026年のアニー!

 丸美屋食品ミュージカルアニー。早くも来年のアニーたち・孤児たちのオーディション開催が告知されている。

 詳細はこちらからどうぞ。

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『十二国記 -月の影 影の海-』公式サイトに…

 ミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』英語版の公式サイトがオープン!

 え!?

 なんで???

 どういうこと?????

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『アニー』2025通信 金沢開幕!

8月24日(日)

 金沢公演が開幕し2回の公演を無事に終えた。金沢は今日1日限りの公演であった。

 会場の本多の森 北電ホールは1700名ものキャパシティがありながらワンフロア、ワンスロープ(2階席が無い)という作りで、なので客席空間は縦にも横にもかなり広い。次の会場である愛知県芸術劇場の客席も巨大な空間なのだが、5階席まである愛知とこことでは印象も結構異なる。ここの最後列からの眺めは中々壮観である(TDVをここで観てみたい)。

 それにしても金沢も暑さといったら。最高気温は35度に達し、街中なども意外と日陰が少ない。ならばと早朝の兼六園に出かけてみたりもしたのだが、まあ……幾分かはまし、といった塩梅であった。

 さて。

 次はいよいよ最終地、名古屋である。名古屋公演は8月29日(金)~31日(日)の3日間である。

 今年は台風は大丈夫……かな?

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『アニー』2025通信 金沢へ!

8月23日(土)

 金沢に来ている。

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』恒例の夏のツアー、3カ所目の会場は本多の森 北電ホールである。
 本多の森 北電ホールは、かつては石川厚生年金会館と呼ばれていた。1977年に竣工し、設計は黒川紀章さんである。

 ある年齢から上の人には“厚生年金会館”は懐かしい思い出と共に蘇る言葉だろう。厚生年金会館は全国各地に所在していた大型ホールで(レストランやホテル、宴会場などが併設されている所も多かった)、内外ミュージシャンのコンサートや来日ミュージカルなどの会場としてお馴染みの存在であった。
 が、保険料の使い道についての議論が起こり、各地の会館は売却され、取り壊されたり別の名称で存続することとなった。石川厚生年金会館は後者である。

 金沢から2025年の大千穐楽となる愛知まで、チーム・バケツの子供たちが再登板。チーム・モップのみんなは先日の大阪公演千穐楽をもって卒業となった(アニーとモリーがダブルキャストの交互出演であることは今まで通り)。
 今日もいつもの通り、いくつかの場面を場当たり、確認。あとは明日、お客様をお迎えするばかりである。

 明日は11時と15時30分の2回公演。金沢も暑かった……です。

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『アニー』2025通信 大阪開幕! が……

8月15日(金)

 大阪公演の初日が開幕した。

 が、11時開演の回の公演途中で緞帳を閉める……という事件が起きた。
 不幸中の幸いで、50分近い中断の後に公演は再開され最後まで上演することはできたのだが、楽しみにご来場くださったのにお待たせしてしまった皆さん、そして終演後にご予定のあった皆さんには心よりお詫び申し上げます。

 何が起きたのかというと、舞台上の天井付近から本番中の舞台にポタリポタリと水が(雨漏りのように?)落ちてきたのだという。
 舞台には照明や音響などの電気設備があり、そこに水が掛かれば“漏電”のような事態も起こりうる。再開までに時間を要したのは水漏れへの対処に加えて、そこの部分の確認に時間を取られたこともあったようだ。

 長時間の中断にもかかわらず、ドラマシティのお客様はたくさんの声援を送ってくださった。関係者のひとりとして胸が熱くなるのを禁じ得なかった。

 11時の回の終演時刻が大幅に押した関係で15時30分の回までの準備時間も必然的に短くなり、スタッフの皆さんは休憩や食事の時間を惜しんで開演前の準備に取り組んでくださった。おかげで2回目の公演は通常通りに開演し、何事も無かったように終演することができた。

 舞台にはトラブルはつきものである。が、できることならトラブルは無い方が嬉しい。

 この先も大きなトラブルがありませんように。

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『アニー』2025通信 大阪へ!

8月14日(木)

 大阪に来ている。

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』恒例の夏のツアー、2カ所目の会場は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティである。梅田芸術劇場には2つの劇場があり、ひとつが(先月『ダンス オブ ヴァンパイア』をやっていた)上階の“メインホール”で、もうひとつが地下の“ドラマシティ”である。

 余談であるが、メインホールでは8月17日(日)にミュージカル『ピーター・パン』が公演される。
 『ピーター・パン』は日本では『アニー』と並んで長年に渡って上演され続けてきたミュージカルである。そして今年ピーター・パンを演じている山崎玲奈さんは2019年のアニーであった。この2作品が上と下の劇場で同時に上演されるなんて……素晴らしい!

 それはともかく、大阪から子供たちはチーム・モップにバトンタッチ。アニーと(最年少孤児の)モリーは今まで同様にダブルキャストである。今日は限られた時間でいくつかの場面を場当たり、確認。開幕の準備を整えた。

 明日は大阪公演の初日。大阪では開演時刻は11時と15時30分である。千穐楽は8月20日(水)。

 シアター・ドラマシティでお待ちしています!

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ミュージカル『十二国記 ―月の影 影の海―』 新ヴィジュアル公開!

 今月の“『十二国記』の日”はこれ

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